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The Tail of Tommy Trout Who Did Not Mind

言うことをきかなかったマスのトミーのおはなし
★★★☆☆3分560語朗読 Laurie Anne Walden原文そのまま一致率 97.4%

大岩のかげの小さな池で遊ぶ子マスたち。「池から出てはいけませんよ」というおかあさんの言いつけを、マスのトミーだけはきかずに……。

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言うことをきかなかったマスのトミーのおはなしの場面のイメージ

In the Laughing Brook, which rippled and sings all day long, lived Mr. Trout and Mrs. Trout, and a whole lot of little Trouts.一日じゅうさらさら流れて歌っているわらう小川に、マスさんとマスおくさんと、たくさんの子マスたちが住んでいました。 There were so many little Trouts that Mr. Trout and Mrs. Trout were kept very busy indeed getting breakfast and dinner and supper for them, and watching out for them and teaching them how to swim and how to catch foolish little flies that sometimes fell on the water and how to keep out of the way of big hungry fish and sharp eyed Mr. Kingfisher and big men and little boys who came fishing with hooks and lines.子マスがあまりにたくさんいたので、マスさんとマスおくさんは、とてもとてもいそがしくしていました。子どもたちの朝ごはんやお昼ごはんや夕ごはんを用意したり、見まもったり、およぎかたを教えたり、ときどき水の上におちてくるおばかな小さなハエのつかまえかたを教えたり、それに、おなかをすかせた大きな魚や、目のするどいカワセミさんや、つりばりとつり糸をもってつりに来る大きな男の人や小さな男の子に近づかないやりかたを教えたりしていたのです。

Now all the little Trouts were very, very good and minded just what Mrs. Trout told them—all but Tommy Trout, for Tommy Trout—oh, dear, dear!さて、子マスたちはみんなとてもとてもいい子で、マスおくさんの言うことをちゃんときいていました――トミーをのぞいては。トミーときたら――ああ、やれやれ! Tommy Trout never could mind right away.トミーは、どうしてもすぐに言うことをきけないのでした。 He always had to wait a little instead of minding when he was spoken to.声をかけられても、すぐに言うことをきかないで、いつもちょっとぐずぐずしてしまうのです。

Tommy Trout didn't mean to be bad.トミーは、わるい子になろうと思っていたわけではありません。 Oh dear, no!ああ、そうじゃないのです! He just wanted to have his own way, and because Tommy Trout had his own way and didn't mind Mrs. Trout there isn't any Tommy Trout now.ただ、自分のしたいようにしたかっただけなのです。そして、トミーは自分のしたいようにして、マスおくさんの言うことをきかなかったので、いまはもうトミーはいないのです。 No sir, there isn't as much as one little blue spot of his beautiful little coat left because—why, just because Tommy Trout didn't mind.そうなのです。トミーのきれいな小さな上着の、小さな青いもよう1つさえ、のこっていないのです。それは――そう、トミーが言うことをきかなかったからなのです。

One day when round, red Mr. Sun was shining and the Laughing Brook was singing on its way to join the Big River, Mrs. Trout started to get some nice plump flies for dinner.ある日、まるくて赤いお日さまがかがやき、わらう小川が大きな川へ流れていくとちゅうで歌っていると、マスおくさんは、お昼ごはんにするおいしそうなまるまるとしたハエをとりに出かけようとしました。 All the little Trouts were playing in their dear little pool, safe behind the Big Rock.子マスたちはみんな、大岩のかげにある、あんぜんなかわいい小さな池で遊んでいました。 Before she started Mrs. Trout called all the little Trouts around her and told them not to leave their little pool while she was gone, “For,” said she, “something dreadful might happen to you.”出かける前に、マスおくさんは子マスたちをみんなそばによんで、わたしがいないあいだ、この小さな池から出てはいけませんよ、と言いました。「だって」とおくさんは言いました。「なにかおそろしいことがおこるかもしれないのですから」

