CHECK TEST
英語の音の変化(つながる・消える・変わる)50確認問題集
音の変化の確認問題28問。聞こえ方から英語を戻し、強く読む語・弱く読む語を見抜く。表で解いて、裏で答え合わせ。
Ⅰ 「 」のように聞こえた部分の英語として最も適切なものを選べ(カタカナは米音の聞こえ方の目安)
- 1寒い朝、母が上着を差し出して:「プリロン」
答えb Put it on.
訳それを着なさい。
解説put の t と it の t が母音にはさまれてラ行化し、さらに on と連結して「プリロン」と聞こえる。代名詞 it は put と on の間に入るので、Put on it. の語順では「着て」にならない。Pretty long.(かなり長い)は「プリリーロング」、Print it on.(それに印刷する)は n の音が入る。
【覚える】put on+代名詞は put it on(代名詞は間)。 - 2新しいカフェを勧める友人:「チェキラウ(ト)!」
答えa Check it out!
訳ぜひ行ってみて!
解説check+it が連結(チェキッ)、it の t がラ行化(キラ)、out の t は舌を止めるだけ(アウッ)、の3つが重なって「チェキラウ(ト)」。check out は「調べる・見てみる」。Chicken out!(おじけづいてやめる)は「チキナウト」、Check a route! は「ルート」が聞こえる、Take it out! なら頭が「テイ」になる。
【覚える】check it out=見てみる(勧めるときの決まり文句)。 - 3We had a very hot summer 「ディシア」.
答えa this year
訳今年の夏はとても暑かった。
解説this の s /s/ と year の y /j/ が混ざって「シ」/ʃ/ になる同化で「ディシア」。these years(ここ数年)なら「ディーズィアズ」と z と語尾の s が残る。this ear(この耳)、the shear(はさみ)は文の意味が通らない。s+y→「シュ」は I'll miss you(ミシュー)と同じ型。
【覚える】s+y=/ʃ/(this year, miss you)、d+y=/dʒ/(did you)。 - 4There were 「アラロヴ」 people at the festival.
答えd a lot of
訳お祭りにはたくさんの人がいた。
解説lot の t が母音にはさまれてラ行化し、弱い of「ァヴ」とつながって「アラロヴ」。a lot だけでは名詞 people の前に置けないので a lot of が必要。lots of は「ラッツァヴ」と s が聞こえる。a little of(少しの)は「リル」が聞こえ、可算名詞 people にも合わない。
【覚える】a lot of=lots of=many/much。 - 5「ユーシュダヴ トウルド ミー」. I could have helped you.
答えd You should have told me.
訳言ってくれればよかったのに。手伝えたのに。
解説弱形の have は「ァヴ」になり、should とつながって「シュダヴ」。of に聞こえても、書くときは should have+過去分詞(〜すべきだったのに)。should of は誤り。You should tell me.(言うべきだ)は時制が違い、You shouldn't have told me.(言うべきじゃなかった)は n の音が残り、後ろの「手伝えたのに」とも合わない。
【覚える】should have p.p.=〜すべきだったのに(後悔・非難)。 - 6「アイウ コーレム」 tomorrow.
答えc I'll call them
訳明日、彼らに電話するよ。
解説them は弱形で th が落ち「ァム」になり、call の l とつながって「コーレム」。I'll call him なら h が落ちて「コーリム」、I'll call her なら「コーラー」、I'll tell them なら頭が「テ」になる。代名詞は弱く読まれ前の語とつながるので、母音の違いで聞き分ける。
【覚える】弱形:them→'em「ァム」、him→'im「イム」、her→'er「ァー」。 - 7I'm thirsty. Could I have some 「ワーラー」?
答えc water
訳のどが渇いた。水をもらえますか。
解説water の t が母音にはさまれてラ行化し(米)、「ワーラー」。waiter(ウェイター)なら「ウェイラー」、quarter(4分の1)なら「クウォーラー」、order(注文)なら「オーダー」。前の I'm thirsty.(のどが渇いた)とのつながりでも water に決まる。
【覚える】米音の t のラ行化:water, better, city, party。 - 8「アイウ ピッキュー アップ」 at the station at six.
