強調構文の見分け方|It isとthatを消して、文が残るかを見る
It is ~ that の文が、強調構文か形式主語かを選ぶ問題です。訳して比べる前に、It is と that を消してみます。残りがそのまま1つの文になれば強調構文です。自作の問題で、手順どおりに解いて見せます。
たぶん、こう解いています
「強調構文は『〜なのは…だ』と訳せる」と覚えていませんか。
この覚え方は間違いではありません。ただ、形式主語の文も「〜ということは…だ」と、似た日本語になります。訳してから比べると、どちらにも読めて迷います。
訳す前に、語を消してみます。消したあとに文が残るかどうかは、意味を考えなくても目で見て確かめられます。
原田英語式手順
- It is の
直後の 語に丸をつける important、true、clear のような形容詞なら、その文は形式主語です。ここで決まります。
強調構文で It is と that のあいだに挟めるのは、名詞や、時・場所などを表す語句です。形容詞は挟めません。
- It is と
that を 指で隠して、 残りを 元の語順に 戻す It was in this park that I met her. なら、隠すと In this park I met her. が残ります。これだけで、文として成り立ちます。成り立てば強調構文です。
It was the book that I bought. なら、残りは The book I bought. です。挟まれた語を that のうしろの空いた場所に戻すと、I bought the book. になります。戻して文になれば、これも強調構文です。
- 残りが
文にならなければ、 that の うしろだけを 読む It is a pity that he could not come. なら、隠すと A pity he could not come. になります。a pity を戻す場所もなく、文になりません。
このとき that のうしろの he could not come は、それだけで完全な文です。隠して文にならず、that 以下が完全なら形式主語で、It は that 以下を指しています。
やってみる
次の2文は、この記事のために書き下ろしたものです。下線部と同じ用法を含むものを、あとの①〜④から1つ選んでください。
Ken could not find his alarm clock this morning.
It was his little brother that had hidden it under the bed.
下線部と同じ用法を含むものを、次の①〜④から1つ選んでください。
選んでみてください。押すと、答えと解説が出ます。
正解は ②
英文の意味
ケンは今朝、目覚まし時計を見つけられなかった。それをベッドの下に隠したのは、彼の弟だった。
まず下線部を確かめます。2文目の It was と that を隠すと、His little brother had hidden it under the bed. が残ります。文として成り立つので、強調構文です。
次に、手順1で選択肢を見ます。①は important、④は true で、どちらも It is の直後が形容詞です。この2つは形式主語なので、切れます。
残りは②と③です。③の It is と that を隠すと、A pity he could not come to the party. になり、文になりません。that のうしろが完全な文なので、形式主語です。
- ②は、隠すと In this park I first met her. が残り、文になります。下線部と同じ強調構文なので、②が残ります。
明日、It is ~ that の文を見たら、訳す前に It is の直後に丸をつけてください。形容詞でなければ、It is と that を指で隠します。残りが文になれば強調構文です。
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1問だけ
次の文は、強調構文と形式主語のどちらですか? It was yesterday that I lost my key.
よくある質問
強調構文と形式主語は、どう見分けますか?
It is と that を消して、残りを元の語順に戻すと文として成り立てば、強調構文です。成り立たず、that のうしろだけで完全な文になっていれば形式主語です。
It is の直後が形容詞のときは、どちらですか?
形式主語です。It is important that ~ や It is true that ~ がその形です。強調構文で It is と that のあいだに挟めるのは、名詞や、時・場所などを表す語句です。