研究で支持🌍 世界の学習法
Extensive reading(多読)エクステンシブ・リーディング
やさしい本を大量に読む
うたい文句「語彙・読解・速度」
英語を伸ばしたいなら、“簡単すぎる本”を読もう。
- 発祥
- 日本/英国
- 対象言語
- 汎用
- カテゴリ
- 多読・多聴・インプット
- ありえへん度
- ★☆☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
研究で支持 =複数の研究やメタ分析で効果が確認されています。
やさしい本を辞書なしでたくさん読む多読は、複数のたくさんの研究の結果を集めて、全体として効果があるか、どれくらい効くかを数字でまとめる分析。1本の研究より信頼しやすい。で効果が確認されています。Nakanishi(2015)では、多読をしたグループが比べたグループを上回りました。Sangers ほか(2025)も、読解・語彙・文法・すらすら読む力に、短期的な効果を認めています。ただし長期的な効果を調べた研究はまだ少なく、話す力まで同じように伸びるとは限りません。
📚 根拠論文・メモ(2本)
- Jeon, Day (2016) The effectiveness of ER on reading proficiency: A meta-analysisReading in a Foreign Languagehdl.handle.net/10125/66901
- Nakanishi (2015) A Meta-Analysis of Extensive Reading ResearchTESOL Quarterlydoi.org/10.1002/tesq.157
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- 多読の三原則は“辞書を引かない・わからない所は飛ばす・合わない本はやめる”。学校なら叱られそうなことが、続けるためのルールです。
- 1冊の本から覚えられる新出語は意外と少なめ。多読の力は、同じ語に何度も出会うだけの“量”から生まれます。
- 知らない語がほとんどない本がちょうどいい。文章の語の98%ほどを知っていると、内容を十分に理解しやすいとされています。
🙅 よくある誤解
「簡単な本では力がつかない」は誤解。辞書なしで楽しめるレベルの本を大量に読むことこそが、多読の効き目の源です。
💡 効かせるコツ
- 最初は“簡単すぎる”と感じる本から。スラスラ読める快感が続ける力になる
- 同じシリーズを続けて読むと、同じ語や言い回しに何度も出会える
- 話す力も伸ばしたいなら、読んだ内容を英語で一言まとめて言ってみる
今日やること今日は絵本や段階別読本を1冊、辞書を使わずに最後まで読み切ってみましょう。
📝 多読のやり方
- 知らない語がほとんどない、やさしい本を選ぶ
- わからない語は飛ばし、話の流れを追う
- つまらない・難しい本は途中でやめて替える
- 読んだ語数や冊数を記録する
- 慣れたら少しずつレベルを上げる
🔬 多読、研究ではどうなの?
多読の研究をまとめたNakanishi(2015)は、2つの「どれくらい効いたか」の大きさを表す数字。d や g で表す。一般的な目安は 0.2 で小さめ、0.5 で中くらい、0.8 で大きめ。外国語学習の研究では、もう少し厳しく 0.4・0.7・1.0 を目安にすることも多い。を報告しています。比べたグループとの差はd=0.46、多読の前後での伸びはd=0.71です。Sangers ほか(2025)は比べるグループのある研究だけをまとめ、読解や語彙などへの短期的な効果を確かめました。一方、効果が何年も続くかを追った研究はまだ限られます。
🤔 なぜ信じられてきた?
段階別読本(Graded Readers)が充実し、朝読書や図書館で取り組みやすいからです。“読むだけで伸びる”という手軽さも魅力です。
英語学習あるある“簡単すぎる”と思った本が、意外とスラスラ読めない。
原田先生のひとこと 先生の感想
“簡単すぎて意味あるの?”と思う本でちょうどいい。分厚い原書は、多読に慣れてからで大丈夫。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
