happiness 意味とは?Shawn AchorのTED英語
「成功すれば幸せになれる」の順番は逆かもしれません。幸福を研究するShawn Achorが、妹との子ども時代のエピソードから統計データまでを使って、幸せと成功の関係をひっくり返す12分のトークです。
The Happy Secret to Better Work
幸せになるための、意外な近道/Shawn Achor(幸福を研究する作家・講演者(ハーバード大学で「幸福学」の授業を10年以上担当))・2011年・約12分 字幕つきで見る ↗
なぜ、これほど届いたのか
このトークは、統計の話ではなく、妹Amyとの子ども時代の思い出から始まります。2段ベッドから落ちて泣きそうな妹に、Achorは「これはあなたがユニコーンだっていう意味だよ」と声をかけました。深刻な場面を、笑いに変える最初の1分で、聴衆の心をつかみます。
中盤では、心理学の研究が「平均的な人」ばかりを調べてきたことを批判します。標準から外れた人(outlier)を「例外」として計算から除いてしまう。そのやり方をAchorは the cult of the average(平均を崇拝すること) と呼びます。
そして終盤、仕事の成功を予測するのはIQよりも楽観性だという統計を示し、「成功すれば幸せになれる」ではなく「幸せだから成功できる」と、話の順番をひっくり返します。個人的な体験から入り、データで裏付け、行動の提案で締めるという組み立てが、このトークをただの自己啓発の話で終わらせません。
名台詞
Amy, I think this means that you're a unicorn.
Only twenty-five percent of job successes are predicted by I.Q. Seventy-five percent of job successes are predicted by your optimism levels, your social support, and your ability to see stress as a challenge instead of as a threat.
What we've found is we can reverse the formula for happiness and success, and in doing so, not only create ripples of positivity, but create a real revolution.
和訳 エイミー、これはね、君がユニコーンだっていう意味だと思うよ。仕事での成功のうち、IQで説明できるのはたった25パーセントです。残りの75パーセントは、楽観性のレベル、周りの支えの厚さ、そしてストレスを脅威ではなく挑戦として見られるかどうかで決まります。分かったのは、幸せと成功の公式を逆転させられるということです。そうすることで、小さなポジティブの波紋が広がるだけでなく、本当の意味での革命を起こすことができるのです。
ここが聞き取れない
- twenty-five percent と seventy-five percent の対比
- 2つの数字がすぐ隣り合って出てくるので、最初の数字を聞き逃すと、あとの数字だけが強く印象に残ってしまいます。percentのあとに一拍置かれます。その一拍のあいだに、聞こえた数字を書き取ってください。
- unicorn の発音
- ユの部分にアクセントが来ます。日本語の「ユニコーン」のイメージのまま読むと、corn の部分を強く読みがちなので注意してください。
- outlier という専門語
- 「平均から外れた人・もの」という意味の心理学用語です。この単語が理解できないと、Achorが批判している研究のやり方そのものが分からなくなります。
この1本の使い方
- 字幕なしで、Amyとユニコーンのエピソードの部分(冒頭1分ほど)を3回聞き、"unicorn" が拾えるか確かめる。
- "twenty-five percent" と "seventy-five percent" の一文を、数字の切り替わりを意識しながら3回声に出す。
- 自分がいま「成功したら幸せになれる」と思っていることを1つ思い浮かべ、その順番を逆にした英文を1つ書いてみる。
今日は3つの引用を音読するところまでで十分です。明日は、字幕なしで冒頭の1分だけを聞き直してください。Achorが妹Amyとの思い出を語り始める、いちばん最初の部分です。"unicorn" が聞こえた瞬間に、動画を止めてください。止められたら、冒頭の1分は聞き取れています。
よくある質問
このトークで紹介されている統計は何ですか?
仕事での成功のうち、IQで説明できるのはわずか25パーセントで、残りの75パーセントは楽観性・周りの支え・ストレスへの向き合い方で決まる、という統計です。Shawn Achorはこの数字をもとに、幸せが成功の結果ではなく原因だと主張しています。
このトークはどんな内容ですか?
幸福を研究するShawn Achorが、妹Amyとの子ども時代のエピソードや職場の統計データを使いながら、「成功すれば幸せになれる」という一般的な考え方を「幸せだから成功できる」に逆転させて語る、約12分のTEDxBloomingtonでのトークです。