CHECK TEST
文の強勢とイントネーションで意味が変わる確認問題集
文の強勢とイントネーションの確認問題24問。強勢問題・発話意図・記述を入試形式で。表で解いて、裏で答え合わせ。
Ⅰ B の発言の下線部で、最も強く発音される語を選べ
- 1A: Did you go to the concert with Emma?
B: No, I went with Lucy.答えd Lucy
訳A:エマとコンサートに行ったの?
B:いや、ルーシーと行ったんだ。解説A の Emma を Lucy に訂正しているので、訂正した新しい情報の Lucy が最も強い。went は A の go と同じ内容(既出の情報)なので弱く、I(主語の代名詞)と with(前置詞)は機能語なのでふつう弱い。会話文の強勢は「新しい情報・訂正・対比」に置かれる。
【覚える】訂正・対比の語が最も強い。既出の語は内容語でも弱くなる。 - 2A: Are you going to Kyoto by bus?
B: No, I'm going by train.答えa train
訳A:京都へはバスで行くの?
B:いや、電車で行くんだ。解説A の bus と B の train の対比なので train が最も強い。going は A が言った語のくり返しで新しい情報ではない。by は前置詞(機能語)、I'm は主語+be動詞の短縮形でどちらも弱い。No の後は「何が違うか」を強く言う。
【覚える】No, 〜. の後は、相手の言葉と違う部分が強い。 - 3A: You didn't lock the door, did you?
B: I did lock it. I'm sure.答えa did
訳A:ドアに鍵をかけなかったんでしょ?
B:ちゃんとかけたよ。間違いない。解説「鍵をかけなかった」という A の否定に反論し、肯定を強調する did が最も強い。動詞の前の do・does・did は強調の助動詞で、強く読んで「本当に〜した」。lock は A が言った既出の語なので弱く、I と it も弱い。I'm sure.(確かだ)が反論を裏づけている。
【覚える】強調の do/does/did+原形=本当に〜する(強く読む)。 - 4A: Is the meeting room on the second floor?
B: No, it's on the third floor.答えd third
訳A:会議室は2階?
B:いや、3階だよ。解説A の second を third に訂正しているので third が最も強い。floor は A も言った既出の語なので、内容語でも強さを third に譲る。it's と on は機能語で弱い。英語の「2階」は米 second floor、英 first floor なので文化の違いにも注意。
【覚える】既出の名詞(floor)より、訂正した修飾語(third)が強い。 - 5A: I hear you bought a new laptop.
B: Actually, I bought a used one.答えd used
訳A:新しいノートパソコンを買ったんだって?
B:実は、中古のを買ったんだ。解説A の new と B の used(中古の)の対比なので used が最も強い。one は laptop を受ける代名詞で弱く、bought も A が言った既出の語。Actually(実は)は「あなたの言ったことは少し違う」という訂正の合図。
【覚える】Actually,=実は(相手の思い込みを訂正する合図)。a used one=中古品。 - 6A: What did you have for lunch?
B: I had a sandwich.答えa sandwich
訳A:お昼に何を食べた?
B:サンドイッチを食べたよ。解説What(何)の答え=新しい情報が sandwich なので最も強い。訂正や対比がないときは、疑問詞が求める答えの部分が最も強い。had は A の have と同じ内容の既出語、I と a は機能語で弱い。
【覚える】疑問詞疑問文の答えは、疑問詞に対応する語が強い。 - 7A: Shall we meet at the station at five?
B: Let's make it six instead.答えd six
訳A:5時に駅で会おうか?
B:代わりに6時にしよう。解説A の five を six に変える提案なので six が最も強い。instead(代わりに)が対比の合図。make it 〜 は「(時間・日程を)〜にする」で、make と it は既出・機能語として弱い。Let's(〜しよう)も弱く読む。
【覚える】make it+時間=〜の時間にする/間に合う。 - 8A: Did your brother make this cake?
B: No, my mother made it.答えc mother
訳A:このケーキ、お兄さんが作ったの?
B:いや、母が作ったんだ。解説A の brother を mother に訂正しているので mother が最も強い。made は A の make と同じ内容で既出、it はケーキを受ける代名詞で弱い。my は所有格で、対比がなければ弱い。
【覚える】代名詞(it, one)はふつう弱い。新しい人・物が強い。 - 9A: Did you say the exam starts at nine?
B: No, I said it ends at nine.答えa ends
訳A:試験は9時に始まるって言った?
