部分的に支持🗾 日本の定番学習法
スラッシュリーディング/チャンク読み
意味の区切りに/を入れて読む
うたい文句「読解速度・理解向上」
区切ってあげても、読むのが楽になるとは限りませんでした。
- 発祥
- 日本で定番
- 対象言語
- 英語
- カテゴリ
- 日本の定番・多読・多聴・インプット
- ありえへん度
- ★☆☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
部分的に支持 =一部の要素・条件でだけ支持されているか、うたい文句が誇張ぎみです。
意味のまとまりごとに / を入れ、区切りながら読む方法です。湯舟(2007)などで扱われています。意味のかたまりを意識する読み方は、理解の助けになりえます。ただ、Yamashita & Ichikawa(2010)では、区切って見せることのはっきりした効果は確認されませんでした。区切りは目的ではなく、かたまりで読めるようになるための補助と考えるのが妥当です。
📚 根拠論文・メモ
根拠メモ湯舟 2007 LET; Yamashita & Ichikawa 2010 RFL(テキスト分割の効果は限定的)
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- スラッシュの位置は“文法の区切り”を目に見えるようにしたもの。前置詞や接続詞、関係詞の前で区切ることが多いのはそのためです。
- 速く読める人は、線がなくても頭の中で自然にかたまりを作っています。スラッシュは、その見えない作業を練習用に“見える化”したものです。
- 話し手が息つぎや間を置く位置は、スラッシュを入れたくなる位置とよく重なります。音声で区切りを確かめるのも良い練習です。
🙅 よくある誤解
「スラッシュを入れれば速く読める」は誤解。区切った文を示しても、理解や速さがはっきり上がるとは確認されていません。
💡 代わりにこうする(効く版)
- 線は自分で引く。引く位置に迷った所が、文法の弱点
- 数回やったら、線なしの英文で同じように読めるか試す
- やさしい英文の多読とセットにして、かたまりで読む量を増やす
今日やること英文を3文選んでスラッシュを入れ、その後で線のない元の文を声に出して読んでみましょう。
📝 スラッシュリーディングのやり方
- やさしめの英文を選び、意味のまとまりごとに / を入れる
- 区切りごとに、前から意味をとりながら読む
- 同じ文を、線のないコピーで読み直す
- 音声を聞き、話し手が区切る位置と比べる
🔬 スラッシュリーディング、研究ではどうなの?
中級と上級の日本人英語学習者が、区切り方を変えた英文を画面上で自分のペースで読んだのが、Yamashita & Ichikawa(2010)の実験です。理解度、読む速さ、読み返しを調べました。区切るのが難しい文では、中級者の理解やなめらかさが下がりました。一方、区切りを示して手助けしても、はっきりした効果は見られませんでした。
🤔 なぜ信じられてきた?
長い英文が短いかたまりに分かれ、見た目にも読みやすくなるからです。前から読む練習として教えやすく、学校や参考書で広く使われています。
英語学習あるあるスラッシュを入れ終わった時点で、なぜか読んだ気になっている。
原田先生のひとこと 先生の感想
スラッシュを入れるのが目的になってたら本末転倒。最後は線なしでスッと読めるように。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
