アメリカの履歴書に写真を貼らない理由は?
日本の履歴書には写真や生年月日の欄が当たり前にありますが、アメリカの履歴書(résumé)には、そもそも写真を貼る欄がありません。雇用主は応募者に写真を求めるべきではない、とEEOC(雇用機会均等委員会)が述べているためです。
In Japan
日本の履歴書には、証明写真を貼る欄や生年月日を書く欄が当たり前のようにあります。就職活動をする人は、写真館で証明写真を撮るところから準備を始めることも珍しくありません。
In English
ところがアメリカの履歴書(résumé)には、そもそも写真を貼る欄がありません。求めないのは、企業の側です。アメリカの雇用機会均等委員会(EEOC)は「雇用主は応募者に写真を求めるべきではない。身元確認のために必要なら、内定を出して本人が承諾したあとに受け取ればよい」としています(EEOC|Prohibited Employment Policies/Practices)。写真には、人種も性別もおおよその年齢も写ります。EEOCは、応募者の人種・性別・出身・年齢・宗教・障害の有無が分かるような質問は避けるべきだとしています。求めれば、差別するつもりだった証拠として使われることがあるからです。
年齢を聞くのは違法ではないが、企業はまず聞かない
年齢や生年月日を尋ねること自体は、ADEA(雇用における年齢差別禁止法)違反ではないとEEOCは述べています。ADEAは、40歳以上の人への差別を禁じる法律です。ただし、そうした質問は年配の応募者を遠ざけるので、何のために聞いたのかを厳しく見られます(EEOC|Facts About Age Discrimination)。そのため、応募フォームに生年月日の欄を置く企業は、その必要があることを説明できなければなりません。
写真も年齢も無いので、採用担当者は実績だけを見る
写真や年齢の欄が無いぶん、アメリカの履歴書は「これまで何を成し遂げたか」を並べるためにあります。日本の履歴書のように決まった書式が1つあるわけではなく、応募する仕事に合わせて自分で組み立てます。
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この話で手に入る英語
In the U.S., résumés usually don't include a photo or your age. The EEOC says employers should not ask applicants for a photo before making a job offer.
和訳 アメリカの履歴書には、ふつう写真も年齢も書きません。EEOC(雇用機会均等委員会)は、内定を出す前に応募者へ写真を求めるべきではないとしています。
留学先やインターンの応募書類を英語で作るときに思い出してください。証明写真は、そもそも要りません。
Should I attach a photo to my résumé?
No, U.S. résumés usually don't include one.
Employers focus on your skills and experience instead.
- ① 履歴書に写真を貼ったほうがいいですか?
- ② いいえ、アメリカの履歴書にはふつう写真をつけません。
- ③ 採用担当者は、代わりにスキルと経験を見ます。
出典: EEOC|Prohibited Employment Policies/Practices / EEOC|Age Discrimination / EEOC|Facts About Age Discrimination
1問だけ
アメリカのEEOC(雇用機会均等委員会)は、応募者の写真についてどう述べていますか?
よくある質問
アメリカの履歴書には、なぜ写真を貼らないのですか?
写真から人種・性別・年齢などが分かってしまい、差別するつもりだった証拠として使われることがあるためです。アメリカの雇用機会均等委員会(EEOC)は、雇用主は応募者に写真を求めるべきではないとしています。
アメリカの履歴書に、年齢や生年月日を書く欄はありますか?
ふつうはありません。年齢を尋ねること自体はADEA違反ではないとEEOCは述べていますが、そうした質問は年配の応募者を遠ざけるため、何のために聞いたのかを厳しく見られます。