分詞構文の解き方|分詞の直後に名詞があるかを見る
分詞構文の空所補充で、-ing と過去分詞のどちらを入れるか迷う問題です。主語を考える前に、空所のすぐうしろに名詞が来ているかを見ます。選択肢を2つに絞る手順を、自作の問題で実演します。
たぶん、こう解いています
「主語がその動作をするなら -ing、される側なら過去分詞」と覚えていませんか。
この覚え方は正しいです。ただ、試験中に、主語が「する側」か「される側」かを毎回考えていると、時間がかかります。しかも、主語がどちらか分かりにくい文では、迷ったまま時間切れになります。
先に見るのは、空所のすぐうしろです。ここに名詞があるかどうかだけで、選択肢は2つに減ります。
原田英語式手順
- 空所の
すぐうしろの 語に、 丸をつける from・in・by のような前置詞や、カンマが来ていませんか。名詞(the door のような「〜を」にあたる語)や、that で始まるまとまりが来ていますか。
まだ選択肢は見ません。ここだけ見ます。
- 選択肢の
動詞が、 「〜を」を 必要と する動詞かを 確かめる see(〜を見る)、find(〜を見つける)、build(〜を建てる)のような動詞は、「〜を」が必要です。
「〜を」が必要なのに、すぐうしろに名詞が無いときは、「〜を」にあたるものが主節の主語になっています。つまり受け身です。
- 受け身なら
過去分詞、 名詞が 続くなら -ing を 残す うしろが前置詞なら Seen のような過去分詞、うしろが名詞なら Seeing のような -ing が残ります。
残りが2つ以上あるときだけ、主節の主語を読みます。walk のように「〜を」が要らない動詞は、このルールの外です。うしろに前置詞があっても -ing になるので、注意してください。
もう1つの例外は、give・tell・show のように「人に〜を」と目的語を2つとる動詞です。Given a chance のように、受け身でもうしろに名詞が1つ残ります。この形の動詞を見たら、主語を読んで決めてください。
やってみる
次の2文は、この記事のために書き下ろしたものです。空所に入る語句として最も適切なものを、あとの①〜④から1つ選んでください。
The old town lies at the foot of the hill.
( ) from the top of the hill, it looks like a toy model.
空所に入る語句として最も適切なものを、次の①〜④から1つ選んでください。
選んでみてください。押すと、答えと解説が出ます。
正解は ②
英文の意味
古い町は、丘のふもとにある。丘の上から見ると、その町はおもちゃの模型のように見える。
まず2文目の空所のうしろを見ます。すぐうしろは from で、名詞ではありません。see は「〜を見る」と、見る相手が必要な動詞です。ところが、その相手がうしろに来ていません。
そこで、主節の主語 it(1文目の The old town)が、見られる側だと分かります。受け身なので、②の Seen が残ります。
- ①の Seeing と③の Having seen は、町が見る側になる形です。「町が見る」では意味が通らないので、切れます。④の To see も、見るのは主節の主語 it(町)になります。町は見ないので、切れます。
明日、分詞構文の空所を見つけたら、主語を考える前に、空所のすぐうしろに丸をつけてください。名詞が無ければ過去分詞、名詞が続けば -ing です。
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1問だけ
次の文の空所に入る語はどれですか? ( ) in Brazil, this coffee is sold all over the world.
よくある質問
分詞構文で、-ing と過去分詞はどう見分けますか?
分詞のすぐうしろを見ます。「〜を」が必要な動詞なのに名詞が続いていなければ、過去分詞(受け身)です。名詞が続いていれば -ing です。
例外はありますか?
主なものは2つです。walk のように「〜を」が要らない動詞は、前置詞が続いても -ing です(Walking along the river)。give・tell・show のように目的語を2つとる動詞は、受け身でも名詞が1つ残ります(Given a chance, …)。