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☕ 放課後の職員室から

原田先生の本音

判定は研究で。ここから先は、現役英語教師としての本音です。

この図鑑を作った理由

「先生、どの勉強法がいいですか?」——英語を教えていると、いちばんよく聞かれる質問です。

ネットには「これだけで話せる」「聞き流すだけ」「1日○分で」があふれていて、まじめな人ほど迷子になります。逆に、昔からある単語帳や音読が「古い」「意味ない」と言われて、不安になっている人もいます。

だから、一度ぜんぶ並べて、論文で確かめてみることにしました。日本の定番から、世界の“ありえへん”勉強法まで。判定は研究に任せて、僕の感想は「原田先生のひとこと」に分けて書いています。

正直、教室でいちばんすすめているもの3つ

データを見て、考えが変わったもの

英英辞典。 「英語は英語で理解しなさい」はよく言われますが、研究では英英だけより「英英+日本語訳」の併用のほうが有効でした。英英辞典“だけ”にこだわる必要はありません。→ 英英辞典の判定

文法の明示的な指導。 「文法をやるから話せない」とよく言われますが、メタ分析ではルールをはっきり教えるほうが効果が大きいという結果が出ています。→ 明示的文法指導

「根拠うすい」でも、僕はアリだと思うもの

「根拠うすい」は「効かない」という意味ではありません。「その方法そのものを直接確かめた研究が見当たらない」という意味です。

研究の結論と、教室の手ざわりは、ときどきズレます。そのズレを正直に書くのも、この図鑑の役目だと思っています。

結局、勉強法より大事なこと

どんなに研究で支持された方法でも、やらなければゼロです。そして、やる気は「出すもの」ではなく「仕組みで支えるもの」。授業での動機づけの工夫が、学習者の取り組みを変えるという研究もあります。→ 動機づけ方略

完璧な勉強法を探すより、「研究で支持された方法を1つだけ足す」「怪しいものを1つだけやめる」。それで十分です。