Mike RoweのTED英語|「safety third」の落ちを聞き取る
Mike Rowe は、汚れる仕事を毎回体験するテレビ番組「Dirty Jobs」の司会者です。このトークでは、自分の思い込みが何度も外れた話を、つぎつぎに笑いをとりながら話します。落ちでは「safety first」の first を third に1語だけ入れ替えていて、聞き取りの練習に向いています。
Learning from dirty jobs
汚れる仕事から学んだこと/Mike Rowe(テレビ番組「Dirty Jobs」の司会者)・2008年・約20分 字幕つきで見る ↗
なぜ、これほど届いたのか
このトークは、「自分は完全に間違っていた」と気づいた体験談から始まります。ロッキー山脈にある町で、羊の牧場の仕事をした日の話です。本人が何度も「wrong(間違っている)」という語を使います。
そのあとで、話の中心が「思い込み」に移ります。まず「Follow your passion(好きなことを追いかけろ)」を取り上げ、「probably the worst advice I ever got(たぶん、これまでにもらった最悪の助言)」と言い切ります。聞き手が当たり前だと思っている言葉を、先に否定しているのです。
次に、具体的な人物が2人出てきます。
- ①ラスベガスの養豚家 Bob Combs:カジノの食べ残しを集めて、豚に食べさせている
- ②コネチカット州の酪農家 Matt Freund:牛のふんが牛乳より価値が高いと気づき、分解される植木鉢を作った
どちらも「名前、場所、やっていること」の順で話すので、聞き取れなくても流れを追えます。
そのあとに「safety first(安全第一)」を取り上げ、「本当は safety third(安全は3番目)ではないか」と問いかけます。続けて、カニ漁船の船長の言葉を紹介します。
最後は、観客に「And get back to work, will you?(さあ、仕事に戻ってくださいね)」と呼びかけて終わります。
名台詞
It's probably the worst advice I ever got.
My responsibility is not to get you home alive. My responsibility is to get you home rich.
And get back to work, will you?
和訳 それは、たぶん、これまでにもらった中でいちばんひどい助言です。私の責任は、あなたを生きて家に帰すことではありません。あなたを金持ちにして家に帰すことです。さあ、仕事に戻ってくださいね。
ここが聞き取れない
- safety third
- トークの中で「safety first」のあとに出てくる言い換えです。first と third は、語頭の音が違います。third は舌の先を歯の間に軽く出して出す th の音なので、聞き分けの練習になります。
- advice I ever got
- advice と I と ever がつながって、ひと続きに聞こえます。語のあいだで切れないので、1語ずつ区切ろうとすると聞き逃します。まず、ひとかたまりで聞いてみてください。
この1本の使い方
- 字幕なしで「It's probably the worst advice I ever got.」の前後だけを見る。直前の「Follow your passion」が聞こえたか確かめる。
- カニ漁船の船長の言葉(My responsibility is ~)を、英語字幕つきで見る。alive と rich が聞こえたところで動画を止め、ノートに書く。
- 「And get back to work, will you?」を3回聞いてから、まねして5回言う。
約20分のトークです。まず、「safety third」が出てくる場面を字幕なしで聞いてみてください。そのあと、自分がよく聞く助言を1つ選び、「It's ~ advice I ever got.」の形で、英語で1文書いてみましょう。
よくある質問
Mike Rowe の TED トークはどれくらいの長さですか?
約20分です。TED のページには、2008年のイベント EG 2008 で話したトークと書かれています。
「Dirty Jobs」とは何ですか?
Mike Rowe が司会をつとめるテレビ番組です。トークの中で本人が、仕事をしている人たちのもとへ行き、見習いとしてその仕事を1日体験する番組だと説明しています。