日焼けがおしゃれになった由来は?100年ほど前までは、外で働く人の印でした
欧米でも、100年ほど前までは、日焼けした肌は外で働く人の印でした。1920年代に、それがひっくり返ります。ココ・シャネルが始めたという話は有名ですが、伝説だと書く歴史家もいます。
In Japan
日本では、夏に日傘をさしたり、日焼け止めを塗ったりして、日差しを避ける人がいます。「色白」を、ほめ言葉として使う人もいます。
In English
アメリカや西ヨーロッパでも、1920年代より前は、日焼けした肌は外で働く人の印とされていました。上流の人たちは、日傘や長袖、帽子で日差しを避けていました。ところが1920年代に入ると、日焼けした肌のほうが理想とされるようになります(Wikipedia|Sun tanning)。
シャネルが始めた、という話は伝説だと書く歴史家がいます
よく語られるのは、1923年の話です。ファッションデザイナーのココ・シャネルが、ウェストミンスター公爵と船旅をしていて、うっかり日焼けした。それを、おしゃれに変えてしまった、というものです。
歴史家のアマンダ・フォアマンさんは、これを「伝説」として紹介しています。ウォール・ストリート・ジャーナルの歴史コラムです。同じ1923年、アメリカ人夫婦のジェラルドとセーラ・マーフィーが、フランスの南の海岸に住み始めました。フォアマンさんは、この夫婦にも「始めた人」と呼ばれる資格が同じくらいある、と書いています(Amanda Foreman|WSJ Historically Speaking)。
流れはもっと前からありました。同じコラムによると、19世紀の後半には、医者が「光線療法」をすすめ始めていました。日光を当てて、結核やくる病などを治そうとしたのです。第一次世界大戦のあとは、使用人のいる家が減り、服が短く、軽く、簡単になっていきました。
日本語の「日焼け」は、英語では2つに分かれます
日本語では、こんがり茶色くなるのも、赤くなってヒリヒリするのも、どちらも「日焼け」です。英語では、この2つを分けて言います。
suntan(tan)は、日光で肌が茶色くなることです(Merriam-Webster|suntan)。sunburn は、紫外線を浴びすぎて、肌が炎症を起こすことです(Merriam-Webster|sunburn)。
こんがり茶色なら tan、赤くてヒリヒリするなら sunburnと覚えておけば迷いません。
この話の動画
この話で手に入る英語
I got a tan.
和訳 日焼けしたよ(こんがり焼けた)。
肌が茶色く焼けたときの言い方です。赤くなってヒリヒリするときは、I got sunburned. と言います。
I got a tan at the beach.
I got sunburned, and my back really hurts.
Don't forget your sunscreen.
- ① 海で、こんがり日焼けしたよ。
- ② 日焼けして、背中がすごく痛い。
- ③ 日焼け止めを忘れないでね。
出典: Wikipedia|Sun tanning / Amanda Foreman|WSJ Historically Speaking: A Risky Skin Game: Tans, Fashion and Cancer / Merriam-Webster|sunburn
1問だけ
この記事によると、1920年代より前のアメリカや西ヨーロッパで、日焼けした肌は何の印とされていましたか?
よくある質問
日焼けがおしゃれになったのは、いつからですか?
アメリカや西ヨーロッパでは、1920年代に日焼けした肌が理想とされるようになりました。それより前は、外で働く人の印とされていました。
英語の tan と sunburn は、どう違いますか?
tan(suntan)は、日光で肌が茶色くなることです。sunburn は、紫外線を浴びすぎて肌が炎症を起こすことです。