B:いや、9時に終わるって言ったんだ。解説A の starts と B の ends の対比なので ends が最も強い。nine は A と同じなので強くしない。数字はいつも強いと思い込むと間違える。said も A の say と同じ内容の既出語、I は弱い。「どこが違うか」で強勢が決まる。
【覚える】数字でも既出なら弱い。対比された動詞が強い。 - 10A: Is your English class on Monday?
B: No, my math class is on Monday.答えa math
訳A:英語の授業は月曜日?
B:いや、月曜日なのは数学の授業だよ。解説A の English と B の math の対比なので math が最も強い。class と Monday は A と同じ語のくり返しで弱い。違う所だけが強くなるのが会話の強勢の原則。my も弱い。
【覚える】対比の強勢:English class ↔ MATH class。
Ⅱ イントネーション(↗上げる・↘下げる)に注意して答えよ
- 11A: It's a lovely day, isn't it?↘ — A の意図として最も適切なものは?
答えb 天気がよいことに同意を求めている
訳A:いい天気だね↘
解説付加疑問(isn't it?)を下げて言うと、答えがわかっていて「〜だね」と同意を求める言い方になる。だから「天気がよいことに同意を求めている」。上げて言えば「本当に知らないので尋ねている」の意味になるが、ここは下げている。「天気が悪くなりそう」「外出に誘う」は文の内容と関係がない。
【覚える】付加疑問↘=同意を求める/↗=本当に尋ねる。 - 12A: You're coming to the party tomorrow, aren't you?↗ — A の気持ちとして最も適切なものは?
答えc 相手が来るかどうか確信がなく、本当に尋ねている
訳A:明日のパーティー、来るよね?↗(来るのかな?)
解説付加疑問(aren't you?)を上げて言うと、答えに自信がない本当の質問になる。だから「確信がなく本当に尋ねている」。「確信していて念を押している」は下げたときの意味。「来ないでほしい」「開始時刻を知らせる」は文の内容と合わない。上げ下げで話し手の確信度が変わる。
【覚える】aren't you?↗=来るのかな?/aren't you?↘=来るよね。 - 13A: Would you like tea↗ or coffee↘? — B の応答として最も適切なものは?
答えd Coffee, please.
訳A:紅茶↗とコーヒー↘、どちらになさいますか。
B:コーヒーをお願いします。解説tea↗ or coffee↘ と最後を下げるのは「どちらにする?」と選ばせる選択疑問文なので、Yes/No では答えず Coffee, please.(コーヒーをお願いします)。Yes, I would.(はい)と Yes, please.(はい、お願いします)は Yes で答えているので不可。Not at all.(どういたしまして/構いません)はお礼や Would you mind 〜? への返事。
【覚える】A↗ or B↘?=選択疑問(どちら?)。A or B↗? は「何か飲む?」の Yes/No 疑問。 - 14A: I'm moving to Canada next month.
B: You're moving?↗ — B の発言の意図として最も適切なものは?答えc 驚いて聞き返している
訳A:来月カナダに引っ越すんだ。
B:引っ越すの?↗解説You're moving? は平叙文の語順だが、文末を上げると疑問になる。相手の言葉をくり返して上げると「え、引っ越すの?」という驚き・確認になる。だから「驚いて聞き返している」。「前から知っていた」なら上げて聞き返さない。「手伝うと申し出る」「やめるよう頼む」も文の形と合わない。
【覚える】平叙文+↗=驚き・確認の疑問。 - 15A: The library closes at six today.
B: Sorry?↗ — B の発言の意図として最も適切なものは?答えb もう一度言ってほしいと頼んでいる
訳A:今日、図書館は6時に閉まるよ。
B:え、何て?↗解説Sorry? を上げて言うと「何て言ったの?」という聞き返しで、Pardon?/Excuse me? と同じ。だから「もう一度言ってほしいと頼んでいる」。下げて Sorry.↘ と言えば「ごめんなさい」の謝罪になる。「残念がっている」「反対している」も上げ調子の Sorry? の意味ではない。
【覚える】Sorry?↗=Pardon?(聞き返し)/Sorry.↘=ごめんなさい。 - 16I need eggs, milk, cheese, and butter. — 列挙の終わりを示すために文末を下げるのはどの語?
