フォーチュンクッキーの由来は?中国ではなく、日本の煎餅がルーツとされます
アメリカの中華料理店で、食後によく出てくるフォーチュンクッキー。ところが、このお菓子は中国生まれではありません。元になったのは、日本の辻占煎餅だと考えられています。日系の人のお菓子が、なぜ「中華のお菓子」になったのかを紹介します。
In Japan
日本には、辻占煎餅(つじうらせんべい)というお菓子があります。折り曲げた煎餅のすき間に、占いの紙がはさんであります。いまも石川県の金沢や、京都の伏見稲荷大社の近くで売られています(Wikipedia|Fortune cookie)。
In English
アメリカの中華料理店では、デザートとしてよくフォーチュンクッキーが出てきます。割ると、中から占いの言葉を書いた紙が出てきます。ところが、このお菓子は中国生まれではありません。日本から来た移民が作ったお菓子が元になった可能性が高い、とされています(Wikipedia|Fortune cookie)。
京都の近くの店と、1878年の本の絵
1990年代の終わり、日本の研究者ヤスコ・ナカマチさんが、ある店でこのお菓子を見つけました。京都のすぐ外、人気の神社の近くにある、何代も続く家族の店です(HISTORY|Michael Lee)。
1878年の本には、煎餅の店で働く見習いの絵が描かれています(同じ記事)。
日本の煎餅は、アメリカのものと少し違います(同じ記事)。
- ①味 バニラとバターではなく、ごまと味噌を使う
- ②紙の場所 中は空洞ではなく、折り目に紙がはさまっている
日系のお菓子屋が作り、戦争で中国系の人が引き継いだ
サンフランシスコのゴールデンゲート・パークに、日本庭園があります。その日本庭園のマコト・ハギワラは、いまの形のクッキーをアメリカで最初に出した人だと伝えられています。作っていたのは、サンフランシスコの菓子店 Benkyodo です(Wikipedia|Fortune cookie)。
第二次世界大戦の前は「fortune tea cakes」と呼ばれていました(同じ記事)。1942年2月、ルーズベルト大統領が命令を出し、日系アメリカ人は収容所へ送られました。日系のお菓子屋は店を閉め、代わりに中国系アメリカ人が作って売るようになりました(HISTORY)。
いま、ニューヨークの Wonton Food という会社だけで、1日に400万個以上を作っています(同じ記事)。この会社は1992年に中国へ売り込もうとしましたが、「アメリカっぽすぎる」と受け止められ、あきらめました(Wikipedia|Fortune cookie)。
この話の動画
この話で手に入る英語
Fortune cookies actually came from Japan.
和訳 フォーチュンクッキーは、実は日本から来たんです。
actually は「実は」。みんなが思っていることと事実が違うときに、ひと言はさむと「意外でしょう」という気持ちが伝わります。
What does your fortune say?
The fortune is tucked in the fold of the cracker.
- ① あなたの占いには、何て書いてある?
- ② 占いの紙は、煎餅の折り目にはさまっています。
出典: Wikipedia|Fortune cookie / HISTORY|Were Fortune Cookies Invented in China or Japan?(Michael Lee) / Smithsonian Magazine|Cracking Open the History of Fortune Cookies
1問だけ
フォーチュンクッキーの元になったと考えられている日本のお菓子は、どれですか?
よくある質問
フォーチュンクッキーは中国のお菓子ですか?
中国生まれではありません。日本から来た移民が作ったお菓子が元になった可能性が高い、とされています。1992年に中国へ売り込もうとした会社は、「アメリカっぽすぎる」と受け止められてあきらめました。
フォーチュンクッキーの元になった日本のお菓子は何ですか?
辻占煎餅(つじうらせんべい)だと考えられています。ごまと味噌で味をつけ、折り目に占いの紙をはさんだ煎餅です。