答えc I'll pick you up
訳6時に駅まで車で迎えに行くよ。
解説pick の k と you がつながり「ピッキュー」。pick up(車で迎えに行く)の代名詞 you は pick と up の間に置くので、pick up you は誤り。pick it up なら「ピキラップ」と聞こえ、keep you up(寝かせないでおく)は「キーピュー」になる。
【覚える】pick 人 up=車で迎えに行く(代名詞は間に置く)。
Ⅱ 下線部の聞こえ方で主に起きている音の変化を選べ
- 9Could you open the door?「クッジュー」
答えc 同化
訳ドアを開けていただけますか。
解説could の d /d/ と you の y /j/ が混ざって「ジュ」/dʒ/ という別の音になるのが同化で、「クッジュー」。単につながるだけの連結(look at→ルッカッ)とは違い、元のどちらの音とも違う音が生まれる。脱落は音が消えること、ラ行化は t がはじき音になること。
【覚える】同化:Could you→クッジュー、Did you→ディッジュー、Don't you→ドンチュー。 - 10Let's eat a hot dog.「ハッドッグ」(hot の t がほとんど聞こえない)
答えc 脱落
訳ホットドッグを食べよう。
解説hot の t の後に子音 d が来ると、t は舌を止めるだけで音にならない=脱落。「ハッドッグ」。sit down(スィッダウン)、good night(グッナイ)も同じ型。後ろが母音なら連結(hot air)かラ行化(hot it)になる。同化は別の音が生まれること、弱形は機能語が弱まること。
【覚える】脱落:子音+子音で前の t, d, k, p が消えやすい。 - 11Please look at this graph.「ルッカッ(ト)」
答えa 連結
訳このグラフを見てください。
解説look の語末の子音 k と、at の語頭の母音 a が1語のようにつながる=連結で、「ルッカッ(ト)」。pick up(ピッカップ)、an apple(アナポー)と同じ型。at の t は次に子音(th)が来るので止めるだけ。同化・弱形・ラ行化はここでは主な変化ではない。
【覚える】連結:子音で終わる語+母音で始まる語=1語のように読む。 - 12Tokyo is a big city.「スィリー」(米)
答えc ラ行化
訳東京は大都市だ。
解説city の t は母音にはさまれ、後ろの音節が弱いので、舌で軽くはじく音になる=ラ行化(米)で「スィリー」。water(ワーラー)、party(パーリー)と同じ。イギリス英語では t をはっきり読むことが多い。脱落は音が消える、同化は別の音になる、弱形は機能語が弱まる変化。
【覚える】ラ行化(flap t):母音+t+弱い母音(米)。 - 13I'd like fish and chips.(and が「ン」と聞こえる)
答えc 弱形
訳フィッシュ・アンド・チップスをください。
解説and のような接続詞・前置詞・冠詞などの機能語は、強調しなければ母音があいまいになって短くなる=弱形。and は「アンド」→「アン」→「ン」まで弱まり、「フィッシュンチップス」。salt and pepper(ソールトンペパー)、rock and roll(ロックンロール)も同じ。
【覚える】弱形の and='n「ン」。
Ⅲ 対話を自然に読むとき、B の下線部で最も強く読む語を選べ
- 14A: Is this your umbrella?
B: No, it's my sister's umbrella.答えd sister's
訳A:これ、あなたの傘?
B:いや、姉の傘だよ。解説A の your(あなたの)に対して「姉の」と持ち主を訂正しているので、新しい情報・対比される sister's が最も強い。umbrella は A がすでに言った古い情報なので弱まる。it's と my は機能語で弱い。訂正・対比の語に強勢が来る。
【覚える】旧情報は弱く、新情報・対比の語は強く。 - 15A: Did you go to the museum on Saturday?
B: No, I went there on Sunday.答えd Sunday
訳A:土曜日に博物館に行ったの?
B:いや、日曜日に行ったんだ。解説行ったことと場所は A と同じで、訂正しているのは曜日だけ。Saturday と対比される Sunday を強く読む。went は A の go と同じ内容の旧情報、there は museum の言いかえで旧情報、I は機能語で弱い。
【覚える】No, 〜. の後は、相手と違う部分だけが強い。 - 16A: I heard you bought a black car.
B: Actually, I bought a white one.答えd white
訳A:黒い車を買ったんだって?
B:実は、白いのを買ったんだ。解説A の black と対比される white が新情報なので最も強い。one は car の代わりの代名詞で弱く、bought は A の言葉のくり返し。Actually(実は)の後に正しい情報が来るのは、リスニングの定番の流れ。
【覚える】Actually,=実は(訂正の合図)。後ろに正解が来る。 - 17A: You can't swim, can you?
B: Actually, I can swim. I just don't like the water.答えa can
訳A:泳げないんでしょ?
B:実は泳げるんだ。水が好きじゃないだけなんだよ。解説相手の否定 can't を打ち消すときは、ふだん弱い can が強く /kæn/ になる。機能語でも、対比・強調なら強く読む。swim は A が言った旧情報なので弱い。I just don't like the water.(水が好きじゃないだけ)で、泳がない理由を説明している。
【覚える】肯定の can はふつう弱いが、can't との対比では強い。 - 18A: Who broke the window?
B: I think Tom broke it.答えc Tom
訳A:窓を割ったのは誰?
B:トムが割ったんだと思う。解説Who(誰)の答え=新情報は Tom なので最も強い。broke(割った)は A の質問にある旧情報なので強く読まない。I think は前置きで弱い。疑問詞疑問文の答えでは、疑問詞に対応する語が最も強い。
【覚える】Who 〜? の答えは人の名前が強い。 - 19A: Shall we take the bus or walk?
