アメリカの家はなぜ、トイレとお風呂が同じ部屋なんですか?
アメリカの家では、トイレ・洗面台・浴槽が1つの部屋に入っていて、その部屋を bathroom と呼びます。まとめた理由は、配管を1か所に集めるほうが経済的だったからです。日本の家がトイレと風呂を分けるのとは、成り立ちが違います。
アメリカの映画で、トイレに行きたい人が "Where's the bathroom?" と聞いていました。bathroom って「お風呂の部屋」ですよね? どうしてトイレのことも bathroom と言うんですか? トイレと風呂が同じ部屋なのも、日本と違って不思議です。
高校1年生さんより
アメリカの家では、トイレ・洗面台・浴槽を同じ部屋にまとめるほうが、配管を同じ部屋に集められ、経済的だったからです。その部屋を bathroom と呼ぶので、トイレに行くときも bathroom と言います。
アメリカの家では、トイレもお風呂もある部屋を bathroom と呼びます
北米の英語では、トイレのある部屋を bathroom、washroom、powder room などと呼びます(Wikipedia|Bathroom)。
カナダでは、家の中の部屋は bathroom、公共の場所のトイレは washroom と呼ぶのがふつうです(同じページ)。
だから、"Where's the bathroom?" は、お風呂に入りたいという意味ではありません。トイレのある部屋はどこですか、と聞いているのです。
1つにまとめたのは、配管を1か所に集めるためでした
トイレには、水を運ぶ管と、汚水を流す管が要ります。浴槽にも、お湯と水の管と、排水の管が要ります。その全部の管を同じ部屋に通すほうが、経済的で実用的でした(American Heritage|The Bathroom: An Epic)。
同じ記事によると、トイレ・洗面台・浴槽のある部屋は、A. J. ダウニングの『Architecture of Country Houses』(1850年)などの早い時期から、bathroom と呼ばれています。
昔は、バスルームのある家自体が少なかったのです。同じ記事によると、1940年のアメリカの国勢調査では、完全な私用のバスルームが1つ以上ある家は、55%とわずか半分ほどでした。
日本の家が分けているのは、お風呂の使い方が違うからです
日本の住宅情報サイトによると、江戸時代(1603〜1868年)は、風呂とトイレは別の小屋に分かれていて、大家族で共有していました。今の日本の家でも、風呂場は「洗うだけでなく、ゆっくりくつろぐ場所」で、トイレとは分けてある、と説明されています(Housing Japan)。
また、別の解説サイトは、日本の入浴は体を洗ってから湯船に浸かり、同じお湯を家族で使うと書いています。トイレが別なら、誰かが入浴中でも、ほかの人がトイレを使えます(同じサイト・Izanau)。
同じお湯に浸かるくつろぎの場所か、体を洗う場所か。使い方の違いが、部屋の分け方の違いになっています。(Izanau は、西洋の風呂は主に体を洗う場所で、日本の風呂はくつろぐ場所だと説明しています)
Where's the bathroom?
Can I use your bathroom?
I'll be right back. I'm going to the bathroom.
- ① トイレはどこですか?
- ② お手洗いをお借りしてもいいですか?
- ③ すぐ戻るね。トイレに行ってくる。
アメリカの家では、トイレと浴槽が同じ部屋にあるので、その部屋の名前 bathroom がトイレの意味でも使われます。日本で「お手洗い」と言うところは、"Where's the bathroom?" と言えば通じます。明日、英語を話す相手の家にお邪魔したら、Can I use your bathroom? と聞いてみてください。
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この記事によると、アメリカの家でトイレと浴槽が同じ部屋にまとめられた理由は、どれですか?
よくある質問
bathroomは、お風呂の部屋という意味ですか?
北米の英語では、家の中のトイレ・洗面台・浴槽がある部屋を bathroom と呼びます。だから Where's the bathroom? は、トイレはどこですか、という意味で使えます。
アメリカの家で、トイレと浴槽が同じ部屋にあるのはなぜですか?
American Heritage は、トイレと浴槽の水を運ぶ管と排水の管を同じ部屋に集めるほうが、経済的だったからと説明しています。