海外行事【1月~4月】

【ホーリー祭とは?】Holi Festival「色の祭典(Festival of Colors)」の歴史・由来・色の意味・日本での楽しみ方まで完全解説

街中が虹色に染まり、見知らぬ人同士がカラフルな粉を掛け合って笑い合う――そんな夢のような光景が毎年インドで繰り広げられています。それがホーリー祭(Holi)、別名「色の祭典(Festival of Colors)」です。2026年は3月3日(火)〜4日(水)に開催されます。

 

SNSで一度は目にしたことがある、全身カラフルな粉まみれの写真。「あれって何のお祭り?」「なぜ色を投げ合うの?」「どんな意味があるの?」と気になった方も多いはず。この記事では、ホーリー祭の神話的な由来から、色の意味、伝統料理、世界各地の祝い方、さらには英語フレーズやおもしろトリビアまで、まるごと解説します。読み終わる頃には「これは絶対に体験してみたい!」と思うはずです。

📖 この記事で分かること

  • ホーリー祭の名前の由来と神話(プラフラーダとホリカの伝説)
  • 色(グラル)の意味と、それぞれの色が象徴するもの
  • インド各地・世界各国のユニークな祝い方
  • ホーリー祭の定番フード&ドリンク(タンダーイ・グジヤ etc.)
  • 使える英語フレーズ&驚きのトリビア&日本での楽しみ方

🎨 ホーリー祭の由来と歴史

なぜ人々は色を投げ合うのか?なぜ焚き火を燃やすのか?その起源をたどると、古代インドの壮大な神話にたどり着きます。

🔥 プラフラーダとホリカの伝説 — 「善は悪に勝つ」

ホーリー祭(Holi)の名前の由来は、ヒンドゥー教の神話に登場する女悪魔「ホリカ(Holika)」です。最も有名な伝説はこうです――

古代インドにヒラニヤカシプ(Hiranyakashipu)という傲慢な魔王がいました。彼は「自分こそが神だ、皆は自分を崇拝せよ」と命じましたが、なんと自分の息子プラフラーダ(Prahlada)だけはこれを拒否。プラフラーダはヴィシュヌ神への信仰を貫き続けたのです。

激怒した王は、火に焼かれない特殊なマント(衣)を持つ妹ホリカに命じ、プラフラーダを抱いて燃え盛る炎の中に座らせました。しかし神の奇跡が起こります。突風がホリカのマントを吹き飛ばし、ホリカは焼け落ちてしまい、プラフラーダは無傷で助かったのです。

この「善が悪に打ち勝つ(Triumph of Good over Evil)」という物語が、ホーリー祭の核心にあるメッセージです。ホーリー祭前夜の「ホリカ・ダハン(Holika Dahan)」で大きな焚き火を燃やすのは、ホリカが焼かれた出来事を象徴しており、過去の悪や否定的なものを燃やし尽くすという意味があります。

💡 つまり

ホーリー祭は「善が悪に勝利したこと」を祝う祭り。前夜の焚き火(ホリカ・ダハン)で悪を燃やし、翌日の色の祭典で「新しい始まり・喜び・愛」を祝います。古代ヒンドゥーの聖典にも記述があり、紀元4世紀頃にはすでに祝われていたとされています。

💙 クリシュナとラーダーの愛の物語 — 色を投げ合う理由

「でも、なぜ色を掛け合うの?」という疑問に答えるのが、もう一つの大切な伝説です。ヒンドゥー教の神クリシュナ(Krishna)は、青黒い肌をしていました。彼は最愛の人ラーダー(Radha)の色白の肌と自分の肌色の違いを気にして、「ラーダーは自分を受け入れてくれないのでは」と母ヤショーダーに相談しました。

すると母は「なら、ラーダーの顔にも色を塗ってしまえばいいじゃない!」とアドバイス。クリシュナはラーダーの顔に色粉を塗り、この遊び心あふれる愛の行為が、ホーリー祭で色を掛け合う伝統の起源になったと言われています。

このため、クリシュナの聖地であるマトゥラー(Mathura)やヴリンダーヴァン(Vrindavan)では、特に盛大にホーリー祭が祝われます。数日間から数週間にわたって続く祝祭は、インド中から巡礼者や観光客を引き寄せます。

