本文へスキップ
本体サイト 原田英語.com に戻る

原田英語.com 別館

原田英語の沼 Harada Eigo no Numa

TED FOR LEARNERS

Sarah KayのTED英語|詩の朗読で、ことば遊びを聞き取る

Sarah Kay は、詩を声に出して演じる「スポークン・ワード」の詩人です。このトークは、自作の詩の朗読から始まり、詩にはまった14歳のころの話、生徒に詩を書かせる工夫へと進みます。約18分で、短い文とことば遊びが多いので、英語の音そのものを楽しめる1本です。

If I should have a daughter ...

もし私に娘ができたら……/Sarah Kay(詩人・パフォーマー・教育者)・2011年・約18分 字幕つきで見る ↗

なぜ、これほど届いたのか

話しはじめは、あいさつではなく詩です。「If I should have a daughter, instead of "Mom," she's going to call me "Point B,"」と、いきなり詩の1行目から入ります。TED の紹介文によると、このトークで会場は2回、立ち上がって拍手をしました。

詩のあとで、会場に「three things that you know to be true」(本当だと知っていることを3つ)を考えてもらい、自分の3つも話します。その3つ目が、1週間ずっと言いたかったという冗談です。詩のあとに笑いを1つ置くので、聞き手の肩の力が抜けます。

まん中では、詩にはまった道のりを「three steps」に分けて話します。step one は「I can.」、step two は「I will.」です。段階の名前が2語の短い文なので、耳に残ります。

最後に「Hiroshima」という2つ目の詩を朗読して終わります。始まりも終わりも詩で、あいだを自分の話でつなぐ形なので、詩を聞いたことがない人にも、何が始まったのかが分かります。

名台詞

Okay, there's a few that chocolate can't fix.

You will put the star in starting over, and over.

Why was the scarecrow invited to TED? Because he was out standing in his field.

和訳 まあ、チョコレートでも治せないものも、いくつかはあります。あなたは、やり直し(starting over)の中に、星(star)を入れるでしょう。何度でも。かかしはなぜ TED に招かれたのでしょう? 外に出て、自分の畑に立っていたからです(out standing in his field)。

ここが聞き取れない

"I can. I can do this."
同じ can が2回出てきます。文の最後に来る I can. の can は、ふつう強くはっきり「キャン」と発音します。うしろに do が続く I can do this の can は、ふつう弱く短く「クン」のように発音します。弱い can は聞き逃しやすいので、2つを聞き比べてください。
You will put the wind in win some, lose some.
win some, lose some は「勝つこともあれば、負けることもある」という決まった言い方です。wind(風)と win のちがいは、最後の d の音だけです。d は弱く短い音なので、2語を並べて何度か聞き比べてください。

この1本の使い方

  1. 字幕なしで、最初の詩を「the back of my hand」が聞こえるところまで聞き、聞き取れた語をノートに3つ書く。
  2. 英語字幕をつけて、「three things」と「step one」「step two」が出てくる場面を探し、それぞれの前後を3回ずつ聞く。
  3. 「Why was the scarecrow invited to TED? Because he was out standing in his field.」を3回聞き、声のすぐあとについて5回まねして言う。

約18分のトークです。まず冒頭の詩だけ、字幕なしで聞いてみてください。そのあと、トークと同じように「本当だと知っていること」を3つ、英語で1文ずつノートに書いてみましょう。

よくある質問

Sarah Kay の TED トーク「If I should have a daughter ...」はどれくらいの長さですか?

約18分です。TED2011 で話されたトークで、自作の詩の朗読から始まり、詩にはまった14歳のころの話、生徒に詩を書かせる工夫と続き、最後にもう1つ詩を朗読して終わります。

スポークン・ワード(spoken word)とは何ですか?

トークの中で Sarah Kay は「the art of performance poetry」(演じる詩の芸術)と説明しています。紙の上にあるだけでなく、声に出して聞かせたり、目の前で見せたりすることを求める詩だ、と話しています。

TEDで英語(原田英語の視点で読む)をもっと読む 万バズしたTEDを、英語学習の教材として解剖する 一覧へ → Haradaeigo.com 原田英語.com(本体サイト)へ戻る 英語コラム、スラング辞典、英検対策、授業実践。 20年ぶんの記事が本体サイトにあります。 原田英語.com を見る