take a rain checkの意味は?|誘いを断り、また今度にしてもらう
Can I take a rain check? は「また今度でもいい?」という意味です。雨の日だけの言葉ではありません。でも、生まれたのは雨で中止になった野球の試合でした。
Take a rain check
テイク・ア・レイン・チェック
誘いを断りつつ、またの機会にお願いする
to say no to an invitation now but ask to do it another time
こんなときに使います
誘われたけれど今日は行けない、でも本当はまた誘ってほしい。そんなときに使います。「Can I take a rain check?」と言えば、「また今度でもいい?」と伝わります。ただ断るよりも、「行きたい気持ちはある」ことが伝わるのがポイントです。天気は関係ありません。晴れた日でも使えます。
Do you want to get dinner tonight?
Sorry, I have plans. Can I take a rain check?
Sure! How about next Friday?
Next Friday is perfect.
- A 今夜、ごはん行かない?
- B ごめん、予定があるんだ。また今度でもいい?
- A もちろん! 来週の金曜日はどう?
- B 来週の金曜日なら、ばっちりだよ。
この言い方の、裏側
rain check は、もとは本物の券でした。Merriam-Webster は、最初の意味を「予定の催しが雨で中止になったとき、あとの回に使える半券」と説明しています。この意味の最初の使用例は1884年です(Merriam-Webster|rain check)。
Mental Floss の記事によると、この券を配り始めたのは1880年代の野球チームです。屋根のない球場では、雨で試合が流れることがあります。お客さんが損をしないように、次の試合に入れる券を渡したのです(Mental Floss|Why Do We Call It a "Rain Check"?)。
同じ記事は、1887年6月3日の Detroit Free Press のコラムを紹介しています。入口で券を渡されても、受け取らない客がいました。コラムは、薬の広告だと思ったのだろう、と書いています。ところが「試合なし」と発表されると、客はチケット売り場に押し寄せて、券をくれと言ったそうです。1888年には、フィラデルフィアでこの券を集めて安く売ろうとした3人が逮捕されました。
そこから意味が広がりました。Mental Floss によると、1800年代の終わりには、別の使い方も始まりました。人からの誘いを丁寧に断るときの言葉です。いまの Merriam-Webster には、お店の「品切れの特売品を、あとで同じ値段で買える約束の紙」という意味も載っています。
Can I take a rain check?
I'll have to take a rain check on lunch today.
Thanks for asking. Can I take a rain check on the movie?
- ① また今度でもいい?
- ② 今日のお昼は、また今度にさせて。
- ③ 誘ってくれてありがとう。映画は、また今度でもいい?
何を延ばしたいかは、on のあとに置きます。「take a rain check on lunch」で「お昼はまた今度」です。ただ「No.」と言うより、相手の誘いを大事にしている感じが出ます。
Also
- Maybe next time. また今度ね。
- I'll pass. 今回はやめておく。
- Let's do it another time. また別の日にしよう。
原田先生のひとこと
誘いを断るのは、英語でも日本語でも気をつかいます。I can't. だけだと、少し冷たく聞こえることがあります。Can I take a rain check? なら、「行きたいけど、今日は無理」という気持ちまで伝わります。しかも、その裏には雨で流れた野球の試合の話があります。今度誘いを断るときは、この1文を使ってみてください。
1問だけ
友達に映画に誘われて "Can I take a rain check?" と答えました。どんな意味でしょうか?
よくある質問
take a rain checkとは、どういう意味ですか?
誘いを今回は断りつつ、「また今度にしてほしい」とお願いする言い方です。Can I take a rain check?(また今度でもいい?)の形でよく使います。
rain check の由来は何ですか?
もとは、雨で中止になった催しの代わりに、あとの回に入れる券でした。Merriam-Webster によると、この意味の最初の使用例は1884年です。1880年代の野球の球場で配られていました。