tooth fairyの意味は?枕の下に歯を置くと本当にお金がもらえるんですか?
アメリカのホームステイ先で、子どもが抜けた歯を枕の下に置いているのを見て驚いた、という質問に回答。日本の『屋根に投げる』風習と比べながら、意外な共通点まで紹介します。
アメリカにホームステイ中です。ホストファミリーの小学生の子が、抜けた歯を枕の下に置いていました。『Tooth Fairy(歯の妖精)が夜のうちに来て、お金に換えてくれる』と言うんですが、本当ですか?日本では屋根に投げる風習があるので、あまりの違いにびっくりしました。
アメリカにホームステイ中の高校2年生さんより
本当です。アメリカでは抜けた歯を枕の下に置くと、Tooth Fairy(歯の妖精)が夜のうちに歯を回収し、かわりに小銭やちょっとしたプレゼントを置いていくという遊びが広く行われています。
起源は北ヨーロッパ、いまの形は20世紀から
Tooth Fairy の考え方は、北ヨーロッパの古い風習にさかのぼります。13世紀の北欧で書かれた『エッダ』には、子どもに最初の歯が生えたことを祝って親が払う『歯の代金(tand-fé)』が出てきます。子どもの歯を幸運のお守りとして身につけたバイキングの戦士もいた、とも言われています(Mental Floss|13 Facts About the Tooth Fairy)。ただし、いまのような『妖精』の形でアメリカの活字に現れたのは1908年で、ずっとあとのことです(Wikipedia|Tooth fairy)。国によっては『妖精』ではなく『ネズミ』が来ます。フランスには、1697年にマダム・ドーノワが書いた La Bonne Petite Souris(気立てのいい小さなネズミ)という物語があります。スペインでは、1894年にルイス・コロマが少年王アルフォンソ13世のために書いた El Ratoncito Pérez(ペレスねずみ)が同じ役目をしています(Mental Floss|The Strange Origins of the Tooth Fairy)。
日本の『屋根に投げる』は、逆方向の願かけ
日本にも独自の風習があります。上の歯が抜けたら縁の下(床下)へ、下の歯が抜けたら屋根の上へ投げるというものです。新しい歯が、抜けた歯のあった場所とは逆方向へ向かって、まっすぐ生えてくるようにという願いが込められています(日本歯科医師会|テーマパーク8020)。歯を投げるとき、『ねずみの歯のように生えろ』と唱える地域もあるそうです。ネズミの歯は一生伸び続けることにあやかった願かけです。フランスやスペインの『歯を運ぶネズミ』と、日本の『ネズミの歯にあやかる』風習。遠く離れた場所で、どちらにもネズミが出てくるというのは、知らないと気づけない共通点です。
My little brother just lost a tooth, so he put it under his pillow.
Really? In Japan, we throw baby teeth onto the roof instead.
- A 弟の歯が抜けたから、枕の下に置いてたよ。
- B 本当?日本だと乳歯は屋根に投げるんだよ。
Put your tooth under your pillow tonight.
The Tooth Fairy left me two dollars.
In Japan, we throw our baby teeth onto the roof or under the floor instead.
- ① 今夜、歯を枕の下に置いてね。
- ② 歯の妖精が2ドル置いていってくれた。
- ③ 日本では、代わりに乳歯を屋根に投げたり、床下に投げたりするんだ。
枕の下と屋根の上。やり方はまったく違いますが、どちらも子どもの歯が生えかわる節目を、大人が祝ってきた風習です。明日、海外の友達と歯の話になったら、"We throw our baby teeth onto the roof."(私たちは乳歯を屋根に投げるんだ)と伝えてみてください。きっと驚いてもらえます。
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日本の『抜けた歯を投げる』風習で、下の歯はどこに投げると本文で説明されていますか?
よくある質問
Tooth Fairyとはどういう意味ですか?
抜けた歯を枕の下に置くと夜のうちに現れ、歯を回収してお金やプレゼントを置いていくとされる、欧米の子どもの遊びに登場する妖精のことです。
日本の歯の風習とはどう違うのですか?
日本では上の歯を縁の下(床下)に、下の歯を屋根の上に投げ、新しい歯がまっすぐ生えるようにと願います。お金と交換するアメリカの風習とは仕組みが異なりますが、どちらも子どもの成長を願う点は共通しています。