All the little Trouts, except Tommy Trout, promised that they would surely, surely stay inside their dear little pool.子マスたちはみんな、トミーのほかは、ぜったいにぜったいに、かわいい小さな池から出ませんとやくそくしました。 Then they all began to jump and chase each other and play as happy as could be, all but Tommy Trout.それから、トミーのほかはみんな、とびはねたり、おいかけっこをしたりして、このうえなく楽しそうに遊びはじめました。

As soon as Mrs. Trout had started, Tommy Trout swam off by himself to the edge of the pool.マスおくさんが出かけたとたん、トミーはひとりで池のはしのほうへおよいでいきました。 “I wonder what is on the other side of the Big Rock,” said Tommy Trout.「大岩のむこうがわには、なにがあるんだろう」とトミーは言いました。 “The sun is shining and the brook is laughing and nothing could happen if I go just a little speck of a ways.”「お日さまはかがやいているし、小川はわらっているし、ほんのちょっぴり行くだけなら、なにもおこるはずないさ」

So, when no one was looking, Tommy Trout slipped out of the safe little pool where all the other little Trouts were playing.そこで、だれも見ていないすきに、トミーは、ほかの子マスたちがみんな遊んでいるあんぜんな小さな池から、こっそりぬけ出しました。 He swam just a little speck of a ways farther still.トミーは、もうほんのちょっぴりだけ先へおよいでいきました。 Now he could see almost around the Big Rock.もう少しで、大岩のむこうがわが見えそうです。 Then he swam just a little speck of a ways farther and—oh dear, dear! he looked right into the mouth of a great big, big fish called Mr. Pickerel, who is very fond of little Trouts and would like to eat one for breakfast every day.それから、もうほんのちょっぴり先へおよいでいくと――ああ、たいへん!――カワカマスさんという、大きな大きな魚の口の中を、まともにのぞきこんでしまったのです。カワカマスさんは子マスが大すきで、毎日朝ごはんに1ぴき食べたいと思っているのでした。

“Ah ha!” said Mr. Pickerel, opening his big, big mouth very, very wide.「しめしめ!」とカワカマスさんは言って、大きな大きな口を、とてもとても大きくあけました。

Tommy Trout turned to run back to the dear, dear safe little pool where all the other little Trouts were playing so happily, but he was too late.トミーは、ほかの子マスたちがみんな楽しく遊んでいる、だいじな、だいじな、あんぜんな小さな池へにげかえろうとしましたが、もうおそすぎました。 Into that great big, big mouth he went instead, and Mr. Pickerel swallowed him whole.トミーは、かわりにその大きな大きな口の中へ入ってしまい、カワカマスさんにまるのみにされてしまいました。

“Ah ha,” said Mr. Pickerel, “I like little Trouts.”「しめしめ」とカワカマスさんは言いました。「子マスはうまいなあ」

And nothing more was ever heard of Tommy Trout, who didn't mind.そして、言うことをきかなかったマスのトミーのことは、それからもう二度と聞かれなくなりました。

さいごまで よめたね!

「よめた!」をおすと、スタンプがもらえて おはなしの森 に木や動物がふえるよ。

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おうちの方・大人の学習者へ
題の Tail(しっぽ)は Tale(お話)とかけたしゃれ。言いつけを守る大切さを伝える、むかしながらの教訓話です。結末が少しこわいので、読む前に大人が目を通しておくと安心です。

出典台帳 — このページの「本物」の証明

英文
原文そのまま(1語も書きかえていません)。Project Gutenberg 電子書籍 #2557(Thornton W. Burgess、1910年の本)
挿絵
この本(底本)には挿絵がありません。ページの絵は、場面をイメージして AI(Codex)で描いたものです(本の挿絵ではありません)。
朗読
Laurie Anne Walden(LibriVox のボランティア。Old Mother West Wind「Chapters 15-16」)。録音はパブリックドメインで、元のファイルをそのまま使っています(音質を落とす加工なし)。
照合
朗読を音声認識(Whisper)で文字起こしし、原文と1語ずつ照らし合わせました。一致率 97.4%
文が光るタイミングはこの照合で決めています。
和訳
和訳はAIと人が作成。AIは3重チェック。人の目でも順次確認しています。英文には一切手を入れていません。