🌸 春の到来を祝う収穫祭でもある

神話的な意味合いだけでなく、ホーリー祭は冬の終わりと春の始まりを告げる季節のお祭りでもあります。ヒンドゥー暦のパールグナ月の満月(通常2月末〜3月)に行われるこの祭りは、農家にとってはラビ(冬作物)の収穫シーズンの始まりを意味します。新しい季節への感謝と、豊穣への祈りも込められているのです。

📅 2日間にわたる祭りの構成

ホーリー祭は基本的に2日間にわたって行われます。

📊 ホーリー祭 2日間のスケジュール(2026年)

日程 名称 内容
3月3日(火)夜 ホリカ・ダハン(Holika Dahan)
=小さなホーリー(Chhoti Holi)
大きな焚き火を囲み、歌い踊る。悪の象徴を燃やし、新年への祈りを捧げる
3月4日(水)朝〜 ランガワーリー・ホーリー(Rangwali Holi)
=ドゥランディー(Dhulandi)
色粉(グラル)と水を掛け合う本番!音楽・ダンス・ごちそうで盛大に祝う

🤔 知ってた?

ホーリー祭の記録は紀元4世紀頃にまでさかのぼります。古代サンスクリット文学や詩人カーリダーサの作品にも描かれており、インドで最も歴史の長い祭りの一つ。ムガル帝国時代にはイスラム教徒の皇帝たちもホーリーを盛大に祝い、宮殿でカースト(身分)を超えて色を掛け合ったという記録が残っています。

🌈 ホーリー祭の色(グラル)の意味

ホーリー祭の最大の特徴はなんといっても。カラフルな粉「グラル(Gulal)」や色水を掛け合うこの祭りでは、それぞれの色に深い意味が込められています。

📊 ホーリーの色とその意味

象徴する意味 伝統的な原料
❤️ 赤(Red) 愛・情熱・豊穣・結婚の象徴 赤檀(レッドサンダルウッド)、ザクロ、ハイビスカス
💛 黄(Yellow) 繁栄・新しい始まり・吉兆 ターメリック(ウコン)、マリーゴールドの花
💙 青(Blue) クリシュナ神の肌の色・神聖さ インディゴ(藍)
💚 緑(Green) 春の訪れ・生命の再生・新緑 ニーム(インドセンダン)、ヘナの葉
🧡 オレンジ(Orange) 楽観主義・エネルギー・太陽の力 パラシュの花(森の炎の木)、サフラン
💜 ピンク・紫(Pink/Purple) 優しさ・寛容さ・魅力 ビートルート(テーブルビート)

伝統的にグラルは植物由来の天然素材で作られており、アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)的にも肌や健康に良い効果があるとされてきました。特に「パラシュ(Palash)」と呼ばれる「森の炎の木」の花は、鮮やかな赤やオレンジの色粉の代表的な原料です。

ただし、近年は安価な合成色素も多く出回っており、肌や目への刺激が問題になることも。そのためオーガニック・ハーバルカラーを使おうという動きが広まっています。

💡 色の深い意味

ホーリー祭で色を掛け合う行為には、「色の前では全員が平等になる」という意味があります。カースト(身分制度)も、貧富の差も、年齢も性別も関係なく、色まみれになれば誰が誰だか分からない。この「平等」の精神がホーリー祭の最も大切なメッセージの一つです。

🟠 ホーリー祭のシンボル一覧

ホーリー祭を彩るシンボルと、それぞれの意味を知ると、このお祭りの奥深さがもっと見えてきます!

📊 ホーリー祭 シンボル早見表

シンボル 英語名 意味・由来
🎨 グラル(色粉) Gulal クリシュナとラーダーの愛の遊びに由来するカラフルな粉
🔫 ピチュカーリー(水鉄砲) Pichkari 色水を噴射する水鉄砲。子どもから大人まで大人気
🔥 焚き火 Holika Dahan Bonfire 悪のホリカが焼かれた伝説を再現。前夜に行う浄化の儀式
🥟 グジヤ(お菓子) Gujiya ホーリー祭の定番スイーツ。豊穣と分かち合いの象徴
🥛 タンダーイ(飲み物) Thandai ナッツとスパイスの冷たいミルクドリンク。ホーリーの定番ドリンク
🎶 ドール(太鼓) Dhol / Drums リズミカルな太鼓の音が祭りのBGM。踊りに欠かせない
🌕 満月 Purnima(Full Moon) ホーリー祭はパールグナ月の満月の日に行われる

💡 グラルの作り方(伝統的製法)

伝統的なグラルは、コーンスターチや米粉をベースに、ターメリック(黄)、ビートルート(赤)、ほうれん草(緑)、藍(青)などの天然素材を混ぜ合わせて乾燥させて作ります。アーユルヴェーダでは、これらの素材には肌の健康や免疫力を高める効果があるとされ、季節の変わり目の体調管理にも一役買っていたと考えられています。

🌏 世界各国のホーリー祭

ホーリー祭はインドだけの祭りではありません。インド系ディアスポラ(移民)の広がりとともに、今では世界中でカラフルな祝祭が繰り広げられています。

🇮🇳 インド — 本場は「地域ごと」にまったく違う!

