How are you?の返事、I'm fine, thank you. は古い?
中学で習ったあの型。間違ってはいません。ただ、あれは「答え」ではなく「あいさつの型」で、最後まで律儀に言い切ると、返事というより暗唱に聞こえます。
オンライン英会話で "How are you?" と聞かれたので、中学で習ったとおり "I'm fine, thank you. And you?" と答えました。先生は笑顔でしたが、そのあと少しだけ間があった気がします。あれ、何か変だったのでしょうか。
英語をやり直し中の社会人さんより
間違っていません。ただ、あれは「答え」ではなくあいさつの型です。型を最後まで律儀に言い切るので、返事というより暗唱に聞こえてしまうのです。
How are you? は、質問の形をした「こんにちは」
まずここです。相手は、あなたの調子を知りたいわけではありません。
レジの店員さんも、すれ違った同僚も、「こんにちは」の代わりにこの形を使います。日本語の「お疲れさま」に近い。疲れているかどうかを聞いているわけではない、あれです。
だから返事も、中身より速さと軽さが求められます。ミネソタ大学がまとめたあいさつの資料でも、教科書に載っている型と、実際に交わされている言葉にはズレがあることが指摘されています。
I'm fine, thank you. And you? は、その「教科書の型」のほうです。完璧すぎるんです。完璧な文が返ってくると、人は一瞬「あ、練習してきたんだな」と思います。あの間は、たぶんそれです。
短く返して、すぐ相手に投げ返す
では何と言えばいいのか。答えは拍子抜けするほど短いです。
- ▼ Good, thanks.(元気だよ、ありがと)
- ▼ Pretty good.(まあまあ元気)
- ▼ Not bad.(悪くないよ)
- ▼ I'm good.(元気だよ)
そしてそのまま相手に投げ返します。You? や How about you? だけで十分。
ポイントは、文を完成させないこと。日本語でも「おつかれー」「あー、おつかれ」で終わりますよね。あれと同じ速さです。
ちなみに I'm good. は「文法的には I'm well. が正しい」と言う人もいますが、日常会話では I'm good. がふつうに使われています。気にしなくて大丈夫です。
イギリスの Alright? は、もっと分かりにくい
ついでに、もう一段ややこしい話を。
イギリスでは You alright? や Alright? をあいさつに使います。直訳すると「大丈夫?」です。
初めて言われると、「え、私そんなに具合が悪そうに見える?」と焦ります。実際そう思った日本人は多いはずです。
でもこれ、意味はただの「やあ」。返事も Alright? や Yeah, you? で構いません。
心配されているのではなく、挨拶されているだけ。そう分かっているかどうかだけで、その3秒の居心地が変わります。
Hey, how are you?
Good, thanks. You?
Not bad. Long week.
- A やあ、調子どう?
- B 元気だよ、ありがと。そっちは?
- A まあまあ。今週は長かったな。
Good, thanks. How about you?
Pretty good. A little tired, but good.
Not bad. Yourself?
- ① 元気だよ、ありがとう。そっちは?
- ② まあまあかな。ちょっと疲れてるけど、元気だよ。
- ③ 悪くないよ。そっちは?
あの型を教わったこと自体は、まったく無駄ではありません。あれがあったから、あなたは今日 "How are you?" に反応できたわけです。
足すのは1つだけ。最後まで言い切らずに、途中で相手に渡す。
明日から Good, thanks. You? の6語で足ります。6語です。中学のときに覚えた型より、ずっと短くて済みます。
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1問だけ
イギリスで "You alright?" と言われたときの意味は?
よくある質問
I'm fine, thank you. And you? は間違いですか?
間違いではありません。文法的にも正しく、意味も通じます。ただし教科書の型をそのまま最後まで言い切る形なので、実際の会話では少し硬く、練習してきた文のように聞こえます。Good, thanks. You? のように短く返すのが日常的です。
How are you? には本当のことを答えなくていいのですか?
多くの場合、あいさつとして使われているので、短く前向きに返して相手に投げ返せば十分です。親しい相手や、本当に近況を聞かれている場面では、もちろん具体的に答えて構いません。相手との距離と場面で選びます。