ドイツでは、乾杯で目を見ないと不運になるといわれます
ドイツでは、グラスを合わせるとき、相手の目を見るのが大切な作法です。見ないと7年間ついていない、という言い伝えもあります。始まりは分かっていません。毒を盛られないための習慣だったという説が、いちばんもっともらしいとされています。
In Japan
日本では、乾杯のときにグラスを合わせます。そのとき、グラスのどこを見るか、相手のどこを見るかは、ふだんあまり意識しません。
In English
ドイツでは、グラスを合わせるとき、相手の目を見るのが大切な作法です。目を見ないのは、大きな失礼とされます。見ないと不運になる、という言い伝えもあります。
目を見ないと、7年間ついていないといわれます
ドイツの英語ニュースサイト The Local は、こう書いています。乾杯のとき、目を見ることは欠かせない作法です。目を見ないのは、大きな失礼にあたります(The Local|2019年4月24日)。
言い伝えでは、目を見ないと7年間ついていないとされます。VinePair は、「7年間の不運、あるいはもっとひどいことになる」という言い伝えを紹介しています。この言い伝えは、ドイツ、オーストリア、フランス、スペインで特に強いそうです(VinePair)。
始まりは、毒を盛られない工夫だったという説があります
いちばんもっともらしいとされる説は、毒の用心です。The Local は、これを「いちばんもっともらしい説明」と書いています。強くグラスを合わせると、お酒がとびちって、相手のグラスに入ります。毒を盛った人は、自分も飲むことになります(The Local)。
目を見る理由も、この説で説明されます。乾杯の瞬間に目を見れば、「グラスを見る必要はない」と伝わります。どちらの飲み物にも毒は入っていない、という信頼のしるしになります(同じページ)。
VinePair も、中世のヨーロッパでは宴会で毒殺をたくらむことが珍しくなかったと書き、同じ説を紹介しています(VinePair)。
ただし、証拠は多くありません。The Local 自身が「歴史的な証拠は、あまりない」と認めています。「目を見ないと不運」という言い伝えがいつ根づいたかも、VinePair は「はっきりしない」としています(前掲・VinePair)。
ほかに、王が杯を上げるときに鳴らしたファンファーレをまねた、という説もあります。ただし、この説は目を見る理由までは説明できません(前掲・The Local)。
この話で手に入る英語
Look me in the eye when we clink glasses.
和訳 グラスを合わせるときは、私の目を見てね。
乾杯のとき、目を見てほしいと頼む言い方です。look someone in the eye は「相手の目を見る」という意味です。
Cheers! Don't forget to look everyone in the eye.
In Germany, it's polite to make eye contact when you toast.
Let's make a toast to the weekend.
- ① 乾杯! みんなの目を見るのを忘れないでね。
- ② ドイツでは、乾杯のとき目を合わせるのが礼儀だよ。
- ③ 週末に乾杯しよう。
出典: The Local|Prost! Why do Germans make eye contact when they clink glasses?(2019年4月24日) / VinePair|Why Is Everyone Trying to Make Eye Contact During Toasts?
1問だけ
この記事によると、乾杯で目を見る習慣の始まりについて、いちばんもっともらしいとされる説はどれですか?
よくある質問
ドイツでは、乾杯のとき目を見ないとどうなると言われますか?
7年間ついていない、という言い伝えがあります。ドイツでは、目を見ないのは大きな失礼にあたるとされます。
乾杯で目を見る習慣は、どうして始まったのですか?
はっきり分かっていません。毒を盛られないための工夫だったという説が、いちばんもっともらしいとされますが、歴史的な証拠は多くありません。