土星の南極に、十角形の謎の模様が現れました
2026年9月、NASAのハッブル宇宙望遠鏡が、土星の南極を取り巻く巨大な十角形(デカゴン)の模様を確認したと発表しました。北極の六角形は40年以上安定しているのに対し、この新しい模様はいまも強まっているとみられ、なぜいま現れたのかは分かっていません。
Saturn's South Pole Grew a Ten-Sided Shape
In September 2026, Hubble revealed a striking new pattern in Saturn's atmosphere.
A giant ten-sided shape, called a decagon, is forming around its south pole.
Each of its ten sides stretches about 16,782 kilometers, longer than Earth is wide.
Saturn's north pole has had a similar six-sided hexagon for over forty years.
Scientists first identified that hexagon in 1988, from Voyager images taken in 1980 and 1981.
This new decagon is different: it still appears to be strengthening.
NASA scientist Amy Simon said, "We've never seen anything quite like this in Saturn's southern hemisphere."
Hubble images from 2023 hold the earliest faint hints of the shape.
Hubble photographed the full ten-sided shape on August 29, 2025.
The team published their findings in Science Advances on September 2, 2026.
They still don't know exactly why it suddenly appeared now.
For now, scientists plan to watch Saturn's south pole closely.
(148 words)
出典:NASA Science|NASA's Hubble Tracks New Decagon Encircling Saturn's South Pole
今日の語句
全文和訳
2026年9月、ハッブル宇宙望遠鏡が、土星の大気に現れた驚くべき新しい模様を明らかにした。『デカゴン』と呼ばれる巨大な十角形が、土星の南極のまわりに形づくられつつある。10本の辺は1本でおよそ1万6782キロメートルあり、地球の直径よりも長い。土星の北極には、似た六角形の模様が40年以上前から存在している。科学者たちがこの六角形を確認したのは1988年、1980年と1981年に探査機ボイジャーが撮った画像からだった。この新しい十角形はそれとは違い、いまもまだ強まっているように見える。NASAの科学者エイミー・サイモンは、『土星の南半球で、こんなものを見たのは初めてです』と語った。いちばん古いかすかな痕跡は、2023年のハッブルの画像に写っていた。ハッブルが十角形の全体をとらえたのは、2025年8月29日だった。研究チームは、この成果を2026年9月2日に学術誌Science Advancesで発表した。なぜいまになって突然現れたのかは、まだ分かっていない。科学者たちはひとまず、土星の南極を注意深く観察していく予定だ。
北極の『定番』とは違い、いまも成長を続けています
土星の北極には、1980年と1981年のボイジャー探査機の観測データをもとに1988年に確認された、安定した六角形の模様があります。40年以上ものあいだ、観測するたびに同じ場所にあり続けている、いわば土星の『定番』の模様です。ところが今回南極で見つかった十角形は、できたばかりの模様です。いちばん古いかすかな痕跡は2023年のハッブルの画像に写っていました。2024年には地上の望遠鏡が波打つ帯に気づき、2025年8月29日にハッブルが十角形の全体をとらえました。北極の六角形とは対照的に、いまもまだ強まっているように見える点が、天文学者たちの関心を集めています。
なぜいま現れたのかは、まだ謎のままです
NASAの科学者エイミー・サイモンは、『土星の南半球で、こんなものを見たのは初めてです。北の六角形は、40年以上見るたびにいつもそこにありました。でも今回のものは違います。強まっているように見え、巨大な大気の模様が育っていく様子を観察する、めったにない機会を与えてくれています』と語っています(NASA Science|NASA's Hubble Tracks New Decagon Encircling Saturn's South Pole)。続けて『私にとっていちばん興味深いのは、これがごく最近できたばかりに見えることです。これまで見えなかったのに、なぜいま突然現れたのか、それが問いです』とも述べており、原因はまだ分かっていません。
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よくある質問
土星の南極に現れた十角形とは何ですか?
NASAのハッブル宇宙望遠鏡が2026年9月に発表した、巨大な十角形の大気の模様のことです。10本の辺は1本でも地球の直径より長く、2023年ごろから姿を現し、いまも成長を続けているとみられます。原因は分かっていません。
土星の北極の六角形とは違うのですか?
違います。北極の六角形は1988年に確認されて以来、40年以上ものあいだ観測するたびに同じ場所にあり続けているのに対し、南極の十角形は2023年ごろから見え始めた新しい模様で、いまも強まっているとみられる点が異なります。