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原田英語の沼 Harada Eigo no Numa

DAILY ENGLISH

地球の1日の長さが変わる理由は、内核かもしれません

1日の長さは、数十年のあいだに数ミリ秒ほど変わります。カナダのアルバータ大学の研究チームが、その理由は地球の内核の動きによる重力の引っぱり合いかもしれない、という研究を Nature に発表しました。

Why Is a Day Not Exactly 24 Hours?

Most people think a day is exactly 24 hours.

But the Earth does not turn at a perfectly steady speed.

The length of a day changes by a few milliseconds over decades.

A millisecond is one thousandth of a second.

Now scientists in Canada have a new idea about why.

Deep inside the Earth, there is a solid inner core.

It is not a perfect ball.

When it moves a little, its gravity pulls on the rocky layer above it.

That layer is called the mantle.

The pull can change how fast the mantle turns.

Another force pushes the other way.

The two forces are like a tug-of-war.

The study says the inner core also changes shape slowly, over about ten years.

The Earth's deepest part may be more active than it looks.

(133 words)

出典:ScienceDaily|Earth's Day Isn't Exactly 24 Hours(2026年9月29日掲載)

今日の語句

millisecond ミリ秒(1000分の1秒) one thousandth of a second
inner core 内核 the solid center of the Earth
mantle マントル the thick layer of rock between the crust and the core of the Earth
gravity 重力 the force that pulls things toward each other
tug-of-war 綱引き a contest in which two sides pull a rope in opposite directions

全文和訳

多くの人は、1日はぴったり24時間だと思っています。でも、地球は完全に一定の速さで回っているわけではありません。1日の長さは、数十年のあいだに数ミリ秒ほど変わります。1ミリ秒は、1秒の1000分の1です。そこで、カナダの科学者たちが、その理由について新しい考えを発表しました。地球のずっと深いところには、固い内核があります。内核は、完全な球ではありません。内核が少し動くと、その重力が、上にある岩の層を引っぱります。その層は、マントルと呼ばれます。この引っぱる力で、マントルの回る速さが変わることがあります。もう1つ、反対向きに押す力もあります。この2つの力は、綱引きのようなものです。研究によると、内核は、およそ10年かけてゆっくり形を変えることもあるそうです。地球のいちばん深い部分は、見かけより活発に動いているのかもしれません。

研究したのは、アルバータ大学の2人です

研究は、アルバータ大学の博士課程の学生 Huifeng Zhang さんと、Mathieu Dumberry 教授によるものです。論文の題は「Gravitational torque drives multidecadal variations in length of day」で、2026年に Nature に載りました(ScienceDaily)。

これまでの考えでは、地球の液体の核の回る速さが変わると、マントルが反対向きに反応して、1日の長さが数ミリ秒変わるとされてきました。新しい研究は、そこに内核の動きによる重力の効果を加えています(同じ記事)。

重力と摩擦の綱引きが、1日の長さを決めているかもしれません

内核は完全な球ではないので、動きが変わると、マントルにある質量のかたよりと重力で引き合います。一方で、核とマントルの境目では、摩擦と電磁気の引きずりが反対向きに働きます(同じ記事)。

この2つの力が引き合う綱引きで、1日の長さの数十年ごとの変化を説明できる、というのが研究の主張です。結果として、内核はおよそ10年の時間の幅で、粘り気のあるものが変形するように形を変える、と研究は示しています(同じ記事)。

1問だけ

この記事によると、1日の長さはどのくらい変わりますか?

よくある質問

地球の1日は、いつもぴったり24時間ですか?

いいえ。地球の回る速さは完全には一定でなく、1日の長さは数十年のあいだに数ミリ秒ほど変わります。

1日の長さが変わる理由は何ですか?

アルバータ大学の研究チームは、内核の動きによる重力の効果が、マントルの回る速さを変えているかもしれないと Nature に発表しました。

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