インド国内だけでもホーリー祭の祝い方は多種多様。地域ごとの特色がとにかくすごいのです。

マトゥラー&ヴリンダーヴァン(ウッタル・プラデーシュ州) — クリシュナの聖地。祝祭は数週間にわたり、寺院の行列や音楽パフォーマンス、壮大な色投げ儀式が行われます。ヴリンダーヴァンでは「フーロン・キ・ホーリー(Phoolon ki Holi)」として、色粉の代わりに花びらを投げ合う美しいバージョンも!

バルサナ(ウッタル・プラデーシュ州) — ここでは「ラトゥマール・ホーリー(Lathmar Holi)」という独特の伝統があります。女性たちがクリシュナ役の男性たちを棒で叩くという遊び心満載のイベント!男性たちは盾で防御しながら逃げ回ります。

シャンティニケタン(西ベンガル州) — ノーベル文学賞を受賞した詩人ラビンドラナート・タゴールが始めた「バサンタ・ウトサブ(Basanta Utsav=春祭り)」として、大学の学生や教師たちが音楽・舞踊・詩の朗読とともに色を塗り合う、文化的で芸術的なホーリーが楽しめます。

ケーララ州 — 「マンジャル・クリ(Manjal Kuli)」と呼ばれ、色粉の代わりにターメリック(ウコン)と水で祝います。黄金色に染まる独特の光景です。

🇳🇵 ネパール — ホーリーはネパールでも大イベント

ネパールでは「ファグ・プルニマ(Phagu Purnima)」として祝われ、カトマンズ、ポカラ、ダランなどの都市でコンサートやイベントが開催されます。水風船(ローラ)を投げ合うのが大人気。インドと同様にバング(大麻入りドリンク)を飲む習慣もあります。

🇺🇸 アメリカ — 「Festival of Colors」として大人気

アメリカでは、ユタ州スパニッシュ・フォークの「Festival of Colors」が全米最大級のホーリーイベントとして知られています。ヒンドゥー教徒に限らず、あらゆるバックグラウンドの人々が集まり、DJの音楽に合わせて色粉を投げ合う巨大な野外フェスティバルです。ニューヨーク、ヒューストン、シカゴ、ボストンなど各地でも大規模なイベントが開催されています。

🇬🇧 イギリス・🇦🇺 オーストラリア — グローバルに拡大中

ロンドンやシドニーでもホーリーフェスティバルは年々規模を拡大しています。インド系コミュニティが中心となりつつも、「誰でも参加できるカラフルなお祭り」として現地の人々にも大人気。音楽フェスとホーリーを融合させたイベントも増えています。

🇯🇵 日本 — 東京でも「Holi Mela」が開催!

日本でもホーリー祭は徐々に認知度を上げています。東京では「Rang Barse Tokyo Holi(ラング・バルセ・東京ホーリー)」などのイベントが毎年ホーリーに近い週末に開催されています。2026年は千葉県市川市の妙典公園で開催予定で、色粉遊び、インド料理、ボリウッドダンス、音楽ライブなど本格的なホーリー体験ができます。

在日インド人コミュニティが中心となって運営していますが、国籍問わず誰でも参加可能。「異文化交流の場」として、友好の輪を広げることを目的としています。

🤔 知ってた?

ホーリー祭は、ディーワーリー(Diwali=光の祭典)に次いでヒンドゥー暦で2番目に大きなお祭り。しかしSNS映え度ではダントツ1位!InstagramやTikTokでの「#Holi」投稿数は毎年爆発的に増え続けています。

🍛 ホーリー祭の定番フード&ドリンク

色の遊びと同じくらい大切なのが「食」。ホーリー祭には特別な料理やドリンクが欠かせません!

