発音問題の解き方|下線部の直後の1文字を見る
下線部の発音が他と異なる語を選ぶ問題。多くの生徒は単語を1つずつ発音して『勘』で選ぼうとしますが、プロは下線部の直後に続く1文字ごとに単語をグループ分けしてから、確実な語を基準に例外を探します。
たぶん、こう解いています
多くの生徒は、4つの単語を頭の中で1つずつ発音してみて、『なんとなく違う気がする』語を勘で選ぼうとします。実際の入試に出る単語は、どれも見た目は基本語ばかりですが、自信を持って発音できない語がわざと混ぜてあります。
さらに厄介なのは、同じ文字の並び(例えば ea)でも、直後に続く文字によって音が変わることがあるということです。この違いを知らずに4語をまとめて比べようとすると、そもそも比べる土俵を間違えます。
原田英語式手順
- 下線部の
文字と、 その直後の 1文字に 印をつける 4語の下線部だけでなく、その直後に続く1文字(多くは子音字)にも印をつけます。同じ ea でも、直後が t なのか d なのか r なのかで、音が変わることがあるからです。
- 直後の
文字が 同じ語どうしで、 先にグループを 作る 印をつけた直後の文字が同じ語をまとめます。同じ ea でも、直後の文字が違えば音が変わることがあります。例えば meat, seat, wheat(ea + t)は「イー」ですが、bread, head, dead(ea + d)は「エ」です。まず直後の文字がそろっている語どうしで比べると、迷う相手が減ります。
- グループの
『基本の 音』を、 確実な 語から 決める グループの中で、発音に自信がある語を1つ選び、それをそのグループの基本の音とします。4語すべてを平等に迷うのではなく、確実な1語を基準にすることで、迷う語を絞り込めます。
- 基準から
ずれる 語だけを、 例外と して拾い出す 基準の音と違う語が、そのグループの正解候補です。同じグループの中で1語だけ音が違えば、それが下線部発音問題の答えです。
やってみる
次の設問は、この記事のために書き下ろした練習用の問題です。下線部の発音が、他の3つと異なるものを1つ選んでください。
Choose the word whose underlined letters are pronounced differently from the other three.
下線を引いた ea の発音が、他の3つと異なるものはどれか。
選んでみてください。押すと、答えと解説が出ます。
正解は ③
英文の意味
下線部の発音が、他の3つと異なるものを1つ選びなさい。
4語とも ea の直後は t で、同じグループに属します。まず、発音に自信のある meat(ミート)・seat(シート)・wheat(ウィート)の3語を基準にすると、これらはすべて "ea" を長い「イー」の音で読んでいると分かります。
残る③のgreatだけ、同じ ea + t のグループに属しながら「グレイト」と読み、長い「イー」の音になりません。この1語だけが、グループの基本の音からずれています。
したがって、他の3つと発音が異なるのは③のgreatです。同じ ea + t のグループでも、great・break・steakのように「エイ」と読む語が例外として存在することを、グループ単位で覚えておくと、次に同じ形の問題が出てもすぐに見抜けます。
発音問題は、単語を1つずつ発音して勘で選ぶ問題ではありません。下線部の直後の1文字でグループを分け、確実な語を基準にして例外を探す問題です。
明日、この形式の問題を解くときは、下線部の文字だけでなく、その直後の1文字にも先に印をつけるところから始めてみてください。
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1問だけ
下線部発音問題を解くとき、本文で紹介された最初の手順はどれですか?
よくある質問
発音問題は、単語を丸暗記するしかないのですか?
1語ずつ丸暗記する必要はありません。下線部の直後に続く1文字でグループを分け、確実な語を基準にして、そこからずれる例外語だけを覚えていく方法が効率的です。
同じ ea でも発音が変わるのはなぜですか?
英語のつづりと発音の対応は規則的ではなく、直後に続く文字によって音のグループが分かれます。ea + tのグループにはmeatのような『イー』の音が多い一方、great・break・steakのように『エイ』と読む例外もあります。