アクセント問題の解き方|品詞の変わり目を疑う
アクセントの位置を選ぶ問題で、単語を1つずつ丸暗記していませんか。名詞から動詞に変わると強く読む場所が移る語のグループを知っておくと、初めて見る単語でもあたりをつけられます。
たぶん、こう解いています
アクセント問題の対策として、参考書には『よく出る単語のアクセントを表にして覚えましょう』と書いてあることが多いです。間違ってはいませんが、これも探し方ではなく確かめ方です。
単語を1つずつ丸暗記していく方法には限界があります。入試に出る英単語は数えきれないほどあり、覚えていない語が出た瞬間に手が止まってしまいます。
必要なのは、初めて見る単語でもある程度あたりをつけられる規則です。
原田英語式手順
- その語が、
名詞と 動詞の どちらにも なるかを 確認する 選択肢の単語が、同じつづりのまま名詞としても動詞としても使われる2音節の語かどうかをまず見ます。record・present・produce・object・permit のような語がこれにあたります。
- 文の中でどちらの
品詞と して使われているかを 見る 冠詞(a / the)が前についていたり、前置詞の目的語になっていれば名詞、主語の直後で動詞の働きをしていれば動詞です。品詞が分かれば、アクセントの位置もほぼ決まります(名詞は前の音節、動詞は後ろの音節)。
- その規則が
効かない 語がないか、 疑って かかる この規則が働くのは、もともと名詞から動詞に転用された語だけです。answer・promise・travel のように、最初から動詞として使われてきた2音節語は、動詞になってもアクセントは前のまま動きません。仲間はずれは、たいていこのタイプです。
- 怪しい
1語だけ、 実際に 声に出して 確かめる 候補が1つか2つに絞れたら、辞書を引く前に自分の声で発音してみてください。前を強く読むか、後ろを強く読むか、口の感覚のほうが記憶に残ります。
やってみる
次の4つの英文には、動詞 produce・record・present・answer がそれぞれ使われています。アクセント(強く読む部分)の位置が他の3つと異なるものを選びましょう。
The company plans to produce electric cars next year.
Officials record every flight that lands at this airport.
She will present her research at the conference.
He couldn't answer the teacher's question.
文中で使われている動詞のうち、アクセントの位置が他の3つと異なるものはどれか。
選んでみてください。押すと、答えと解説が出ます。
正解は ④
英文の意味
その会社は来年、電気自動車を生産する計画だ。職員は、この空港に着陸するすべての便を記録する。彼女は会議で自分の研究を発表する予定だ。彼は先生の質問に答えられなかった。
- ①〜③の produce・record・present は、名詞として使うときは前の音節(PROduce・REcord・PREsent)、動詞として使うときは後ろの音節(proDUCE・reCORD・preSENT)にアクセントが移る語です。今回はどれも動詞として文中で使われているので、3語ともアクセントは後ろの音節に来ます。
- ④の answer は、名詞としても動詞としても使われますが、もともと動詞から意味が広がった語ではないため、アクセントの位置が変わりません。名詞でも動詞でも常に前の音節(ANswer)を強く読みます。
したがって、①〜③(後ろにアクセント)と形が異なるのは④です。
アクセント問題で見るべきは、単語そのものより『名詞から動詞になった語かどうか』です。record・present・produce・object・permit のような語を覚えておけば、初めて見る単語でもあたりをつけられます。
明日、単語帳を開くときは、名詞と動詞の両方の意味が載っている2音節語だけを探して、声に出してアクセントの位置を確かめてみてください。
1問だけ
アクセント問題で、答えを1つに絞る手がかりになるのは?
よくある質問
アクセント問題で、なぜ丸暗記だと対応しきれないのですか?
入試に出る単語は数えきれないほどあり、覚えていない語が出た瞬間に手が止まってしまうためです。名詞から動詞に転用された2音節語は動詞になるとアクセントが後ろに移るという規則を知っておくと、初めて見る単語でもあたりをつけられます。
この規則が効かない語はありますか?
answer・promise・travelのように、もともと動詞として使われてきた2音節語には効きません。名詞から動詞に転用された語だけがアクセントを移すので、その語の成り立ちを疑う視点が必要です。