答えa butter
訳卵、牛乳、チーズ、そしてバターが必要だ。
解説列挙は途中の語(eggs, milk, cheese)を上げ、最後の語 butter で下げて「これで終わり」と示す(↗↗↗↘)。途中の語で下げると、そこで列挙が終わったように聞こえる。リスニングで品数を数える問題では、最後に下がった語で終わりを判断できる。
【覚える】列挙:A↗, B↗, C↗, and D↘。
Ⅲ 太字の語を最も強く読んだときの意味として最も適切なものを選べ
- 17a French teacher(ふつうの読み方で、French を強く読む)
答えc フランス語の先生
解説FRENCH teacher と前を強く読むと、名詞+名詞で1つの物の名前(複合名詞)になり「フランス語の先生」。a French TEACHER と後ろを強く読むと、形容詞+名詞で「フランス人の先生」。「フランス人の生徒」「フランス製の教材」は語の意味から外れる。English teacher も同じ区別がある。
【覚える】FRENCH teacher(フランス語教師)/French TEACHER(フランス人教師)。 - 18a greenhouse(green を強く読む)
答えa 温室
解説GREENhouse と前を強く読む1語の名詞は「温室」(greenhouse gas=温室効果ガス)。a green HOUSE と後ろを強く読めば、形容詞+名詞で「緑色の家」。「庭の広い家」「環境にやさしい家」は語の意味から外れる。blackboard(黒板)/black board(黒い板)も同じ型。
【覚える】複合名詞は前が強い:GREENhouse, BLACKboard, WHITE House。 - 19I didn't say she took your money.
答えa 口に出しては言っていない(思ってはいるかもしれない)
訳彼女があなたのお金を取ったなんて、口に出しては言っていない。
解説say を強く読むと「言う」ことが否定の焦点になり、「口に出しては言っていない(思っているかもしれない・ほのめかしたかもしれない)」という含み。「それを言ったのは私ではない」は I、「取ったのが彼女だとは言っていない」は she、「お金だとは言っていない」は money を強く読んだときの意味。
【覚える】否定文では、強く読んだ語が否定の焦点になる。 - 20I didn't say she took your money.
答えd 取ったのが彼女だとは言っていない
訳あなたのお金を取ったのが彼女だとは言っていない。
解説she を強く読むと「彼女が」の部分が否定の焦点になり、「取ったのは別の人かもしれない」という含み。代名詞はふつう弱いが、対比の焦点になれば強く読む。「私ではない」は I、「口に出しては言っていない」は say、「お金だとは言っていない」は money を強く読んだときの意味。
【覚える】ふだん弱い代名詞が強い=対比の合図。 - 21I didn't say she took your money.
答えd それを言ったのは私ではない
訳それを言ったのは私ではない。
解説I を強く読むと「私は」が否定の焦点になり、「言ったのは他の誰かだ」という含み。ふだん弱い主語の代名詞が強いこと自体が対比の合図。「口に出しては言っていない」は say、「彼女だとは言っていない」は she、「お金だとは言っていない」は money を強く読んだときの意味。
【覚える】I didn't say …(強勢 I)=言ったのは私じゃない。
Ⅳ 問いに日本語で答えよ
- 22A: You never call me.
B: That's not true. I did call you last night. — B が did を強く読んでいる理由を説明せよ。答え「一度も電話してこない」という A の言葉に反論し、昨夜は本当に電話したという事実を強調するため。
訳A:あなたって全然電話してくれないよね。
B:そんなことないよ。昨日の夜、ちゃんと電話したよ。解説動詞 call の前に置いた did は強調の助動詞で、強く読んで「本当に〜した」の意味。A の You never call me.(一度も電話してこない)に That's not true.(そうじゃない)と反論し、昨夜は本当に電話したという事実を強調している。採点ポイントは①A への反論 ②事実の強調、の2点。「過去形だから」だけでは不十分。
【覚える】I did call=本当に電話した(強調の did は強く読む)。 - 23I didn't say she took your money. を、強く読んだ語の意味が伝わるように和訳せよ。
答え彼女が取ったのがあなたのお金だとは言っていない(取ったのは別の物だ)。
解説money を強く読むので、否定の焦点は「お金」。「彼女が取ったのがあなたのお金だとは言っていない(取ったのは別の物だ)」と訳す。採点ポイントは「お金だとは言っていない」と焦点をはっきり訳すこと。「彼女があなたのお金を取ったとは言っていない」だけでは焦点が伝わらず減点。括弧の補足がなくても、焦点が正しければ可。
【覚える】焦点の訳し方:「〜だとは(言っていない)」。 - 24It's hot today, isn't it?↘ を、状況に合う自然な日本語に訳せ。
答え今日は暑いね。
解説isn't it? を下げているので、同意を求める言い方。「今日は暑いね」「今日は暑いですよね」と訳す。採点ポイントは①同意を求める「〜ね」 ②疑問の訳(「暑いですか?」)にしない。上げて言った It's hot today, isn't it?↗ なら「今日は暑いのかな?」と本当に尋ねる意味になる。
【覚える】付加疑問↘=「〜だね」。
文の強勢とイントネーションで意味が変わる(A4 2枚)