和文英訳問題の解き方|日本語の主語をそのまま英語にしない
「この部屋からは海が見えます」のような日本語を直訳すると、部屋が主語になってしまい不自然な英文になります。実際に動作をしているのは誰かを探してから主語を組み立て直す手順を、自作の英文で実演します。
たぶん、こう解いています
多くの人は、日本語の文の「〜は」がついた語を、そのまま英語の主語にしてしまいます。
たとえば「この部屋からは海が見えます」を直訳すると、"This room can see the sea." のような英文になりがちです。ところが、部屋が『見る』という動作をすることはできません。実際に海を見ているのは、その部屋にいる『人』のほうです。
この主語のずれに気づかないまま英文を組み立てると、文法的には整っていても、ネイティブには通じにくい不自然な英文になってしまいます。
原田英語式手順
- 日本語の
「〜は」が ついた 語を、 いったん脇に 置く その語を、そのまま主語にしないと決めてから読み始めます。「〜は」は主語ではなく、話題を示しているだけのことが多いからです。
- 『実際に
動作を しているのは 誰か』を 探す 見る・感じる・思う、といった動詞が出てきたら、その動作を本当に行っているのが人間かどうかを確認します。多くの場合、答えは『人(あなたや私たち)』です。
- 見つけた
『人』を 主語に して、 英文を 組み立て直す "You can see the sea from this room." のように、人を主語にした自然な語順に直します。
- 元の日本語の
主語だった語は、 場所や 手段を 示す語句と して後ろに 回す "from this room"(この部屋から)のように、前置詞をつけて文の後ろに移動させます。これで、日本語の情報を1つも落とさずに、自然な英文になります。
やってみる
次の日本語の文を、最も自然な英語に訳しなさい。
You are writing a sentence for a travel guide about a hotel room.
次の日本語の文を、最も自然な英文に訳したものはどれですか。「この部屋からは、美しい夕日が見えます。」
選んでみてください。押すと、答えと解説が出ます。
正解は ①
英文の意味
あなたは、あるホテルの部屋についての旅行ガイドの一文を書いています。
1つ目の手順。「この部屋は」を、いったん脇に置きます。
2つ目の手順。『見る』という動作を実際に行っているのは、部屋ではなく、その部屋にいる『人』です。
3つ目の手順。『人』にあたる "you" を主語にして、"You can see a beautiful sunset" という文を組み立てます。
4つ目の手順。「この部屋から」は、"from this room" として文の後ろに回します。
選択肢を照らすと、①だけがこの形になっています。②は部屋を主語のままにした典型的な誤りで、③は見る側と見られる側が逆転しており、意味が成り立ちません。
次に和文英訳の問題を解くときは、日本語の『〜は』を見た瞬間に、それをそのまま主語にしていいか一度疑ってください。実際に動作をしているのが人間かどうかを確かめるだけで、不自然な英文はぐっと減ります。
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日本語の「〜は」がついた語を、そのまま英語の主語にすると、何が起きやすいですか?
よくある質問
和文英訳で不自然な英文になりやすいのは、なぜですか?
日本語の「〜は」がついた語を、そのまま英語の主語にしてしまうためです。「〜は」は話題を示しているだけで、実際に動作をしている主体とは限りません。実際に動作をしているのが誰かを先に探してから、主語を組み立て直す必要があります。
主語を組み立て直すには、どうすればいいですか?
『実際に動作をしているのは誰か』を探し、多くの場合は人(youやweなど)を主語にします。元の日本語の主語だった語は、from やwithのような前置詞をつけて、文の後ろに回します。