応答文選択問題の解き方|同じ単語を使う選択肢ほど疑う
会話の最後の空所に入る、相手の返事を選ぶ問題。多くの生徒は選択肢を読んで『自然に聞こえるもの』を選びますが、プロはまず直前の1文が『疑問文』か『勧誘』かを見極め、その型に噛み合う返事だけを探します。
たぶん、こう解いています
多くの生徒は、選択肢を1つずつ読んで『会話として自然に聞こえるかどうか』だけで選ぼうとします。しかし応答文選択問題の選択肢は、どれも単体で読めば自然な英文に見えるように作られていることがほとんどです。実際に問われているのは、直前の1文が求めている返事の『型』に、選択肢が噛み合っているかどうかです。特に、直前の文に出てきた単語をそのまま使っている選択肢は、一見関連していそうに見えて、実は型が噛み合っていないトラップであることが多いので注意が必要です。
原田英語式手順
- 直前の
1文を、 返事の 『型』で 分類する Yes/No疑問文なのか、whで始まる疑問文なのか、それとも『〜しませんか』という勧誘・提案なのかを、まず1語も読み飛ばさずに見極めます。型が違えば、求められている返事の中身もまるごと変わります。
- 直前の
文の単語を そのまま 使う選択肢に、 印をつける movieと聞かれたらmovieを含む選択肢、Saturdayと聞かれたらSaturdayを含む選択肢を、まず疑いの目で見ます。同じ単語が使われていること自体は、正解の根拠には一切なりません。
- 残った
選択肢が、 型に噛み合うかを 確認する 勧誘なら『受ける/断る+理由』、Wh疑問文なら『具体的な情報』というように、型ごとに正解が満たすべき条件を確認します。印をつけた選択肢の多くは、この条件を満たしていないはずです。
- 選んだ
選択肢の あとに、 会話が 自然に 続くかを 声に出して 確かめる 正解を選んだら、その返事のあとにもう一往復、会話が続けられそうかを声に出して確認します。続けられないなら、型の見極めからやり直します。
やってみる
次の設問は、この記事のために書き下ろした練習用の問題です。会話を読んで、Bの返事として最も適切なものを選んでください。
A: Hey, I got two tickets for the new movie on Saturday. Would you like to come with me?
B: ________
空所に入るBの返事として、最も適切なものはどれか。
選んでみてください。押すと、答えと解説が出ます。
正解は ①
英文の意味
A:ねえ、土曜日の新作映画のチケットを2枚手に入れたんだ。一緒に来ない?B:( )
Aの発言は "Would you like to come with me?" という『勧誘』の型です。勧誘に噛み合う返事は『受ける、または断る+理由』でなければなりません。②はmovieという単語を使っていますが、映画の長さを答えているだけで、誘いに対する返事になっていません。③はticketsという単語を使っていますが、チケットをいつ買ったかという情報で、これも誘いへの返事ではありません。④はSaturdayという単語を使っていますが、土曜日が好きな曜日だと述べているだけで、誘いを受けるとも断るとも言っていません。①もSaturdayという同じ単語を使っていますが、こちらは『行きたいけれど、すでに予定がある』と、勧誘に対して断りと理由をセットで示しています。つまり、同じ単語が入っていること自体は、正解の印にも不正解の印にもなりません。決めるのは型のほうです。したがって正解は①です。
応答文選択問題は、選択肢の自然さで選ぶ問題ではありません。直前の1文の型を先に決めて、その型に噛み合う返事だけを探す問題です。明日、会話文の空所補充に出会ったら、同じ単語を使っている選択肢ほど疑うという手順を試してみてください。
動画で見る
1問だけ
応答文選択問題を解くとき、本文で紹介された読み方はどれですか?
よくある質問
応答文選択問題で、選択肢を選ぶときの注意点は何ですか?
直前の文に出てきた単語をそのまま使っている選択肢は、一見関連していそうに見えても、返事の型に噛み合っていないトラップであることが多いです。まず直前の文が疑問文か勧誘かを見極めてから選びましょう。
『型が噛み合う』とは、具体的にどういうことですか?
勧誘には『受ける、または断る+理由』、Wh疑問文には『具体的な情報』というように、直前の文の種類ごとに、返事が満たすべき条件のことです。この条件を満たさない選択肢は、単語が関連していても正解になりません。