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原田英語の沼 Harada Eigo no Numa

ASK MR. HARADA

アメリカの家賃、小切手払いって本当ですか?なぜ今も現役なんですか?

本当です。アメリカでは2024年だけで、92億枚・24兆ドル分もの小切手が使われました。1枚あたりの処理コストは電子送金の10倍以上。それでも年商100万ドル未満の小さな会社では、8割近くが今も小切手で支払っています。

アメリカに留学中なんですが、大家さんに家賃の払い方を聞いたら「小切手で書いてくれればいいよ」って言われました。え、いまどき小切手って現役なんですか?キャッシュレスの国だと思っていたので驚いています。

アメリカに留学中の大学生さんより

本当です。アメリカでは2024年だけで92億枚、24兆ドル分もの小切手が使われました。しかも1枚あたりの処理コストは電子送金の10倍以上。それでも年商100万ドル未満の小さな会社では、8割近くが小切手で支払っています。大家さんに小切手を求められても、驚く場面ではありません。

1人あたり150枚から27枚に減っても、まだ92億枚

アメリカの小切手は、たしかに減ってはいます。2000年には1人あたり年間150枚以上書かれていた小切手が、2024年には27枚まで減りました(The Conversation|Should paper checks be abolished like the penny?)。それでも国全体では、2024年の1年間に92億枚、金額にして24兆ドル分もの小切手が使われています。1枚あたりの平均額も、2000年の1,000ドル未満から2024年には約2,600ドルへと、2倍以上に増えました。枚数は減ったのに1枚あたりの金額は増えている。少額の支払いがカードやアプリに移り、まとまった金額のやり取りに小切手が残っていると読めます。

電子送金より高くつくのに、なぜやめないのか

ここがいちばん意外なところですが、小切手は電子送金より割高です。人件費・銀行手数料・印刷代・郵送費を含めると、小切手1枚の処理コストは平均で約4ドル。対して電子送金は1件あたり約0.28ドルほどです(Federal Reserve Bank of Atlanta|Why Do Businesses Still Use Paper Checks?)。それでも、年商100万ドル未満の小さな会社では、8割近くが支払いに小切手を使っています。相手のアプリを調べたり口座情報を交換したりする手間より、紙に金額と名前を書いて渡すほうが、結局は確実だと考えられているようです。

会話で見る
A

How do I pay rent here? Is there an app for that?

B

Most landlords still want a paper check, actually.

A

Seriously? I've never even written one before.

B

Don't worry, it only takes a minute once you learn it.

和訳
  • A ここでは家賃ってどう払うの?アプリとかあるの?
  • B 実は、大家さんの多くは今も紙の小切手を欲しがるんだよ。
  • A マジで?私、小切手なんて書いたことないんだけど。
  • B 大丈夫、コツさえ覚えれば1分で書けるようになるよ。
耳で確かめる

Could I pay my rent by check instead of an app?

Make the check payable to your landlord, not to yourself.

I still keep a checkbook for rent and the dentist.

和訳
  • 家賃はアプリじゃなくて小切手で払ってもいいですか?
  • 小切手の宛先は、自分ではなく大家さんの名前にしてね。
  • 家賃と歯医者の支払いのために、いまも小切手帳を持っているよ。

「アメリカ=キャッシュレス先進国」というイメージは、実は半分だけ正解です。少額の支払いはカードや決済アプリが増えましたが、まとまった金額のやり取りには、いまも小切手という選択肢が生きています。留学先で小切手を求められても、それは特別なことではありません。"Could you accept a check?"と自分から聞けるようになれば、それだけで一歩、現地の生活に近づけます。

動画で見る

How to Write a Check | Chase Personal Banking (Chase) アメリカの大手銀行チェイスの公式チャンネルが、小切手の書き方を実演している動画です。

このコーナーは、いただいた質問でできています。どんなに小さな疑問でも お問い合わせフォーム からお送りください。

よくある質問

アメリカでは今も小切手を使いますか?

はい。2024年だけで92億枚、24兆ドル分の小切手が使われています。1人あたりの枚数は2000年の150枚あまりから27枚まで減りましたが、年商100万ドル未満の小さな会社では、8割近くが今も小切手で支払っています。

小切手は電子送金より安いのですか?

逆です。小切手1枚の処理コストは平均約4ドルで、電子送金の約0.28ドルより高くつきます。それでも年商100万ドル未満の小さな会社では、8割近くが小切手を使い続けています。

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