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原田英語の沼 Harada Eigo no Numa

DAILY ENGLISH

キャンプ場を探していたら、3億9000万年前のクレーターを発見しました

カナダのケベック州で、キャンプ場を探して衛星地図を見ていた趣味の天文家が、大きな円に気づきました。調べてみると、およそ3億9000万年前に天体がぶつかってできた、幅25キロのクレーターでした。

Looking for a Campsite, He Found a Crater

Joël Lapointe is an amateur astronomer.

In 2024, he was planning a camping trip in Quebec, Canada.

He looked at satellite maps to find a good place to camp.

Near Lake Marsal, he noticed a large circle.

He thought it might be an impact crater.

So he contacted experts in Europe and North America.

In October 2025, scientists flew to the area by floatplane.

They had to walk through 50 meters of water.

The plants there were thick and twisty.

Then they found special rocks called shatter cones.

These rocks form under the huge pressure of an impact.

The crater is about 25 kilometers wide.

It was made about 390 million years ago.

It is the largest crater found since 2018.

He was only looking for a place to camp.

Instead, he found a giant hole from Earth's past.

(139 words)

出典:NASA Earth Observatory|An Accidental Impact Crater Discovery(2026年9月15日)

今日の語句

amateur astronomer 趣味の天文家 a person who studies the stars and planets as a hobby, not as a job
satellite map 衛星から撮った地図 a map made from pictures taken from space
notice 気づく to see something and pay attention to it
impact crater 天体の衝突でできたクレーター a large round hole made when a rock from space hits a planet
floatplane 水上飛行機 a small plane that can land on and take off from water
pressure 圧力 the force of something pushing hard on something else

全文和訳

ジョエル・ラポワントさんは、趣味で星を観察している天文家です。2024年、彼はカナダのケベック州へのキャンプ旅行を計画していました。キャンプによい場所を探すため、衛星から撮った地図を見ていました。マルサル湖の近くで、彼は大きな円に気づきました。天体がぶつかってできたクレーターかもしれない、と彼は考えました。そこで、ヨーロッパと北アメリカの専門家に連絡しました。2025年10月、科学者たちが水上飛行機でその場所へ向かいました。50メートルも、水の中を歩かなければなりませんでした。そこの植物は、深く生い茂り、ぐねぐねと絡み合っていました。そして、シャッターコーンと呼ばれる特別な岩を見つけました。この岩は、天体がぶつかったときのものすごい圧力でできます。クレーターの幅は、およそ25キロメートルです。できたのは、およそ3億9000万年前です。2018年以降に見つかったクレーターの中で、いちばん大きいものです。彼は、キャンプする場所を探していただけでした。ところが見つけたのは、地球の大昔の巨大な穴だったのです。

決め手は、肉眼で見える岩だった

NASA の地球観測のサイト Earth Observatory によると、ラポワントさんが大きな円に気づいたのは2024年、コート・ノール地方のマルサル湖の近くです。彼の問い合わせがきっかけで、フランスの研究者たちが動きました。2024年の隕石学会(Meteoritical Society)の会合で、この場所を「クレーターかもしれない場所」として発表したのです(NASA Earth Observatory)。

この発表がきっかけで、ウェスタン大学の惑星地質学者ゴードン・オシンスキさんが調査に加わりました。はじめは疑っていたそうです(同じ記事)。現地で見つけたシャッターコーンについて、オシンスキさんは「現場で肉眼で見える、衝突の唯一の動かぬ証拠」と話しています(同じ記事)。現地の植物を、オシンスキさんは "deep, twisty, gnarly vegetation"(深くて、ぐねぐねして、からみ合った植物)と表現しています(ScienceDaily)。

名前は Uhackatik。地球にはまだ眠っている

クレーターは Uhackatik(ウハカティク)と名づけられました。エクアニチットのイヌー(Innu)の評議会と話し合って決めた名前です。隕石学会の委員会が、次の会合で正式に認める見込みです(前掲・NASA Earth Observatory)。

幅25キロは、2018年に見つかった幅31キロのハイアワサ・クレーター以来の大きさです。地球上で確かめられた衝突の跡はおよそ200か所です。まだ見つかっていないものが、数百はあると考えられています(同じ記事)。次のひとつを見つけるのは、キャンプ場を探している誰かかもしれません。

この話の動画

Quebecer discovers 390-million-year-old crater (The Canadian Press) カナダの通信社 The Canadian Press の動画です。題は「ケベックの人が、3億9000万年前のクレーターを発見」(英語)。

1問だけ

ラポワントさんが衛星地図を見ていたのは、もともと何のためでしたか?

よくある質問

ケベック州で見つかったクレーターの大きさは?

幅およそ25キロメートルで、およそ3億9000万年前にできたと考えられています。2018年に見つかったハイアワサ・クレーター以来の大きさです。

誰がどうやって見つけたのですか?

趣味の天文家ジョエル・ラポワントさんが、2024年にキャンプ場を探して衛星地図を見ていたとき、マルサル湖の近くの大きな円に気づいたのが始まりです。

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