B: Let's take a taxi. It's raining.答えa taxi
訳A:バスに乗る、それとも歩く?
B:タクシーにしよう。雨が降ってるし。解説bus でも walk でもない第3の案 taxi が新情報なので最も強い。冠詞 a は弱形「ァ」で最も弱い。take は A の質問にある語で旧情報、Let's も弱く読む。It's raining.(雨が降っている)が taxi を選んだ理由。
【覚える】選択肢にない新しい案が出たら、その語が強い。
Ⅳ 聞こえたままに書いた英文の下線部を、正しい書き言葉に直せ
- 20You should of called me earlier.
答えhave
訳もっと早く電話してくれればよかったのに。
解説答えは have。should have+過去分詞で「〜すべきだったのに」。弱形の have「ァヴ」が of と同じ音に聞こえるための誤りで、ネイティブの子どもも書き間違える典型。could have、would have、must have の後も同じ。採点ポイントは have に直すこと。
【覚える】should/could/would/must have p.p.(of にしない)。 - 21I wanna talk to you about the trip.
答えwant to
訳旅行のことで話がしたい。
解説答えは want to。want to は会話では「ワナ」(wanna)と聞こえるが、英作文・書き取りの答案では want to と書く。going to→gonna、got to→gotta も同じで、くだけた書き方なので答案では使わない。採点ポイントは2語に分けて書くこと。
【覚える】wanna=want to、gonna=going to、gotta=got to。 - 22We watch the soccer game on TV last night.
答えwatched
訳私たちは昨夜、サッカーの試合をテレビで見た。
解説答えは watched。watched の -ed /t/ は次の the の前で弱く、聞き落としやすい。last night(昨夜)があるので過去形と文法で決める。採点ポイントは①-ed をつける ②音ではなく時を表す語で判断。リスニングの書き取りでは文法で補う力が問われる。
【覚える】-ed の脱落:watched the→ウォッチ(ト)ザ。 - 23My brother work at a hospital in Kobe.
答えworks
訳兄は神戸の病院で働いている。
解説答えは works。三単現の -s は弱く短く、次の at とつながって「ワークサット」と聞き落としやすい。主語 My brother は3人称単数なので works と文法で補う。採点ポイントは -s。
【覚える】主語が3人称単数・現在なら動詞に -s(聞こえなくても書く)。 - 24I use to live in Osaka when I was a child.
答えused
訳私は子どものころ大阪に住んでいた。
解説答えは used。used to(以前は〜だった)の d は次の t と重なって聞こえないが、書くときは used to。音は「ユーストゥ」。採点ポイントは -d をつけること。be used to -ing(〜に慣れている)とは別の表現なので、形と意味を区別する。
【覚える】used to do(以前は〜した)/be used to -ing(〜に慣れている)。
Ⅴ 次の文を自然に読むとき、下線部のうち最も弱く読むものを選べ
- 25My sister(A) can(B) speak(C) French(D).
答えb (B)
訳姉はフランス語を話せる。
解説肯定文の助動詞 can は弱く「クン」/kən/ になる。名詞(sister, French)・動詞(speak)は内容語なので強く読む。否定の can't は強く長い /kænt/ なので、この強さと母音の差で can と can't を聞き分ける。
【覚える】can=弱く「クン」/can't=強く「キャーン(ト)」。 - 26I bought(A) a cup(B) of(C) coffee(D).
答えc (C)
訳私はコーヒーを1杯買った。
解説前置詞 of は「ァ(ヴ)」まで弱まり、cup とつながって「カッパ」。a cup of coffee は「アカッパコーフィ」と聞こえる。内容語の bought(動詞)、cup・coffee(名詞)は強い。弱形になるのは前置詞・冠詞・接続詞・代名詞などの機能語。
【覚える】a cup of=「アカッパ」、a lot of=「アラロヴ」。 - 27Tell(A) him(B) to call(C) me back(D).
答えb (B)
訳彼に折り返し電話するよう伝えて。
解説代名詞 him は h が落ちて弱く「イム」になり、Tell とつながって「テリム」。Tell(動詞)、call(動詞)は強い。call back の副詞 back は「折り返し」という意味を担うので強く読む(句動詞の副詞は強い)。
【覚える】弱形:him→「イム」。call 人 back=折り返し電話する。 - 28Salt(A) and(B) pepper(C), please(D).
答えb (B)
訳塩とこしょうをお願いします。
解説接続詞 and は「ン」まで弱まり、「ソールトンペパー」と聞こえる。salt、pepper(名詞)、please は強い。接続詞・冠詞・前置詞は、強調しない限り弱形になる。fish and chips、rock and roll も同じ。
【覚える】A and B の and は「ン」。
英語の音の変化(つながる・消える・変わる)50(A4 3枚)