新年の抱負の由来は?4000年前は神様に「借金を返す」と誓いました
英語圏の年明けに欠かせない New Year's resolution(新年の抱負)。その始まりは、約4000年前のバビロニアで神様に「借金を返します」と約束したことだと言われています。しかも200年以上前には、もう新聞でからかわれていました。
In Japan
日本のお正月は、初詣で神様に「今年もよろしくお願いします」と願い事をするのが定番です。お願いをするのは人間で、かなえてくれるのは神様、という形です。
In English
英語圏では、年末年始に What's your New Year's resolution?(新年の抱負は何?)と聞かれることがあります。resolution は「決意」。お願いではなく、自分がやると決めたことを言います。そしてその始まりは、神様への「お願い」ではなく「約束」でした。
4000年前の抱負は「借りた物を返します」
新年の抱負を最初にしたのは、約4000年前の古代バビロニアの人たちだと言われています。彼らの1年は1月ではなく、作物を植える3月の半ばに始まりました。12日間続くアキツという祭りで、人々は神々に「借金を返します」「借りた物を返します」と約束しました。守れば神々に目をかけてもらえ、破れば見放される、と考えられていました(HISTORY|The History of New Year's Resolutions)。
1月1日を年の始まりにしたのは、紀元前46年ごろのユリウス・カエサルの暦です。January(1月)は、顔を2つ持ち、出入り口に宿る神ヤヌス(Janus)から名前を取った月です。ローマの人たちはこの神にいけにえをささげ、新しい1年の行いを良くすると約束しました(前掲・HISTORY)。
200年以上前から、新聞でからかわれていました
英語の記録に残る早い例は、1671年のアン・ハルケットの日記です。1月2日に「Resolutions(決意)」という題で、聖書の言葉から取った誓いを書きました。その1つが I will not offend any more.(もう二度と罪を犯しません)です(Merriam-Webster|New Year's Resolutions: A Pretty Old Practice)。
1813年1月1日のボストンの新聞には、もう皮肉が載っています。12月はずっと悪いことをして、新年から心を入れ替えれば全部帳消しになると信じている人が大勢いる、というのです(前掲・Merriam-Webster)。
今の抱負は、ほとんど宗教と関係のない習慣です(前掲・HISTORY)。ただ、抱負を守るのは難しいようです。2007年、ブリストル大学のリチャード・ワイズマンが3,000人を調べたところ、88%が抱負を守れませんでした。始めた時点では52%が「うまくいく」と思っていたのに、です(Wikipedia|New Year's resolution)。
この話で手に入る英語
What's your New Year's resolution?
和訳 新年の抱負は何?
年末年始の英語の雑談で、そのまま使える質問です。答えるときは My resolution is to ~.(私の抱負は~することです)の形で言えます。
My New Year's resolution is to read one book a month.
I made a resolution to get up earlier.
I broke my resolution in the second week of January.
- ① 新年の抱負は、月に1冊本を読むことです。
- ② もっと早く起きると決めたんだ。
- ③ 1月の2週目で、抱負を破っちゃった。
出典: HISTORY|The History of New Year's Resolutions / Merriam-Webster|New Year's Resolutions: A Pretty Old Practice / Wikipedia|New Year's resolution
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古代バビロニアの人たちは、新年に神々へどんな約束をしたと言われていますか?
よくある質問
新年の抱負(New Year's resolution)の由来は何ですか?
約4000年前の古代バビロニアで、12日間の祭りアキツのあいだに、神々へ借金を返す、借りた物を返すと約束したことが始まりだと言われています。
新年の抱負は、どのくらいの人が守れるのですか?
2007年にブリストル大学のリチャード・ワイズマンが3,000人を調べた研究では、88%が抱負を守れませんでした。