ティールパンプキンとは?ハロウィンに青緑のカボチャを置く家があるのはなぜですか?
アメリカのハロウィンでは、玄関に青緑(ティール)に塗ったカボチャを置く家があります。「お菓子ではないおもちゃも用意しています」という目印です。食物アレルギーのある子どものために、テネシー州東部の1家族が始めました。
アメリカのハロウィンの動画を見ていたら、オレンジではなく、青緑色に塗ったカボチャを玄関に置いている家がありました。塗り間違えたのかと思ったら、近所の何軒かも同じ色でした。あの青緑のカボチャには、何か意味があるんですか?
高校2年生さんより
「この家には、お菓子ではないおもちゃもあります」という目印です。食物アレルギーでお菓子を食べられない子も、トリック・オア・トリートを楽しめるようにする取り組みで、Teal Pumpkin Project(ティール・パンプキン・プロジェクト)と呼ばれています。
テネシー州東部の1家族から始まりました
生みの親は、ベッキー・バサローニさんです。2012年、当時2歳だった息子さんに、命にかかわる食物アレルギーがいくつもあると分かりました。バサローニさんは、テネシー州東部の家族どうしで支え合う会(FACET)を作りました。2013年、この会がティール・パンプキン・プロジェクトを始めることにしました(The Daily Illini(2014年))。
アメリカの食物アレルギーの団体 FARE によると、取り組みはテネシー州東部の1家族から始まりました。息子さんに重い食物アレルギーがあったのです。その家族はハロウィンにお菓子ではない品を用意し、青緑に塗ったカボチャを外に置いて、それがあることの目印にしました(FARE|Teal Pumpkin Project)。
FARE は2014年から、この取り組みを全国に広めています。2024年には、参加する家や催しを載せた地図に、1万2,500か所以上と91の催しが登録されました。参加は全50州とワシントンD.C.、ほかに13か国に広がりました(FARE)。
この話の動画
なぜ青緑なのか、何を配るのか
青緑(teal)は、食物アレルギーへの理解を呼びかけるときに使われる色です(The Daily Illini)。だから、いつものオレンジではなく、この色に塗ります。
配るのは、食べ物ではない小物です。FARE は、たとえば次のようなものを挙げています(FARE|Ideas for Non-Food Treats)。
- ・光るスティックやブレスレット
- ・鉛筆やクレヨン、ステッカー
- ・シャボン玉、スーパーボール
- ・クモの指輪、吸血鬼の牙のおもちゃ
お菓子も一緒に配るときは、器を分けるよう書かれています(FARE)。おもちゃでも、ゴム(ラテックス)や小麦の入った粘土のように、アレルギーの原因になるものがあると注意を呼びかける記事もあります(10News)。
Look, that house has a teal pumpkin.
Great! They must have something without food.
Trick or treat! Can I have a glow stick, please?
Thank you! Now my sister can join the fun too.
- A 見て、あの家、青緑のカボチャを置いてる。
- B よかった! 食べ物じゃないものがあるはずだね。
- A トリック・オア・トリート! 光るスティックをもらえますか?
- B ありがとう! これで妹も一緒に楽しめるよ。
Why is that pumpkin teal?
A teal pumpkin means they have non-food treats.
My little brother has a food allergy.
- ① あのカボチャは、どうして青緑なの?
- ② 青緑のカボチャは、食べ物ではないおもちゃがあるという意味だよ。
- ③ 弟には食物アレルギーがあるんだ。
青緑のカボチャは、「お菓子を食べられない子も、うちに来ていいよ」という合図です。ハロウィンの動画で見かけたら、A teal pumpkin means they have non-food treats.(青緑のカボチャは、食べ物ではないおもちゃがあるという意味)と言ってみてください。
このコーナーは、いただいた質問でできています。どんなに小さな疑問でも お問い合わせフォーム からお送りください。
1問だけ
ティール・パンプキン・プロジェクトで、青緑のカボチャを玄関に置くのは何の目印ですか?
よくある質問
ハロウィンの青緑(ティール)のカボチャは、どういう意味ですか?
その家に、お菓子ではないおもちゃなどが用意されているという目印です。食物アレルギーのある子どもも、トリック・オア・トリートを楽しめるようにする取り組み(Teal Pumpkin Project)です。
ティール・パンプキン・プロジェクトは、いつ誰が始めたのですか?
生みの親は、ベッキー・バサローニさんです。2012年に息子さんの食物アレルギーが分かったことがきっかけで、2013年にテネシー州東部の家族の会(FACET)が始めました。2014年からは団体 FARE が全国に広めています。