英語圏で星座を聞かれる理由は?日本の血液型占いと同じです
日本では初対面で「何型ですか」と聞かれることがあります。英語圏でそれにあたるのは血液型ではなく星座です。1970年代のアメリカでは、初対面の相手に何座か聞くのが定番のナンパ文句でした。
In Japan
日本では初対面やSNSのプロフィールで「何型ですか」と聞かれることがあります。A型は几帳面、B型はマイペースのように、血液型ごとの性格イメージが広く信じられていて、恋愛の相性判断にまで使われることがあります。
In English
英語圏で血液型を聞かれることは、まずありません。その代わりによく聞かれるのが星座(zodiac sign)です。とくに1970年代のアメリカでは占星術が大流行し、初対面の相手に "What's your sign?"(何座?)と聞くのが定番の会話の切り出し方でした。
「血液型で性格が分かる」は、1927年の1本の論文から広まった
血液型と性格を結びつける考え方は、1927年に古川竹二という学者が発表した論文がきっかけです。古川は自分の家族11人の血液型を観察して、この説を唱えました。1933年には学会から否定されましたが、いったん広まった話は消えませんでした。
1971年、放送作家の能見正比古が『血液型でわかる相性』という本を出してベストセラーになり、A型・B型・O型・AB型ごとの性格イメージが日本や東アジアの文化にしっかり根付きました(Wikipedia|Masahiko Nomi)。科学的な根拠は、いまも認められていません。
アメリカでは、スーパーの雑誌コーナーに星座占いが並んでいた
1969年、ミュージカル『ヘアー』の曲 "Aquarius"(アクエリアス)がアメリカのヒットチャートで6週続けて1位になりました。1970年代に入っても、占星術は生活に溶け込んだままでした。スーパーの雑誌コーナーには、星座占いの小冊子が並んでいた時代です(Flashbak|What's Your Sign? A Look at the 1970s Zodiac Fad)。
"What's your sign?" が誰によって、いつ初めて言われたのかは、はっきり分かっていません。ただ、この時代の空気の中で定番の決まり文句になったことは、多くの資料が伝えています。
この話で手に入る英語
I'm not really into astrology, but what's your sign?
和訳 占星術にそんなに詳しいわけじゃないけど、何座?
自分から『占いを信じているわけじゃない』と断ってから聞くのが、いまどきの言い方です。1970年代そのままの決め台詞として使うと、古臭いと笑われることがあります。
In Japan, people sometimes ask your blood type instead of your zodiac sign.
Astrology was everywhere in the 1970s, from song lyrics to supermarket magazines.
She has her zodiac sign listed right next to her name on the dating app.
- ① 日本では、星座の代わりに血液型を聞かれることがあります。
- ② 1970年代は、歌詞からスーパーの雑誌まで、占星術がどこにでもありました。
- ③ 彼女はマッチングアプリの名前の横に、星座をそのまま載せている。
出典: Wikipedia|Masahiko Nomi / Tofugu|Japanese Blood Type Personality Theory And You / Flashbak|What's Your Sign? A Look at the 1970s Zodiac Fad
1問だけ
英語圏で、日本の血液型占いに近い役目を果たしているのは何?
よくある質問
英語圏の人は血液型で性格を判断しますか?
ほとんどしません。英語圏で血液型を話題にすることはまれで、日本のように初対面で血液型を聞かれることもありません。性格や相性を話すときは、血液型の代わりに星座(zodiac sign)がよく使われます。
"What's your sign?" とはどういう意味ですか?
「何座ですか?」という意味です。1970年代のアメリカで占星術が大流行したときに広まった、会話の切り出し方の定番でした。いまでは少し古風な言い回しとして扱われています。