Chris AndersonのTED英語|人前で話すコツを、8分で聞き取る
Chris Anderson は、TED のキュレーターです。このトークでは、すぐれた TED トークに共通するものは1つだと言い、それを「アイデア」と呼びます。そのうえで、話すときの4つの決まりを One、Two、Three、Four と順に言います。約8分で番号ごとに話が区切れるので、聞き取りの練習にしやすい1本です。
TED's secret to great public speaking
人前で話すことについての、TEDの秘訣/Chris Anderson(TEDのキュレーター)・2016年・約8分 字幕つきで見る ↗
なぜ、これほど届いたのか
話しはじめは、「Some people think that there's a TED Talk formula」です。続けて、「丸くて赤いじゅうたんの上で話す」「子どものころの話をする」のような、その「型」の例を4つ並べます。そして、「No.」の1語で打ち消します。聞き手が思っていそうなことを先に言い、それを1語で打ち消してから本題に入るので、聞き手は「では何なのか」と答えを待ちます。
答えは「an idea(アイデア)」です。トークの前のほうで、話し手のいちばんの仕事(number one task)を言います。聞き手の頭の中に「an extraordinary gift(すばらしい贈り物)」を届けることです。その贈り物を、アイデアと呼びます。
本題の4つの決まりは、「One,」「Two,」「Three,」「Four,」と番号を声に出して始まります。番号が聞こえたら、新しい決まりが始まる合図です。聞き手は、いま何番目の話かを見失いません。
最後の文は、良いトークは「a gift to them and to all of us(聞き手にとっても、私たちみんなにとっても贈り物)」になる、という言葉で終わります。最初に出した gift という語に、最後にもう一度戻ってきます。
名台詞
One, limit your talk to just one major idea.
Stir your audience's curiosity.
You start where they are.
和訳 1つ目。トークは、大きなアイデア1つだけにしぼりましょう。聴衆の好奇心をかき立てましょう。相手がいるところから始めるのです。
ここが聞き取れない
- Some people think that there's a TED Talk formula
- 「TED トークには決まった型がある、と考える人もいます」という意味です。there's は there is が縮まった形で、「ゼアズ」と短く聞こえます。そのあとの formula(型、公式)が聞こえたら、話の入口がつかめています。
- Who does this idea benefit?
- 「このアイデアは、だれの役に立ちますか?」という意味です。4つ目の決まりの中で、自分に問う質問として出てきます。does this が続いて、「ダズディス」と1語のように聞こえます。benefit(役に立つ)が聞こえれば、何を聞いているかが分かります。
この1本の使い方
- 字幕なしで最初から、「No.」が聞こえるところまで聞き、聞き取れた語を3つ、ノートに書く。
- 英語字幕をつけて、「One,」「Two,」「Three,」「Four,」が出てくる場面を探し、それぞれのあとの1文を3回ずつ聞く。
- 「Stir your audience's curiosity.」を3回聞き、声のすぐあとについて5回まねして言う。
約8分のトークです。まず、4つの番号が聞こえる場面だけを探して聞いてみてください。そのあと、「limit your talk to just one major idea」と同じ形で、「limit your phone time to one hour」のような文を1つ作り、ノートに書いてみましょう。
よくある質問
Chris Anderson の TED トーク「TED's secret to great public speaking」はどれくらいの長さですか?
約8分です。2016年に収録されたトークで、すぐれた TED トークに共通するものはアイデアだと言い、話すときの4つの決まりを順に紹介します。
トークの中の4つの決まりは何ですか?
1つ目は、大きなアイデア1つだけにしぼること。2つ目は、聞き手に関心を持つ理由を与えること。3つ目は、聞き手がもう分かっている考えを使って、アイデアを少しずつ組み立てること。4つ目は、だれかの役に立つ、伝える値打ちのあるアイデアにすることです。