怪しい🗾 日本の定番学習法
聞き流すだけ英語
意味がわからなくても、英語の音声をBGMのように毎日流し続ける
うたい文句「聞き流すだけで話せるようになる」
耳に入るだけでは足りない。カギは英語に向ける“注意”です。
- 別名・統合
- 英語のシャワー(浴びるように聞く)/BGM英語
- 発祥
- 日本で定番
- 対象言語
- 英語
- カテゴリ
- 日本の定番・多読・多聴・インプット
- ありえへん度
- ★★★☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
怪しい =主張が研究と食い違うか、検証で否定的な結果が出ています。
意味のわからない英語を流しっぱなしにするだけで話せるようになる、という主張です。外国語習得の研究では、入ってくる英語を理解できること、そして学習者が形や意味に注意を向けることが大切だとされています。注意を向けずに聞き流すだけで話す力が伸びたという研究は見当たらず、主張は研究と合いません。
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- 9か月の赤ちゃんは、対面で中国語に触れると音の聞き分けを保てた一方、同じ内容の映像や音声では効果がありませんでした。Kuhl, Tsao & Liu(2003)の研究です。乳児の研究なので、大人にそのまま当てはまるわけではありません。
- Schmidt(1990)の「英語の形や違いに学習者自身が「気づく」ことが、身につける第一歩だという考え(シュミットの説)。」では、意識して気づいた形が習得につながるとされます。BGMのような聞き流しでは、この“気づき”が起きにくいのです。
- 流しっぱなしも、ほとんど理解できる易しい音声に替えて内容に耳を傾ければ、研究で支持された“多聴”に近づきます。
🙅 よくある誤解
「英語のシャワーを浴びれば自然に話せる」は誤解。習得に必要なのは、理解できる英語と、それに向ける注意です。
💡 代わりにこうする(効く版)
- 流すなら、ほとんど理解できる易しい音声を選ぶ
- 聞き終わったら、内容を一言で要約してみる
- 気になった表現を1つだけメモし、自分でも言ってみる
今日やることほとんど理解できる英語音声を5分聞き、内容を英語か日本語で一言にまとめてみましょう。
📝 聞き流すだけ英語のやり方
- 英語の音声教材を、意味を気にせず毎日流す
- 家事や通勤の間、BGMのように聞き続ける
- 一定期間続ければ自然に話せるようになる、とされる
🔬 聞き流すだけ英語、研究ではどうなの?
言葉が身につくには、学習者が形や意味に注意を向けることが大切だと考えられてきました。Schmidt(1990)の「気づき仮説」などに基づく考え方です。理解できる英語に触れることが習得の土台になることも、広く認められています。一方、理解できない音声を、注意を向けずに流すだけで話す力が伸びたという研究は見当たりません。
🤔 なぜ信じられてきた?
“ながら”でできて努力がいらず、忙しい人でも続けられそうに感じるからです。「子どもは聞くだけで言葉を覚える」というイメージとも結びつき、広告でも繰り返し使われてきました。
英語学習あるある聞き流していたはずが、気づいたら寝ていた。
原田先生のひとこと 先生の感想
BGMで覚えられるなら、毎朝の電車のアナウンスで全員バイリンガルです。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
