部分的に支持🗾 日本の定番学習法
直読直解(順送りの訳)
返り読みせず英語の語順で前から理解
うたい文句「速く読める」
後ろから訳し上げる読み方は、リスニングでは使えません。
- 発祥
- 日本で定番
- 対象言語
- 英語
- カテゴリ
- 日本の定番・多読・多聴・インプット
- ありえへん度
- ★☆☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
部分的に支持 =一部の要素・条件でだけ支持されているか、うたい文句が誇張ぎみです。
返り読みせず、英語の語順のまま前から意味をとる読み方です。人が文を前から順に理解していくことは、心理言語学で広く知られています。ただ、この読み方の訓練で読む速さが上がるかを直接確かめた研究は少なく、田辺(2007)も実践報告にとどまります。目標としては理にかなっていても、そこへ至る練習法の効果はまだ確かめられていない、という判定です。
📚 根拠論文・メモ
根拠メモ田辺 2007(実践報告)。直接の効果検証は少ない
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- 音声は前から順にしか流れてきません。返り読みに頼る読み方のままでは、聞くときに同じ理解の仕方ができないのです。
- 返り読みの原因は、読み方のクセより“語彙や文法の処理が追いつかないこと”である場合も多いもの。やさしい英文なら、自然と前から読めます。
- 直読直解は、英文を日本語の語順に並べ替えて訳す“訳し上げ”の反対を目指す読み方。英語の語順のまま意味のかたまりを積み上げていきます。
🙅 よくある誤解
「返り読みは悪い読み方」は言いすぎ。難しい文を正確に理解するときは、戻って確かめるのも大切な技術です。
💡 代わりにこうする(効く版)
- 前から読む練習は、難しい長文ではなく“ほぼ全部わかる英文”で行う
- 同じ英文の音声を聞き、話す速さのまま前から理解できるか試す
- 区切りごとに日本語へ置き換えず、場面を思い浮かべながら読む
今日やることやさしい英文を1段落選び、戻らずに最後まで読んで、内容を日本語で一言にまとめてみましょう。
📝 直読直解(順送りの訳)のやり方
- 知らない単語がほとんどない、やさしい英文を選ぶ
- 意味のかたまりごとに、前から内容をイメージする
- 途中で戻らず、最後まで読み通す
- 読んだ後に内容を一言でまとめ、理解できたか確かめる
🔬 直読直解(順送りの訳)、研究ではどうなの?
人は単語を前から順に処理し、その場で文の形を予測しながら読んでいます。このことは、文の理解の仕組みを調べる研究で広く知られています。一方、直読直解を教わったグループと教わっていないグループの読む速さを比べた研究は少なく、田辺(2007)も授業の実践報告です。前から読めるかどうかは、語彙や文法を処理する速さにも左右されます。
🤔 なぜ信じられてきた?
「英語は英語の順番で理解するもの」という主張がわかりやすく、速読や同時通訳のイメージとも重なるからです。受験の長文対策として教わることも多い読み方です。
英語学習あるある前から読もうとして、結局3回くらい戻っている。
原田先生のひとこと 先生の感想
返り読みのクセ、なかなか抜けないですよね。まずはやさしい英文で前から読む練習を。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
