pack ratの意味は?|何でもため込んで捨てられない人
「いつか使うかも」で物を捨てられず、どんどんため込んでしまう人を、英語では a pack rat と呼びます。もとは北アメリカに実在する、光る物を集めて巣に持ち帰るネズミの名前です。
a pack rat
ア パック ラット
「いつか使うかも」と、要らない物まで捨てずにため込んでしまう人
a person who collects and keeps things, especially things they do not really need
こんなときに使います
引っ越しや大掃除で、押し入れから空き箱や古い雑誌が山ほど出てきたときに使います。いちばん多いのは、自分のことを笑いながら言う場面です。"I'm such a pack rat."(ほんと、何でもとっておいちゃうんだよね)と言えば、少し照れた感じが出ます。家族や友達に向かって "You're a pack rat." と言うと、軽いツッコミになります。怒っている言葉ではなく、あきれ半分・笑い半分の言葉です。
Why do you still have this box? It's empty.
I might need it someday.
You say that about everything. You're such a pack rat.
I know, I know. I'll clean up this weekend.
- A なんでまだこの箱を持ってるの? 空っぽだよ。
- B いつか使うかもしれないから。
- A 何にでもそう言うよね。ほんと何でもため込むんだから。
- B 分かってるって。今週末に片づけるよ。
この言い方の、裏側
実は pack rat は、北アメリカに本当にいるネズミの名前です。Merriam-Websterの1つ目の意味は「wood rat(ウッドラット)、とくに北アメリカ西部にすむ、しっぽがふさふさした種類」で、「食べ物やいろいろな物をため込む」と説明されています。2つ目の意味が「要らない物を集めてため込む人」です(Merriam-Webster|pack rat)。
英語版Wikipediaによると、このネズミは光る物が特に好きです。しかも、気に入った物を見つけると、いま運んでいる物(たとえばサボテンのかけら)をそこに置いて、新しい物と「交換」するように持っていくと書かれています(Wikipedia|Packrat)。
いちばん驚くのは、集めた物で作った巣の山(midden)です。アメリカの国立公園局によると、ネズミのおしっこが固まって中身を守り、5万年より古いものまで残っています。科学者はこの巣を調べて、昔の自然や気候のようすを描き出しています(National Park Service)。ため込み屋のネズミが、何万年ぶんの記録を残してくれていたわけです。
I'm a pack rat. I keep everything.
My dad is a real pack rat. He still has his old phones from the 1990s.
Moving to a small apartment cured me of being a pack rat.
- ① 私は捨てられない性分で、何でもとっておくんです。
- ② 父は本当にため込み屋で、1990年代の古い携帯電話をまだ持っています。
- ③ 狭いアパートに引っ越したら、ため込み癖が治りました。
自分のことを冗談っぽく言うのがいちばん安全な使い方です。人に言うときは、軽いツッコミとして聞こえる相手だけにしましょう。
Also
- hoarder ため込む人。度が過ぎて生活に困るほどの場合にも使う、重めの語
- declutter (部屋の)要らない物を減らして片づける
- junk drawer 何でも放り込んでおく「ガラクタ入れ」の引き出し
原田先生のひとこと
空き箱、紙袋、もう使わない充電コード。「いつか使うかも」で残した物は、誰の家にもあると思います。そんな自分を、英語では1語で笑い飛ばせます。しかも、その語の元になったネズミの巣が、何万年も前の自然を調べる手がかりになっている。明日、押し入れを開けて物があふれていたら、"I'm such a pack rat." と声に出して言ってみてください。
動画で見る
1問だけ
英語で a pack rat と呼ばれるのは、どんな人ですか?
よくある質問
pack ratとはどういう意味ですか?
「いつか使うかも」と、要らない物まで捨てずにため込んでしまう人のことです。自分のことを冗談っぽく言うときによく使われます。
pack ratの由来は何ですか?
北アメリカに実在するネズミ(wood rat)の名前です。食べ物やいろいろな物を巣にため込む習性があり、光る物が特に好きだといわれています。