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funny boneの意味は?|肘の激痛スポットの正体

肘の内側をぶつけると、ビリッと電気が走ってしびれるあの場所。英語では funny bone、直訳すると「愉快な骨」です。ちっとも愉快じゃないのに、なぜこの名前なのか。説は2つに分かれます。

「学校ではまず教わらない英語」funny bone(ファニー・ボーン)の手描き風イラスト。「肘をぶつけたとき『ビーン!』としびれるあの場所。英語では funny bone」という説明が上にある。3コマ漫画で、1コマ目は男の子が机の角に肘を「ゴツン!!」とぶつけて「いてっ!」と叫んでいる。2コマ目は「ビーン!!」としびれる様子。3コマ目では女の子が指を立てて「そこが funny bone!」と言い、吹き出しに「なぜ“funny”? しびれておもしろいから? いえいえ、昔の人の勘違いからきてるよ!」とある。下の「ポイント!」欄には「正式には『尺骨神経(しゃっこつしんけい)』が通る場所。でも“funny bone”って呼ぶと、ちょっとだけネイティブっぽくなる! ぶつけないのがいちばんだけどね…笑」という説明。右下には点線の丸で腕のイラストがあり「このへん!(内側の出っ張りの少し下あたり)」と示されている。

funny bone

ファニー・ボーン

肘の内側をぶつけたときに、ビリッと電気が走ったようにしびれる場所

the spot near the inside of the elbow that causes a tingling, electric-shock-like feeling when bumped

こんなときに使います

肘の内側をどこかにぶつけて、腕全体にビリッとしびれが走った瞬間に使います。「痛っ!」と叫んだあとに出てくる一言です。

英語圏の友達や家族の前でやってしまうと、高確率で "Oh no, your funny bone!" と声をかけられます

名前に funny(愉快な)とついていますが、ぶつけた本人にとっては少しも愉快ではありません。むしろこの「名前と中身のズレ」自体が、話のきっかけになります

会話で見る
A

Ow! I just hit my funny bone on the desk.

B

Are you okay? That looks like it really hurts.

A

Yeah… there's nothing funny about it, though.

和訳
  • A 痛っ!机の角で肘の内側をぶつけた。
  • B 大丈夫? すごく痛そうだけど。
  • A うん…でも、ちっとも funny(愉快)じゃないんだけどね。

この言い方の、裏側

この名前の由来として広く知られているのが、骨の名前を使ったダジャレ説です。肘のこの部分にある腕の骨は、正式には humerus(上腕骨)といいます。英語で発音すると、「おかしい・愉快な」を意味する humorous とほとんど同じ音になります。

この言い方が記録に現れるのは1826年からです(Etymonline|funny)。Wikipediaも「humerus と humorous の音が似ていることによる駄洒落だと考えられている」と書いています。

ただし、これで決まりではありませんOxford English Dictionary は別の説明を挙げていて、funny は駄洒落ではなく「ぶつけたときの、あの妙な感じ」の funny(おかしな、変な)だとしています(Wikipedia|Funny bone)。Etymonline も同じ立場です。どちらが本当かは、はっきりしていません。

面白いのは、しびれの正体は骨ではなく、肘の裏を通る尺骨神経(ulnar nerve)だという点。骨をぶつけたわけではないのに "bone" と呼ばれ続けているわけです。アメリカ英語には、同じ場所を指す crazy bone という言い方もあります。

使ってみる

I hit my funny bone and it hurt so much.

Careful, that corner always gets my funny bone.

My funny bone is still tingling.

和訳
  • 肘の内側をぶつけて、ものすごく痛かった。
  • 気をつけて、その角、いつも肘の内側にぶつかるんだよね。
  • まだ肘の内側がジンジンしてる。

funny bone は数えられる名詞として使うので、hit one's funny bone(〜の funny bone をぶつける)という形で覚えておけば十分です。

Also

  • elbow 肘そのものを指す、いちばん基本の単語
  • pins and needles しびれて針で刺されるような感覚を表す言い方
  • crazy bone アメリカ英語で使われる、funny bone と同じ意味の言い方

原田先生のひとこと

この骨、いや神経には、私も何度も痛い思いをさせられてきました。「痛いのに funny とはこれいかに」と思ったことのある人は、あなただけではありません。1820年代のイギリス人も、同じことを考えてダジャレにしてしまったわけです。

次にどこかで肘をぶつけたら、痛がる前に "There's nothing funny about my funny bone." とつぶやいてみてください。ちょっとだけ痛みが紛れるかもしれません。

1問だけ

「funny bone」の名前の由来として、よく挙げられるのはどれ?

よくある質問

funny boneとはどういう意味ですか?

肘の内側をぶつけたときに、ビリッと電気が走ったようにしびれる場所を指す英語表現です。正式には尺骨神経が通る場所で、骨そのものではありません。

なぜ funny(愉快な)という名前がついているのですか?

上腕骨を意味するhumerusと、愉快なという意味のhumorousが似た音であることを使った駄洒落が由来とする説が、いちばんよく紹介されます。ただしOxford English Dictionaryは、ぶつけたときの妙な感覚を指すfunny(おかしな、変な)だと説明しており、どちらとも決着はついていません。この言い方が記録に現れるのは1826年からです。

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