ランチボックスにキャラクターがいる理由は?アメリカで1950年の1年に60万個売れました
日本では、キャラクターの形に作るお弁当(キャラ弁)が1990年代に出てきました。アメリカでは、キャラクターを載せたのは中身ではなく、ランチボックスのほうです。1950年にテレビの人気者を載せた箱が、最初の1年に60万個売れました。
In Japan
日本では、お弁当の中身をキャラクターの形に作る「キャラ弁」があります。英語版Wikipediaによると、キャラ弁が出てきたのは1990年代です。特に母親に人気があり、ピカチュウやトトロがよく選ばれます(Wikipedia|Kyaraben)。キャラクターは、毎回その家で作る中身に入っています。
In English
アメリカの子どものランチボックスでは、キャラクターが中身ではなく箱の表面にいます。しかも、広まったきっかけは子どものためではなく、売るための作戦でした。1950年、アラジン社(Aladdin Industries)が赤い箱を売り出しました。前面には、テレビとラジオで人気のカウボーイ、ホパロン・キャシディ(Hopalong Cassidy)の絵が付いていました。この箱は、最初の1年に60万個売れたそうです(NPR|ランチボックスの歴史(WGBH転載))。
丈夫すぎて買い替えられない箱が、絵を付けたら売れました
アラジン社は、働く人のための四角い金属の弁当箱を作っていました。それを学校へ持っていく子どもも出てきました。ところが、この箱は何年も使えるほど丈夫でした。使う人には良くても、作る会社には困ったことでした(NPR)。
そこで1950年、アラジン社は箱を赤く塗り、ホパロン・キャシディの絵を前面に付けました。テレビの人気に目を付けた作戦です。最初の1年で60万個売れ、ほかの会社もすぐにまねをしました(NPR)。
ランチボックス博物館(Lunch Box Museum)を作ったアレン・ウッドールさんは、こう話しています。「すばらしい販売の道具だった」「テレビに出ていたものは、全部ランチボックスになった」(NPR)。
ウッドールさんによると、子どもたちは、古い箱がまだ使えても、毎年のように新しいキャラクターの箱をねだりました。これを、わざと買い替えたくさせる売り方の例だと話しています(NPR)。
箱にキャラクターを付けるのは、1950年が最初ではありません
Wikipedia(Lunchbox)によると、有名なキャラクターを許可を得て載せた最初のランチボックスは、1935年のミッキーマウスの箱です。1950年のホパロン・キャシディは、テレビ番組をもとにした子ども用の箱として最初でした。
それまで、学校へお昼を持っていく子どもは、ふつうの缶やバケツを使い回すことが多かったようです(NPR)。
Wikipedia には、そのあと絵入りの箱が450種類以上すぐに続いたとも書かれています。ただしこの数字には、「出典が必要」(citation needed)という注意書きが付いています。金属の箱は1980年代なかばまで人気があり、そのあとプラスチックに替わりました。いちばん可能性の高い理由は、プラスチックのほうが安くなったことだと、NPR は伝えています。
この話で手に入る英語
I packed my lunch today.
和訳 今日は、お弁当を持ってきました。
家で作ったお昼を持っていくときに使います。pack は「詰める」という意味で、pack my lunch で「お昼を詰めて持っていく」です。ランチボックスは lunch box です。
Do you bring your lunch to school?
My son wants a lunch box with his favorite character on it.
- ① 学校に、お昼を持っていっていますか?
- ② 息子は、好きなキャラクターが付いたランチボックスをほしがっています。
出典: NPR|ランチボックスの歴史(WGBH転載) / Wikipedia|Lunchbox / Wikipedia|Kyaraben
1問だけ
1950年にアラジン社が出し、最初の1年に60万個売れたランチボックスには、だれの絵が付いていましたか?
よくある質問
アメリカのランチボックスに、なぜキャラクターが付いているのですか?
1950年にアラジン社が、テレビ人気のホパロン・キャシディの絵を付けた箱を売り出し、最初の1年に60万個売れたためです。丈夫な箱は何年も使えて、作る会社には困りものだったので、絵で売る作戦になりました(NPR)。
キャラ弁はいつ出てきましたか?
英語版Wikipediaによると、1990年代です。お弁当の中身を動物やキャラクターの形に作るもので、特に母親に人気があります。