ENGLISH TEACHER’S BRIEFING
📬 原田先生の英語教育ニュースレター
中高英語教師のための授業アイデア&最新情報
2026年3月16日(月)| Vol.029
⚡ TODAY’S HEADLINE
「JESTA」電子渡航認証を2028年度導入へ — 訪日外国人3,700万人時代、英語教育の出番はもっと増える
日本政府は、米国のESTAをモデルにした電子渡航認証システム「JESTA(Japan Electronic System for Travel Authorization)」を2028年度までに導入する法案を国会に提出しました。ビザ免除の71カ国・地域からの訪日者が事前のオンライン審査を義務化されることで、空港・観光地での多言語対応がさらに進む見込みです。「英語で日本を説明する力」を今のうちから生徒に育てておくことが、ますます重要になります。
今日の帯活動アイデア(5分でできる!)
📰 “Headline Maker”(英語ニュース見出しゲーム)
対象:中学2年〜高校 | 時間:5分 | 準備:写真1枚(黒板またはスクリーン)
▶ やり方:
① 先生がニュース写真を1枚見せる(例:動物園の赤ちゃんパンダ、スポーツの名場面など)
② ペアで相談して、英語のニュース見出し(Headline)を1文で作る(制限時間2分)
③ 各ペアが発表。クラスで一番「記事を読みたくなる見出し」に投票!
④ 先生が「実際の見出し」を紹介して比較する
💡 ポイント:新聞英語の特徴(冠詞省略、現在形使用など)を自然に学べます。要約力・語彙力を同時に鍛える活動です。
🕵️ “Secret Agent”(スパイ推理ゲーム)
対象:中学1年〜 | 時間:5分 | 準備:職業カード(紙切れでOK)
▶ やり方:
① 代表者1人が職業カード(doctor, pilot, chefなど)を引き、他の人には見せない
② 残りの生徒がYes/No質問で正体を推理する:“Do you work outside?” “Do you help people?”
③ 5回以内の質問で当てられたらクラスの勝ち!当てられなかったらSecret Agentの勝ち!
④ 慣れてきたら「動物」「国」「有名人」に範囲を広げて難易度UP
💡 ポイント:疑問文の作り方を実践的に練習でき、語彙のカテゴリ分類力もアップ。全員参加型で盛り上がります!
AI × 英語指導 最前線
🆕 注目ツール:AI Blaze
Chrome拡張機能として動作するAIアシスタント。ワークシート生成、レッスンプラン作成、エッセイ採点、フィードバック提供までブラウザ上でワンクリックで完了します。Google DocsやGmail内でも直接使えるため、既存のワークフローを崩さずにAI活用が可能。
✅ ワークシート&レッスンプランをAI自動生成
✅ エッセイ・課題の採点+詳細フィードバック
✅ Google Docs / Gmail / YouTube上で直接動作
✅ 無料プランあり、有料は月額$4から
🎓 活用例:YouTube動画のURLを貼るだけで、リスニングクイズとディスカッション質問を瞬時に生成!
📱 QuestionWell — AIで問題バンクを自動作成
テキスト・URL・PDFを投入するだけで、選択問題・記述問題・ディストラクター(誤答選択肢)を自動生成。学習基準(Standards)に自動タグ付けも可能。問題のバリエーションを複数生成できるので、テスト版の作り分けにも最適。Google FormsやCanvas LMSへの直接エクスポートに対応。
英語教育ニュース FLASH
🇯🇵 JAPAN
公立校の外国籍児童生徒が114,853人に急増 — 日本語支援が必要な生徒は41.5%
文部科学省の最新データで、公立学校に通う外国籍の児童生徒が前年比23.3%増の114,853人に達しました。うち約41.5%が日本語指導を必要としており、ポルトガル語・中国語・フィリピン語話者が多数を占めます。約2万人の外国籍児童が就学状況不明のまま。英語教師としても「やさしい英語で伝える力」がますます重要になっています。
🔗 参考:E-Housing — How Foreign Students Can Attend Public School in Japan
🇯🇵 JAPAN
JESTA法案が国会提出 — 71カ国からの訪日者に事前オンライン審査を義務化
高市首相が国会で正式にJESTA法案提出を表明。2024年に過去最多の3,690万人が訪日した中、不法滞在防止と入国審査の迅速化が狙い。観光地での多言語案内・英語対応のニーズがさらに高まり、英語教育の「リアルな場面設定」が広がります。
🔗 参考:Aviation Direct — Japan to introduce electronic entry system JESTA by 2028
🌍 GLOBAL
ルーマニア、EF英語能力指数で世界11位に急上昇 — EU加盟後の英語教育改革が実を結ぶ
2025年版EF英語能力指数で、ルーマニアが605点・世界11位を記録し「Very High Proficiency(C1レベル)」に到達。2007年のEU加盟を契機に英語教育を強化し、テレビ番組の字幕文化と早期英語必修化が若年層の英語力を押し上げました。日本(96位)との差を考える好材料です。
超絶使える!英語学習ツール
世界の英語授業から学ぶ
🇷🇴 ルーマニア式:「字幕文化+早期必修」で英語力を一気に引き上げた国
EF英語能力指数で世界11位(C1レベル)のルーマニア。2007年のEU加盟後、英語教育を小学校1年生から必修化しました。最大の特徴はテレビ・映画の字幕文化。吹き替えではなく英語音声+ルーマニア語字幕で放映するため、子どもたちは幼少期から自然に英語の音に触れています。さらに、多くの大学が英語プログラムを設置し、英語力が就職・留学に直結する環境が整っています。
🔑 明日から使えるテクニック
授業で「英語字幕付き動画」を活用してみましょう。短い英語動画(1〜2分)を英語字幕付きで見せ、聞き取れた単語をノートに書き出す「Subtitle Catch」活動。リスニング力とリーディング力を同時に鍛えられ、「英語で英語を理解する」感覚が身につきます。
TODAY’S QUOTE FOR TEACHERS
“Every kid needs a champion — an adult who will never give up on them, who understands the power of connection and insists that they become the best that they can possibly be.”
— Rita Pierson(リタ・ピアソン)
「すべての子どもにはチャンピオンが必要です — 絶対に見捨てない大人、つながりの力を理解し、最高の自分になれると信じてくれる大人が。」
アメリカの教育者。40年の教師経験を持ち、TEDトークで教師と生徒の「つながり」の重要性を訴えた名スピーチが1,400万回以上再生されています。
💡今日の1分ティップス
「Board Race」で語彙復習を活性化! — クラスを2〜3チームに分け、黒板の前に各チーム1人ずつ立たせます。先生が日本語を言い、最初に正しい英単語を書けたチームにポイント。5問で交代。ポイント:書く+聞く+競争の3要素で、眠い時間帯でも一気にクラスが活性化します。スペリングの確認にもなるのが嬉しいところ。
📎 今号の参考リンクまとめ
📰 ニュース記事
・VisasNews — JESTA電子渡航認証システム法案提出
・Aviation Direct — JESTA 2028年導入決定
・Wikipedia — EF English Proficiency Index 2025
🛠 ツール・サービス
・QuestionWell — AI問題バンク自動生成ツール
📬 原田先生のニュースレター Vol.029
haradaeigo.com
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