Brené BrownのTED英語|専門用語を使わない20分
自分の研究のことを、専門用語なしで20分間語り続けたTEDトーク。途中で自分が精神的に参ってしまった話まで正直に話してしまうのが、多くの人に届いた理由です。
The Power of Vulnerability
傷つく心の力/Brené Brown(ヒューストン大学の研究者(人とのつながりを研究))・2010年・20分 字幕つきで見る ↗
なぜ、これほど届いたのか
Brownは研究者なのに、専門用語をほとんど使いません。connection、worthy、shame。中学生でも知っている単語だけで、13年ぶんの研究をまとめてしまいます。話の途中で、自分が精神的に参ってしまった経験をそのまま話すのも大きな仕掛けです。研究者としての立場を一度手放すことで、聞いている側の警戒心が下がります。「I」で始まる短い文が何度も続くので、講演というより、友達に打ち明け話をされているように聞こえます。
名台詞
And maybe stories are just data with a soul.
The original definition was to tell the story of who you are with your whole heart.
You cannot selectively numb emotion.
和訳 そして、物語というのは、きっと魂を持ったデータなんだと思う。courage(勇気)の本来の意味は、自分が何者かを、心をこめて語ることだった。感情は、都合よく一部だけ麻痺させることはできない。
この1本の使い方
- 英語字幕をつけて、20分をまず1回、通しで見る。分からない単語があっても止まらない。
- 上の3つの引用文だけを、声に出して3回ずつ読む。特に "you cannot selectively numb emotion" は子音がいくつも連続するので、ゆっくりでいい。
- 自分が失敗した話を、英語で3文だけ書いてみる。Brownが壇上でしたのと同じ、正直に打ち明ける練習。
この動画は、TEDの中でもとりわけ多くの人に見られ、語り継がれてきた1本です。理由は、内容の正しさではなく、話し方にあります。今日は3つの引用を音読するところまでで十分です。明日は、字幕なしでもう一度、同じ20分を見てみてください。
よくある質問
このTEDトークが多くの人に届いたのはなぜですか?
研究者でありながら専門用語をほとんど使わず、自分が精神的に参ってしまった経験まで正直に話しているためです。権威的な立場を一度手放すことで、聞き手の警戒心が下がる構成になっています。
courage(勇気)の語源について、このトークでは何と説明されていますか?
courageはラテン語の cor(心臓・心)が語源で、本来の意味は「自分が何者かを、心をこめて語ること」だったと説明されています。