📊 ホーリー祭の定番グルメ

名前 種類 説明
🥟 グジヤ(Gujiya) スイーツ 揚げ餃子のような形の甘いお菓子。中にはホヤー(乳製品)、ドライフルーツ、ナッツが詰まっている。ホーリーの「顔」ともいえる定番中の定番
🥛 タンダーイ(Thandai) ドリンク アーモンド、サフラン、カルダモン、ケシの実、ローズペタルなどをミルクに混ぜた冷たい飲み物。甘くてスパイシーで爽やか
🌿 バング(Bhang) ドリンク 大麻の葉をミルクやタンダーイに混ぜた伝統飲料。シヴァ神への信仰と結びついている。軽い酩酊作用あり(※日本では違法なのでご注意!)
🥞 マルプア(Malpua) スイーツ インド風パンケーキ。揚げてシュガーシロップに浸したもの。もちもち甘い
🌀 ジャレビ(Jalebi) スイーツ 渦巻き状に揚げてシュガーシロップに漬けたお菓子。カリカリ甘い
🫓 プーラン・ポリ(Puran Poli) 食事 ひよこ豆とジャガリー(黒砂糖)を詰めた甘いフラットブレッド。マハーラーシュトラ州の定番
🍡 ダヒ・ヴァダ(Dahi Vada) 軽食 レンズ豆の揚げ団子をスパイス入りヨーグルトに浸したもの。さっぱり美味しい

💡 バング(Bhang)について

バングはインドでは古代から続く伝統的な飲料で、ホーリー祭やシヴァラートリ(シヴァ神の祭り)で特に飲まれます。シヴァ神との精神的なつながりを象徴するものですが、軽い酩酊作用があるため「飲みすぎ注意」。なお、日本を含む多くの国では大麻は違法ですので、海外でのみ現地の法律に従って体験してください。

🍻 ホーリー祭の定番の過ごし方

ホーリー祭は具体的にどうやって過ごすのでしょうか?本場インドの過ごし方を中心に、定番アクションをまとめました。

📊 ホーリー祭の定番アクション

アクション 内容
🎨 グラル(色粉)を掛け合う 顔・髪・全身にカラフルな粉を塗り合う。友人にも見知らぬ人にも!
🔫 ピチュカーリー(水鉄砲)で色水をかける 色水を入れた水鉄砲や水風船で大はしゃぎ。街中がウォーターファイト状態に
🔥 ホリカ・ダハン(前夜祭)に参加 焚き火を囲んで歌い踊り、過去の悪を燃やす浄化の儀式
🎶 ドール(太鼓)に合わせて踊る ボリウッド音楽やバングラダンスで街中がダンスフロアに変身
🥟 グジヤやタンダーイを楽しむ 家庭でもストリートでも特別なスイーツやドリンクを分かち合う
🤝 「Holi Hai!」と叫ぶ 色を掛けるときの掛け声。「ホーリーだよ!(=だからOK!)」の意味
🛁 色を落として着替え、訪問し合う 色遊びの後は入浴・着替えをして、友人や家族の家を訪問。関係の修復や新しいスタートを祝う

🤔 知ってた?

伝統的にホーリー祭では白い服を着て出かけるのが習慣でした。白い背景の上に色が映えるからです。しかし最近では「どうせ服がダメになるから…」と、古着で参加する人がほとんどだとか。

🗣️ ホーリー祭に使える英語フレーズ

ホーリー祭にはお決まりの英語フレーズがあります。外国人の友達に使ったり、SNSの投稿に添えたりすると盛り上がること間違いなし!

💬 定番フレーズ集

英語・ヒンディー語 意味 解説
Happy Holi! ホーリーおめでとう! 一番基本のあいさつ。SNS投稿にも最適
Holi Hai!(ホーリー・ハェ!) ホーリーだ!(=だから何してもOK!) 色を掛けるときの掛け声。「ホーリーだからね!」というニュアンス
Bura Na Mano, Holi Hai!
(ブラー・ナ・マーノ、ホーリー・ハェ!)
怒らないで、ホーリーだから! 最も有名なホーリーのフレーズ。色を掛けて怒られたときに使う魔法の言葉
May your life be as colorful as the colors of Holi! あなたの人生がホーリーの色のようにカラフルでありますように! お祝いメッセージの定番。カードやSNSに最適
Wishing you a Holi filled with love, laughter, and color! 愛と笑いと色に満ちたホーリーをお祈りします! フォーマルにもカジュアルにも使える万能メッセージ
Let’s paint the town! 街を塗りつぶそうぜ! 英語のスラングとホーリーのダブルミーニング。パーティー好きに人気

🎉 おもしろトリビア集

最後に、ホーリー祭に関する驚きのトリビアを紹介します。知っていたらちょっと自慢できるかも?

