筆者の態度問題の解き方|評価語が何に向いているかを見る
「筆者の態度として最も適切なものは?」は、本文全体の明るさ・暗さで選ぶと外れます。評価の言葉1つずつに「何への評価か」と「誰の評価か」を書き込み、筆者自身の評価だけで選ぶ手順を実演します。
たぶん、こう解いています
筆者の態度問題を、本文全体の雰囲気で解いていませんか。暗い言葉が多ければ critical(批判的)、明るければ supportive(賛成)という選び方です。
でも本文のマイナスの言葉は、設問の物事ではなく、別の物事に向いていることがあります。先生や世間の意見を紹介しているだけで、筆者の評価ではないこともあります。
設問が聞いているのは「何に対する」「筆者の」態度です。この2つを、評価の言葉1つずつに書き込んでから選びます。
原田英語式手順
- 設問の
toward の うしろに ある物事を、 本文で 丸く囲む What is the author's attitude toward ~? の「~」が、態度の向き先です。本文でその物事が出てくる場所を、全部丸で囲みます。
言い換えにも注意します。the new rule が this change や it で出てくることがあります。
- 評価の
言葉に +か−を つけ、 矢印で 「何への 評価か」を 書く 評価の言葉とは、wise(賢明な)や exhausted(疲れきった)のように、良い・悪いを言っている語です。1つずつに+か−をつけます。
その横に、どの物事への評価なのかを矢印で書きます。丸で囲んだ物事に向いていない評価は、その場で外します。
- その評価が
筆者の ものか、 ほかの 人のものかを 見る Some people say や Critics called や Some teachers worried のうしろは、ほかの人の評価です。筆者の態度には数えません。
筆者自身の評価の合図は、I think や I believe です。Unfortunately(残念なことに)のように文の頭に置く副詞も、I が無くても書き手の気持ちを表します。
- 残った
評価の +−で 選び、 neutral と indifferent を 消す 向き先が合っていて、筆者自身のものだけが残ります。その+−で選択肢を決めます。
残った評価が1つでもあれば、neutral(どちらの立場もとらない)と indifferent(関心がない)は本文と合いません。筆者がその物事を評価しているからです。
やってみる
次の英文は、この記事のために書き下ろしたものです。あとの問いに答えてください。
Last spring, our school stopped giving homework on weekends.
Under the old rules, students spent most of Sunday on worksheets, and many came to school on Monday exhausted.
Some teachers worried that test scores would drop without weekend homework.
So far, scores have stayed the same, and students seem more awake in Monday classes.
I believe this change was a wise decision, and I hope more schools will follow.
週末に宿題を出さないという新しい決まりに対する、筆者の態度として最も適切なものを、次の①〜④から1つ選んでください。
選んでみてください。押すと、答えと解説が出ます。
正解は ③
英文の意味
去年の春、私たちの学校は週末に宿題を出すのをやめた。以前の決まりでは、生徒は日曜日の大半をプリントに費やし、多くが月曜日に疲れきって登校していた。一部の先生は、週末の宿題が無ければテストの点数が下がるのではないかと心配した。これまでのところ点数は変わっておらず、生徒は月曜日の授業で前より目が覚めているように見える。この変更は賢明な決定だったと私は思う。もっと多くの学校が続いてほしい。
向き先は「週末に宿題を出さない決まり」です。1文目の stopped giving homework on weekends と、5文目の this change を丸で囲みます。
- ①は2文目の exhausted(−)に引っぱられた選択肢です。矢印を書くと、exhausted が向いているのは以前の決まり(the old rules)なので外れます。3文目の worried(−)も、Some teachers の評価なので数えません。
- ②と④は、5文目で消えます。I believe のうしろに wise(+)があり、this change に向いた筆者自身の評価です。
- ③は、5文目の wise と I hope more schools will follow(+)に合います。4文目の more awake(+)も、新しい決まりのあとの様子です。
明日、筆者の態度問題を解くときは、評価の言葉に+か−をつけてください。その横に「何への評価か」と「誰の評価か」を書き込みます。設問の物事に向いた、筆者自身の評価だけを数えて選びます。
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1問だけ
「Many critics called the plan a failure, but I think it was a brave first step.」で、plan に対する筆者自身の評価の言葉はどれですか?
よくある質問
筆者の態度問題で、neutral や indifferent が正解になることはありますか?
設問の物事に向いた筆者自身の評価の言葉が本文に1つも無いときに、初めて候補になります。筆者の評価が1つでも見つかれば、どちらの立場もとらない(neutral)とも、関心がない(indifferent)とも言えません。
本文にマイナスの言葉が多いのに、正解が supportive になるのはなぜですか?
マイナスの言葉が、設問とは別の物事に向いていたり、筆者ではない人の意見だったりするからです。評価の言葉1つずつに、何への評価か、誰の評価かを書き込むと見分けられます。