スペースXのロケットが、誤って月に衝突しました
2026年8月5日、使用済みのスペースX ファルコン9ロケットの上段が、誰にも操縦されないまま月に衝突しました。天文学者は数か月前からほぼ分刻みで衝突を予測しており、NASAの衛星は現場にできたばかりのクレーターを撮影しています。
A Rocket Stage Crashed Into the Moon by Accident
On August 5, 2026, a piece of space junk slammed into the Moon.
It was the spent upper stage of a SpaceX Falcon 9 rocket.
The stage had launched two lunar landers the year before.
After that, it was left drifting in a Moon-crossing orbit around Earth.
Nobody was steering it, and nobody chose where it would land.
An astronomer had predicted the crash months earlier, almost to the exact minute.
The rocket struck the Moon near Einstein Crater at roughly 8,700 kilometers per hour, about 5,400 miles per hour.
The impact released energy equal to about three tons of TNT.
Days later, NASA's Lunar Reconnaissance Orbiter photographed a brand-new crater at the site.
The crater measured about 18 meters wide and less than 3 meters deep.
It was only the third known accidental rocket impact on the Moon in human history.
(140 words)
今日の語句
全文和訳
2026年8月5日、宇宙ゴミの破片が月に衝突した。それは、使用済みになったスペースX ファルコン9ロケットの上段だった。その上段は、前の年に月着陸船を2機打ち上げていた。その後、月の通り道と交わる、地球のまわりの軌道を漂ったままだった。誰も操縦しておらず、どこに落ちるかを選んだ人もいなかった。ある天文学者が数か月前に衝突を予測しており、その的中ぶりはほぼ分刻みで正確だった。ロケットは、月のアインシュタインクレーター付近に、時速約8,700キロメートル(約5,400マイル)で衝突した。衝撃のエネルギーは、TNT火薬およそ3トンぶんに相当した。数日後、NASAの月周回衛星が、現場にできたばかりのクレーターを撮影した。クレーターの大きさは、幅約18メートル、深さは3メートル未満だった。これは、人類の歴史上、月へのロケットの偶発的な衝突として確認されている中で3例目だった。
分刻みで予測できても、止める手段は無い
今回の衝突がおもしろいのは、いつどこに落ちるかがほぼ正確に分かっていたのに、誰も止められなかったという点です。地上の天文学者は軌道を計算して、月に衝突する日時をほぼ言い当てていました。それでも、使い終わって捨てられたロケットは、地上から操縦することも、進路を変えることもできません。予測できることと、コントロールできることは別だと分かる出来事です。
ロケットが誤って月にぶつかったのは、まだ3回だけ
記録に残る限り、ロケットの部品が偶然月に衝突したのはこれが3例目で、1959年のソ連の探査機ルナ2号の運搬用ロケット、2022年の中国の探査機の運搬用ロケットに次ぐものです。月をめざす打ち上げが増えるほど、使用済みの部品が漂流したまま残る可能性も増えていきます。
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月に衝突したロケットの部品について、本文の説明として正しいものはどれですか?
よくある質問
月に衝突したのはどんなロケットですか?
前の年に月着陸船2機を打ち上げたあと、使用済みのまま、月の通り道と交わる地球のまわりの軌道に残されていた、スペースX ファルコン9ロケットの上段です。2026年8月5日に月へ衝突しました。
この衝突は、事前に分かっていたのですか?
はい。天文学者が数か月前から軌道を計算し、衝突する日時をほぼ分刻みで言い当てていました。ただし、進路を変える手段はロケット側に残っていなかったため、止めることはできませんでした。