🎨 使われる色粉の量がとんでもない

ホーリー祭の期間中、インド全体で消費されるグラル(色粉)の量は推定数千トン。マトゥラーやヴリンダーヴァンなどの聖地では、祭りの数週間前から市場にカラフルな粉の山が並び、街全体が虹色に染まり始めます。

👸 女性が男性を棒で叩く「ラトゥマール・ホーリー」

バルサナの「ラトゥマール・ホーリー」は世界で最もユニークなホーリーの一つ。クリシュナがラーダーをからかった伝説にちなみ、女性たちが男性を長い棒で叩く(!)のが伝統。男性たちは盾で防御しながらも、叩かれても笑顔で「Holi Hai!」。見ているだけでも大爆笑のイベントです。

🕉️ ムガル帝国の皇帝もホーリーを祝っていた

ヒンドゥー教の祭りであるホーリーですが、イスラム教のムガル帝国時代にも盛大に祝われていました。皇帝の宮殿(ラール・キラー)ではカーストを超えて皇帝に色を投げることが許されたという記録があります。宗教の枠を超えた「喜びの祭り」だったのです。ただし、アウラングゼーブ帝の時代(1665年)に一時禁止されましたが、その後復活しました。

🧼 色を落とすのが超大変

ホーリー祭の「あるある」として有名なのが、色が落ちない問題。特に合成色素を使った場合、肌や髪から色が完全に落ちるまで数日かかることも。そのため、ホーリー前にはココナッツオイルやマスタードオイルを肌や髪に塗っておく「ホーリー前スキンケア」が一般的です。

📸 SNSで最もバイラルなお祭り

ホーリー祭は世界で最もSNS映えするお祭りの一つとして知られています。InstagramやTikTokでの「#Holi」タグの投稿は毎年数百万件に上り、色粉が空中に舞う瞬間の写真や、色まみれの笑顔の動画が世界中でバズります。「フォトジェニックの頂点」と言っても過言ではありません。

🏃 「カラーラン」のルーツはホーリー祭

世界中で大人気のランニングイベント「カラーラン(The Color Run)」は、実はホーリー祭からインスピレーションを得て生まれました。走りながらカラフルな粉を浴びるあのイベントは、まさに「走るホーリー」。日本でも開催されており、ホーリー文化の影響力の大きさを物語っています。

🤔 知ってた?

ホーリー祭では「借金を帳消しにする」「過去の争いを水に流す」という伝統があります。色を掛け合った後は、わだかまりがあった人とも抱き合い、「Bura Na Mano, Holi Hai!(怒らないで、ホーリーだから!)」と言って仲直り。まさに「リセットの日」です。

✅ まとめ

ホーリー祭は、古代インドの神話に根ざした深い意味を持ちながら、今では世界中で「色と喜びの祝祭」として愛されています。最後にポイントを振り返ってみましょう。

📝 この記事のまとめ

  • ホーリー祭は2026年3月3〜4日。ヒンドゥー暦パールグナ月の満月に行われる春の祭典
  • 名前の由来は女悪魔ホリカ。「善が悪に勝つ」という神話がベースにある
  • 色を掛け合う理由はクリシュナとラーダーの愛の物語。肌の色の違いを超える愛の表現
  • それぞれの色に意味がある。赤は愛、黄は繁栄、青はクリシュナ、緑は春の再生
  • 「色の前では全員が平等」がホーリーの最も大切なメッセージ
  • インド各地で祝い方が全く違う。棒で叩く・花を投げる・ターメリックだけ、など多彩
  • 世界中に拡大中。アメリカ、イギリス、日本(東京)でもイベント開催
  • 定番フードはグジヤ(甘い揚げ餃子)とタンダーイ(スパイスミルクドリンク)
  • 掛け声は「Bura Na Mano, Holi Hai!(怒らないで、ホーリーだから!)」

3月4日が近づいたら、ぜひカラフルな服を着て、近くのホーリーイベントに足を運んでみてください。色粉を掛け合い、知らない人とも笑い合い、「Happy Holi!」と叫ぶ。国籍も宗教も年齢も関係なく、「色の前では誰もが平等」――それがホーリー祭の最大の魅力です。🎨🌈