会話がうまくいく10のルール|Celeste HeadleeのTED英語
ラジオのインタビュアーとして、ノーベル賞受賞者からトラック運転手まで話を聞いてきたCeleste Headleeが、2015年のTEDxトークで語る『会話がうまくいく10のルール』。専門用語を使わず、家族の思い出から始まる語り口が印象的なトークです。
10 ways to have a better conversation
会話がうまくいく10のルール/Celeste Headlee(ラジオ番組のホスト・インタビュアー)・2015年・約12分 字幕つきで見る ↗
なぜ、これほど届いたのか
このトークが強いのは、『会話の専門家』という肩書きではなく、『人と話すことを仕事にしてきた』という事実から入るところです。冒頭で、ノーベル賞受賞者からトラック運転手まで、職業も立場もばらばらな人たちにインタビューしてきたと語り、そこから10のルールを1つずつ紹介していく構成になっています。9番目までのルールは "Number one" "Number two" のように同じ形の合図で始まるので、英語に慣れていなくても、いま何番目のルールを話しているかを見失いません。専門用語をほとんど使わず、Pew Researchによる1万人の成人調査のような数字と、祖父の家に来た客の話のような身近な思い出を交互に織り交ぜているので、データの話が続いても飽きさせません。
名台詞
Now, I make my living talking to people: Nobel Prize winners, truck drivers, billionaires, kindergarten teachers, heads of state, plumbers.
I don't mean just set down your cell phone. I mean, be present.
This is not the last one, but it is the most important one. Listen.
和訳 私は人と話すことを仕事にしています。ノーベル賞受賞者、トラック運転手、億万長者、幼稚園の先生、国家元首、配管工まで。スマホを置くだけという意味ではありません。『いまここ』にいる、という意味です。これが最後ではありませんが、いちばん大切なルールです。聞くこと。
ここが聞き取れない
- 「Number one:」「Number two:」という合図の繰り返し
- 9番目までのルールは、"Number one" "Number two" という同じ形の一言から始まります。最後の10番目だけは "One more rule, number 10" と切り出します。この合図さえ拾えれば、内容が聞き取れなくても、いま何番目のルールに入ったかを見失いません。
- 他人の言葉を引用するときは、先に名前を言う
- 『7つの習慣』の著者スティーブン・コヴィーの言葉は、"Stephen Covey said it very beautifully." と名前を先に出してから紹介されます。科学番組の司会者ビル・ナイの言葉も "Bill Nye:" と名前から入ります。人の名前が聞こえたら、次に来るのは引用だと構えられます。
- 225 words per minute と 500 words per minute という数字
- 人が話す速さは1分間に225語ほどですが、人が聞き取れる速さは1分間に500語ほどだと、トークの中で紹介されます。この『話す速さと聞く速さの差』こそが、このトーク全体のテーマである『聞いているようで聞いていない』状態を生む原因として語られます。
この1本の使い方
- 上の3つの引用を、意味を確認したうえで音読する。特に "I mean, be present." は、be を強く読んで3回音読してみる。
- 字幕なしで冒頭1分だけを聞き、"Number one" のような数字の合図がいくつ聞き取れるか数えてみる。
- 今日話した相手との会話を1つ思い出し、10のルールのうちどれを破っていたかを、英語で1文書いてみる(例:"I was multitasking during the conversation.")。
今日は、この3つの引用を声に出して読むところまでで十分です。明日、誰かと話すときは、10のルールのうち "Listen." だけを意識してみてください。スマホを置いて、相手の話が終わるまで、次に何を言うかを考えないようにする、それだけで会話の質が変わります。
よくある質問
このトークはどんな内容ですか?
ラジオのインタビュアーとして、ノーベル賞受賞者からトラック運転手まで話を聞いてきたCeleste Headleeが、2015年にTEDxCreativeCoastで語った、会話がうまくいく10のルールを紹介するトークです。
英語学習には、どんな点で役立ちますか?
9番目までのルールが "Number one" "Number two" という同じ形の合図で始まるので、内容が難しくても話の区切りを見失いません。専門用語もほとんど使われていません。