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英検2級 📖 約9分

📖 大問3-B(長文内容一致)完全攻略:設問先読みと言い換えの見抜き方

大問3-Bは、長めの説明文を読んで内容に合う選択肢を選ぶ問題です。語彙や文法の知識よりも、「設問が聞いている一文を見つけて、言い換えと照らし合わせる」という手順ができているかどうかで点数が決まります。この記事では、その手順と誤答の消し方を、例題つきで解説します。

3-Bは「読解」ではなく「作業」

大問3-Bは、長めの説明文(4段落前後)が出て、その内容についての設問が5問並ぶ形式です。英文全体を完璧に理解しようとすると、時間が足りなくなります。そこで、考え方を切り替えます。

3-Bは、英文を味わう試験ではなく、設問が聞いている箇所を探し、選択肢との言い換えを照合する作業です。作業だと思えば、手順を決めて何度も練習することで、誰でも安定して得点できます。

最重要の法則設問は、基本的に本文の段落の順番どおりに並んでいます。第1段落から第1問、第2段落から第2問、というように進み、最後の設問だけが全体をまとめて問うことが多い、という対応関係を知っているだけで、探す範囲が本文の4分の1ほどに絞れます。

解答の7ステップ

次の手順を、毎回同じ順番で繰り返してください。

  1. タイトルを見る(約5秒):何についての文章かを予測する
  2. 設問文だけ先に読む(約40秒):選択肢はまだ読まない。疑問詞と主語に印をつける
  3. 第1段落を読む:設問の答えになりそうな一文を探しながら読む
  4. 読み終えたらすぐ第1問を解く:記憶が新しいうちに処理する
  5. 根拠の文にメモをつけ、自分の答えを先に作る:選択肢を読む前に、頭の中で「答えはこういう内容のはず」と決める
  6. 選択肢を読み、誤答を消していく:正解を探すより、間違いを消す
  7. 第2〜第4段落も同様に進め、最後の設問は全体を照合する

設問を先に読む理由は、読みながら「これが答えかも」と意識できるからです。ただし選択肢を先に読むと、選択肢の内容に引きずられてしまうので、先読みするのは設問文だけにします。

言い換え(パラフレーズ)を見抜く

正解の選択肢は、本文とまったく同じ表現ではなく、別の言葉で言い直されていることがほとんどです。言い換えには、次のような型があります。


In the 1990s, the village lost most of its young people, who moved to big cities to find work. As a result, many local shops closed.

この文についての設問が Why did many local shops close? だとして、正解の選択肢は次のようになります。

Fewer residents were left to buy things there.

本文は「若者が都市へ出た(原因)→店が閉まった(結果)」で、選択肢は「客になる住民が減った」と原因を別の言葉で言い直しています。本文の単語がそのまま並んだ選択肢のほうが、むしろ危険です。

疑問詞で探す場所が決まる

設問の書き出しを見れば、本文で探すべき表現の目星がつきます。

  • Why ...?:because / since / due to / as a result / so を探す
  • What made it possible ...?:made / allowed / thanks to / helped などの因果表現を探す
  • What did X believe / think ...?:believed / considered / according to / thought を探す
  • What is one problem ...?:However / but / unfortunately / problem など逆接や否定的な語を探す
  • What will happen ...?:will / plan to / hope to / in the future を探す
コツ数字や固有名詞は目立つので、検索のアンカーになります。設問に年号や人名が出ていたら、本文でそこを探し、その前後の1〜2文を読みましょう。

誤答の6パターン

不正解の選択肢には、決まった作り方があります。パターンを知っていれば、消去が早くなります。


よくある失敗「本文にありそうだから」と、本文に書かれていない常識的な内容を正解にしてしまう失敗です。根拠の文を指させない選択肢は、たとえ正しそうでも選んではいけません。

時間配分と最終設問の処理

3-Bにかける時間は、目安として約14分です。次のような配分を意識すると、時間切れを防げます。

  • 準備(タイトルと設問先読み):約45秒
  • 各段落の読解+解答:1段落あたり約2〜2.5分
  • 全体を問う最終設問:約4分

最終設問は、選択肢ごとに「本文のどこで確認できるか」を照合する必要があるので、時間がかかります。前の設問を早く解いて、ここに時間を残しておくのが鉄則です。

S-CBTでの読み方と当日の注意

S-CBTでは、本文と設問が画面上で表示されます。画面が切り替わったり、スクロールが必要だったりするので、紙より根拠の文を見失いやすくなります。

  • メモ用紙に「設問番号:根拠の段落・キーワード」を書く。たとえば「Q27:段落1、because」のように短く残す
  • 設問文を先読みするときは、疑問詞と主語だけをメモ用紙に書き写す
  • 残り時間が表示されていても、こまめに確認しない。段落ごとに「今どこまで進んだか」だけを確認する
  • 迷った設問は、仮の答えを選んでから先へ進み、最後に戻る
補足マウス操作やスクロールに慣れていないと、意外と時間を使います。過去問や模試は、できるだけ画面で解く練習も混ぜておきましょう。

4週間の練習法とチェックリスト

  1. 1週目:7ステップを紙に書き出して、1日1本、手順どおりに解く
  2. 2週目:間違えた設問の誤答を、6パターンのどれかに分類する
  3. 3週目:解いた長文を音読・シャドーイングして、英文を読むスピードを上げる
  4. 4週目:14分で計時して解き、正答数と弱点を記録する

本番前のチェックリストです。

  • 設問文だけを先読みしたか
  • 段落を読み終えるたびに、その設問を解いたか
  • 選択肢を読む前に、自分の答えを作ったか
  • 本文と同じ単語が並ぶ選択肢を疑ったか
  • 最終設問の時間を残したか
合格ポイント3-Bは、手順を守れば得点が安定する大問です。読み方を身につけることが、S-CBTのRリーディング全体の底上げにつながります。