研究で支持🗾 日本の定番学習法
100万語多読(SSS)
辞書なしでやさしい本を大量に
うたい文句「英語運用能力」
多読のルールは「辞書なし」「飛ばす」「つまらなければやめる」。
- 別名・統合
- SSS多読(辞書を引かない・飛ばす・つまらなければ止める)
- 発祥
- 日本で定番
- 対象言語
- 英語
- カテゴリ
- 日本の定番・多読・多聴・インプット
- ありえへん度
- ★★☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
研究で支持 =複数の研究やメタ分析で効果が確認されています。
辞書を引かず、やさしい本を大量に読む多読は、Nakanishi(2015)のたくさんの研究の結果を集めて、全体として効果があるか、どれくらい効くかを数字でまとめる分析。1本の研究より信頼しやすい。で読む力などへの効果が示されています。西澤(2005)も日本での実践を報告しています。ただし内容をほぼ理解できるやさしい本を選ぶことが前提で、難しい本を辞書なしで読み飛ばせばよいという意味ではありません。
📚 根拠論文・メモ(2本)
根拠メモNakanishi 2015 TESOL Q メタ分析; 西澤 2005
- Nakanishi (2015) A Meta-Analysis of Extensive Reading ResearchTESOL Quarterlydoi.org/10.1002/tesq.157
- Jeon, Day (2016) The effectiveness of ER on reading proficiency: A meta-analysisReading in a Foreign Languagehdl.handle.net/10125/66901
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- “100万語”は、酒井邦秀さんが『快読100万語!』(2002年)で掲げた目標。ペーパーバックを読めるようになるまでの目安として示されました。
- 多読の効果は、子どもより大人で、また長く続けたプログラムで大きい傾向がありました。Jeon & Day(2016)のメタ分析です。
- 「つまらなければやめる」は手抜きではなく、楽しく大量に読み続けるための大事なルール。合わない本を我慢して読むより量が確保できます。
🙅 よくある誤解
「多読=辞書なしで難しい本を読み飛ばすこと」は誤解。前提は、辞書がいらないほどやさしい本を選ぶことです。
💡 効かせるコツ
- “簡単すぎるかも”と感じる本から始め、すらすら読める感覚を優先する
- 毎日10分など、時間を決めて読む習慣を作る
- 音声つきの本なら、ときどき聞きながら読んで耳も育てる
今日やること簡単すぎると思うくらいの英語の絵本か段階別読み物を1冊選び、辞書なしで10分読んでみましょう。
📝 100万語多読(SSS)のやり方
- 1ページに知らない語がほとんどない、やさしい本から始める
- 辞書は引かず、わからない所は飛ばして読み進める
- つまらない・難しいと感じたら、別の本に替える
- 読んだ語数や冊数を記録し、少しずつレベルを上げる
🔬 100万語多読(SSS)、研究ではどうなの?
多読の34の研究をまとめたNakanishi(2015)では、多読をしたグループが、比べたグループより読解などのテストで上回りました。49の研究をまとめたJeon & Day(2016)も、同じく小さめ〜中くらいの効果を報告しています。ただし、話す力への効果や、どれだけ読めばよいかの一律の目安までは示されていません。
🤔 なぜ信じられてきた?
辞書を引かずに物語を楽しめるので、勉強というより読書として続けやすいからです。図書館や学校に段階別の本がそろい、読んだ語数が記録として目に見えることも励みになります。
英語学習あるある読んだ語数を数えるのが楽しくなり、内容より語数を気にしている。
原田先生のひとこと 先生の感想
“こんなに簡単でいいの?”くらいの本でOK。むしろそれこそが多読の正解なんです。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
