タイで見つかった「悪魔の花」は、光合成をしない新種でした
タイ西部の国立公園で、葉緑素を持たず光合成をしない新種の花Thismia daemona(通称「悪魔の花」)が見つかりました。黒い花に角のような突起と、悪魔の目のような赤い模様を持ち、確認されているのは50株未満だけです。
Scientists Discover a 'Devil Flower' That Lives Without Sunlight
Scientists have discovered a new species of flowering plant in a national park in western Thailand, naming it Thismia daemona, the "devil flower."
The plant has no chlorophyll, so it cannot make its own food from sunlight.
Instead, it lives almost its whole life hidden under fallen leaves, feeding on underground fungi.
Its mostly black flower has horn-like shapes above a dome, and reddish-orange patches near the base look like glowing eyes.
Researchers found it growing at nearly 1,000 meters, an unusually high spot for this kind of plant.
The discovery was published in the journal PhytoKeys on August 17, 2026.
Fewer than 50 individuals are known, living in one area smaller than a football pitch.
For now, scientists have assessed it as critically endangered.
(125 words)
出典:Pensoft Blog|New "devil flower" species discovered in Thai national park
今日の語句
全文和訳
科学者たちが、タイ西部の国立公園で花を咲かせる植物の新種を発見し、Thismia daemona(通称「悪魔の花」)と名付けた。この植物には葉緑素がなく、日光を使って自分で栄養を作ることができない。その代わり、一生のほとんどを落ち葉の下に隠れて過ごし、地中の菌類から栄養をもらって生きている。ほぼ真っ黒な花にはドーム状の部分の上に角のような突起があり、根元近くの赤みがかったオレンジ色の模様は、光る目のように見える。研究者たちは、この種の植物にしては珍しく標高およそ1,000メートルの場所でこの花が育っているのを見つけた。この発見は2026年8月17日、学術誌PhytoKeysで発表された。確認されている個体は50株に満たず、すべてサッカー場よりも狭い1か所の範囲に生きている。いまのところ、科学者たちはこの花を『近絶滅種』にあたると評価している。
植物なのに、日光をまったく使わない
Thismia属は「妖精のランタン」とも呼ばれる仲間で、そのほとんどが葉緑素を持たず、地中の菌類に栄養を頼って生きています。今回の新種も例外ではなく、一生のほとんどを、落ち葉の下に隠れて過ごします。「植物なのに光合成をしない」という組み合わせ自体が、多くの人にとって意外な事実です。
サッカー場より狭い場所にしか、いない
今回の発見でもう一つ驚かされるのは、確認されている個体が50株に満たず、しかもすべてがサッカー場より狭い1か所の範囲に集まっている点です。2026年8月17日に論文が発表された時点で、科学者たちはすでにこの花を、いまのところ『近絶滅種』にあたると評価しています。見つかったと同時に、消えてしまう心配までしなければならない花なのです。
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よくある質問
「悪魔の花」と呼ばれるThismia daemonaとは、どんな植物ですか?
タイ西部の国立公園で見つかった新種の花です。葉緑素を持たないため光合成ができず、一生のほとんどを落ち葉の下に隠れて過ごし、地中の菌類から栄養を得て生きています。黒い花に角のような突起があり、赤みがかった模様が目のように見えることから、この通称がつきました。
この花は、今どのくらい見つかっているのですか?
確認されている個体は50株に満たず、すべてサッカー場よりも狭い1か所の範囲に生きています。2026年8月17日に発表された論文の時点で、科学者たちはすでにこの花を、いまのところ『近絶滅種』にあたると評価しています。