不要文選択問題の解き方|次の文のtheが飛び越した1文を探す
段落の中から、内容的に不要な1文を選ぶ問題。不要文にも段落の中心語は入っているので、語がかぶっているかどうかでは選べません。次の文のtheつきの名詞が単数か複数か、どの語に戻っているかを見ると、飛び越された1文が浮かび上がります。
たぶん、こう解いています
多くの生徒は、段落を読みながら「なんとなく浮いている文」を探します。直感に頼るこのやり方は、身近な内容の文章なら当たります。ですが専門的な話や初めて読むテーマでは、途端に外れます。
理由ははっきりしています。不要文にも、段落の中心語はちゃんと入っているからです。この記事の例題でも、答えになる文に recycling programs という中心語がそのまま入っています。語がかぶっているかどうかでは選べません。見るのは、その次の文がどこへ戻っているか、です。
原田英語式手順
- 段落の
1文目 (トピック・センテンス)に 印をつけ、 話題を 一言で つかむ 段落が何について書かれているかを、1文目から一言でつかみます。このあとの作業は、すべてこの話題を基準に行います。
- theの
ついた 名詞と 代名詞に、 全部印をつける 2文目から順に、the +名詞、it、this、they に印をつけます。これらは必ず、前に出た何かを指しています。指す先が無ければ、英語として成り立ちません。
- 印をつけた
語が、 どの語に戻っているかを 矢印で 結ぶ ここが勝負どころです。theのついた名詞は、単数なら単数、複数なら複数にしか戻れません。単数の the program が、複数の similar programs を指すことはできません。矢印が直前の文に届かず、1つ手前の文まで飛び越したら、飛び越された文が不要文です。
- 見つけた
1文を 抜いて、 1回だけ読み直す 最後に、その1文を抜いて読み直します。矢印が全部つながれば、それで終わりです。総当たりで全部の選択肢を抜いてみる必要はありません。
やってみる
次の英文は、この記事のために書き下ろした練習用の文章です。
Greenfield Town started a new recycling program last spring.
Under the new rules, residents must sort plastic, glass, and paper into separate bins.
The town also gives each household three free bins to make sorting easier.
Many towns nearby have similar recycling programs, and some of them began decades ago.
Since the program began, the amount of trash sent to landfills has dropped by thirty percent.
①〜④は、本文の2文目から5文目です。段落の流れに合わない1文を選びなさい。
選んでみてください。押すと、答えと解説が出ます。
正解は ③
英文の意味
グリーンフィールド町は、この春、新しいリサイクル制度を始めた。新しい規則では、住民はプラスチック・ガラス・紙を別々の箱に分けて出さなければならない。町はまた、分別しやすいように、各家庭に3つの箱を無料で配っている。近隣の多くの町にも同じようなリサイクル制度があり、中には数十年前に始めた町もある。この制度が始まって以来、埋め立て地に送られるごみの量は30パーセント減った。
まず段落の話題を1文目でつかみます。「グリーンフィールド町が、この春、新しいリサイクル制度を始めた」です。
ここで4文目を見てください。similar recycling programs と、段落の中心語がそのまま入っています。「話題から外れている」という理由では、この文を外せません。
決め手は5文目の出だしです。Since the program began の the program は、単数です。直前の4文目にあるのは similar recycling programs で、複数です。単数の the program は、複数の programs を受けられません。つまり5文目は、4文目を飛び越して、1文目の a new recycling program に戻っています。
飛び越された4文目が、不要文です。2文目は the new rules で1文目の制度を受け、3文目は sorting で2文目の sort を受けています。この2つは、後ろの文にちゃんと受けてもらえています。
不要文にも、段落の中心語は入っています。だから「話題から外れているかどうか」では選べません。見るのは、その次の文が何に戻っているかです。
明日この形式の問題を解くときは、theのついた名詞に丸をつけて、それが前のどの語を指すか矢印を引いてください。単数か複数かを必ず確かめること。矢印が飛び越した文が、不要文です。
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1問だけ
不要文選択問題で、いちばん頼りになる手がかりは?
よくある質問
不要文選択問題で、感覚に頼って解くとなぜ失敗しやすいのですか?
不要文にも、段落の中心語がちゃんと入っているからです。この記事の例題でも、答えの4文目に recycling programs という中心語が入っています。「なんとなく浮いている」という感覚は、専門的な内容や初めて読むテーマでは当てになりません。次の文のtheつきの名詞が、どの語に戻っているかを見てください。
候補が2つ残ってしまうときは、どうすればいいですか?
後ろの文に受けてもらえているかどうかで決めます。theのついた名詞の単数・複数と、代名詞の指す先をたどってください。どの文にも受けてもらえていないほうが不要文です。