RSVPの意味は?英語の招待状の末尾は、フランス語です
英語のパーティーの招待状に、RSVP と書いてあります。これは英語ではなく、フランス語の répondez s'il vous plaît(お返事をください)の頭文字です。英語の本に出る例は、1825年のロンドンにさかのぼります。
In Japan
日本の招待状や案内には、「ご出欠のお返事をお願いします」のように、日本語で書きます。
In English
英語の招待状の下には、RSVP と書いてあります。英語のつもりで読むと、意味がとれません。これはフランス語で、répondez s'il vous plaît(お返事をください)の頭文字です。
RSVPは、フランス語の頭文字です。なぜ英語の招待状に?
RSVP は、répondez s'il vous plaît の頭文字です。直訳すると「よろしければ、お返事ください」で、「返事をください」という意味です(Word Histories|origin of R.S.V.P.)。
英語の本に載っている古い例として、Word Histories は1825年にロンドンで出た本 Domestic Duties の文を紹介しています。パーティーの招待状の見本で、文の最後に R. S. V. P. と書かれています(同じページ)。
さらに、1816年の Nougaret という人の記述も紹介されています。「ロンドンの身分の高い人たちは、招待状の下に R. S. V. P. の4文字を書き加える習わしがある」という内容です(同じページ)。
Word Histories は、なぜフランス語だったのかまでは説明していません。
MIT の留学生向けページは、フランス語が長いあいだ「文化の言葉」とされてきた、と書いています。英語は、どちらかといえば経済の言葉だった、という言い方です(MIT ISO|RSVP and the etiquette of responding to invitations)。上品に見せたい招待状に、フランス語を添えたのだと考えられます。ただし、これは説明のひとつです。理由を1つに決めた記録は、今回の出典には出ていません。
おもしろいことに、同じページは、いまのフランスでは RSVP ではなく prière de répondre と書くようだ、とも伝えています。
「行けないときだけ返事」は、RSVPではありません
Mental Floss は、RSVP は本来「行く・行かない、どちらの返事も求める」言葉だと説明しています。断る返事は失礼ではなく、むしろ逆です。困るのは、返事が来ないことだそうです(Mental Floss|What Does RSVP Stand For?)。
一方で、行けないときだけ知らせてください、という招待もあります。MIT のページは、これを「regrets only」と呼んで紹介しています。招待状にこの言葉があれば、行くときは返事がいりません(前掲・MIT ISO)。
この話で手に入る英語
Please RSVP by Friday.
和訳 金曜日までに、出欠の返事をください。
RSVP は、動詞としても使えます。MIT のページも、Please RSVP という使い方を紹介しています。
Did you RSVP for the party?
I can't come, but I'll RSVP no.
The invitation says "regrets only."
- ① パーティーの出欠の返事はした?
- ② 行けないけど、行けませんと返事はしておくよ。
- ③ 招待状には「行けない人だけ連絡を」と書いてあるよ。
出典: Word Histories|origin of R.S.V.P. / MIT ISO|RSVP and the etiquette of responding to invitations / Mental Floss|What Does RSVP Stand For?
1問だけ
RSVP は、何語の頭文字ですか?
よくある質問
RSVPは、どういう意味ですか?
フランス語の répondez s'il vous plaît の頭文字で、「お返事をください」という意味です。招待状の最後に書かれます。
RSVPは、行けないときも返事をするのですか?
Mental Floss は、RSVP は行く・行かないのどちらでも返事を求める言葉だと説明しています。ただし「regrets only」と書かれた招待では、行けないときだけ連絡します。