世界最短の地名は、フランスの村「Y」です
フランス北部に、世界でいちばん短い地名を持つ村があります。名前はたった1文字の「Y」。人口はわずか87人で、住民は自分たちを「イプシロニアン」と呼びます。
The Village Whose Name Is Just One Letter
In northern France, there is a village with the shortest place name in the world.
It is called Y, just a single letter.
The village sits in the Somme region, about fifty kilometers east of Amiens.
As of 2023, only eighty-seven people lived there.
The name comes from an old form, once written as Iacum or Ycium centuries ago.
Over hundreds of years, the spelling grew shorter and shorter.
Eventually, only the letter Y remained.
People who live there call themselves Ypsiloniens.
That name comes from Upsilon, the Greek letter that looks like Y.
Even the local church and the village sign share the same one-letter name.
Visitors sometimes stop just to take a photo next to the sign.
It says only one thing: Y.
(126 words)
今日の語句
全文和訳
フランス北部に、世界でいちばん短い地名を持つ村がある。その名は「Y」。たった1文字だ。村はソンム県にあり、アミアンから東へおよそ50キロメートルの場所にある。2023年の時点で、住民はわずか87人だった。この名前は、何世紀も前には Iacum や Ycium と書かれていた古い形に由来する。何百年もかけて、つづりはどんどん短くなっていった。そしてついに、Yという1文字だけが残った。そこに住む人々は、自分たちを「イプシロニアン」と呼ぶ。その名は、Yに似たギリシャ文字「ユプシロン」に由来する。地元の教会や村の標識も、同じ1文字の名前を使っている。訪れる人の中には、標識の横で写真を撮るためだけに立ち寄る人もいる。そこに書かれているのは、たった一言。「Y」。
1文字になったのは偶然ではなく、何百年もかけて削られた結果
村「Y」は、フランスでいちばん短い地名で、世界でも指折りの短さとされています。中世の記録には、Iacum や Ycium、Iei、I、Hy といった、いまとは違うつづりが残っています。何世紀もかけて少しずつ短くなっていき、最後にYという1文字だけが残りました。長い歴史のうえに、たまたま1文字になったのではなく、省略が積み重なった結果だということです(Wikipedia|Y (Somme))。
住民の呼び名「イプシロニアン」は、ギリシャ文字が由来
村の人口はわずか87人(2023年時点)ですが、自分たちを指す呼び名はちゃんとあります。"Ypsiloniens"(イプシロニアン)です。これは、Yという文字によく似たギリシャ文字"Upsilon"(ユプシロン、Υ)から取られています。1文字の地名から、きちんと住民の呼び名を作ったところに、言葉への律儀さを感じます。
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フランスの村「Y」の住民は、自分たちを何と呼んでいるでしょう?
よくある質問
世界でいちばん短い地名はどこですか?
フランス北部ソンム県にある村「Y」が、世界でも指折りの短さとされています。名前はたった1文字で、2023年時点の人口は87人です。
村「Y」の住民は、自分たちを何と呼んでいますか?
「Ypsiloniens(イプシロニアン)」と呼びます。Yという文字によく似たギリシャ文字Upsilon(ユプシロン)が由来です。