CHECK TEST
冠詞の上級チートシート(a/the/無冠詞を論理で決める)確認問題集
冠詞の上級確認問題31問。a・the・無冠詞を「数えるか」「特定できるか」の論理で決める。
Ⅰ 空所に入る最も適切なものを選べ(「無冠詞」は何も入らないことを表す)
- 1My father is honest man.
答えc an
訳父は正直な人だ。
解説honest の h は発音せず、/ɑ/(オ)の母音で始まるので an。a と an はつづりではなく発音で決まる。a は子音で始まる語の前。the は「正直な人の1人」を初めて紹介する文では使わない。無冠詞は可算名詞 man の単数形には使えない。
【覚える】an hour/an honest man/an honor(h を発音しない語)。 - 2She is European writer living in Tokyo.
答えa a
訳彼女は東京に住んでいるヨーロッパ出身の作家だ。
解説European は /j/(ユ)の音で始まる=子音なので a。E のつづりにつられて an を選ぶのが罠。some は可算の単数 writer と使うと「とある作家」の意味になり文として不自然。much は不可算名詞に使う語で、writer には使えない。
【覚える】a university/a European/a useful(ユの音は子音扱い)。 - 3giant panda is found only in China.
答えd The
訳ジャイアントパンダは中国にしか生息していない。
解説どこに生息しているかという分布は種全体の話なので、the+単数(または複数形 Giant pandas)。A・An+単数は「典型的な1匹」の性質を言う形で、種全体の分布には使えない(An は giant の前でも発音上不可)。無冠詞の単数 giant panda は可算名詞なので不可。
【覚える】種全体:The+単数/無冠詞の複数(the giant panda/giant pandas)。 - 4I bought a new laptop, but battery doesn't last long.
答えb the
訳新しいノートパソコンを買ったが、バッテリーが長持ちしない。
解説連想の the。ノートパソコンにはバッテリーが1つあると当然わかるので、初めて出てきても the battery。a・an は「どれか1つのバッテリー」になり、そのパソコンのものという関係が出ない(an は発音上も不可)。可算名詞の単数を無冠詞で使うことはできない。
【覚える】連想の the:a car→the engine/a house→the roof。 - 5We stayed in Paris for three days and left for Rome next day.
答えa the
訳私たちはパリに3日間滞在し、その翌日ローマへ向かった。
解説過去のある時点(パリ滞在)を基準にした「翌日」は the next day。今が基準なら next week のように無冠詞。a next day という言い方はない。on next day は on と無冠詞が誤り。
【覚える】the next day=(その)翌日/next day(今が基準の「明日」は tomorrow)。 - 6Have you ever been to Philippines?
答えd the
訳フィリピンに行ったことはある?
解説複数形の国名・諸島には the をつける(the Philippines、the Netherlands)。普通の国名(Japan、France)は無冠詞。a・an は国名にはつかない。無冠詞の Philippines は誤り。
【覚える】the United States/the Philippines/the Netherlands/the UK(複数形・連合の国名は the)。 - 7We went boating on Lake Biwa last weekend.
答えa 無冠詞
訳先週末、琵琶湖でボート遊びをした。
解説Lake+名前の湖は無冠詞(Lake Biwa、Lake Michigan)。川・海・海洋には the がつく(the Thames、the Pacific)ので、湖と川の区別が狙われる。a・an は固有名詞の湖にはつかない。
【覚える】無冠詞:Lake 〜/Mt. 〜/〜 Station、the:川・海・山脈・砂漠。 - 8In this job, you are paid by hour.
答えa the
訳この仕事は時給制だ。
解説by the+単位=〜単位で(by the hour、by the dozen、by the kilo)。決まった型。an hour の発音につられて an を選ばない。a・無冠詞もこの意味では使わない。
【覚える】be paid by the hour(時給で)/sell by the dozen(ダース単位で)。 - 9The police officer caught the thief by arm.
答えc the
訳警察官は泥棒の腕をつかんで捕まえた。
解説動詞+人+前置詞+the+体の部分(catch 人 by the arm)。人(the thief)を先に言ったので、体の部分は所有格(his)にせず the にするのが決まった形。its は人に使わない。an arm・無冠詞は不可。
【覚える】catch 人 by the arm/pat 人 on the shoulder/look 人 in the eye。 - 10Could you give me information about the tour?
答えb some
訳そのツアーについての情報をいくつかいただけますか。
解説information(情報)は不可算名詞なので、an・a(1つの)・many(多くの)は使えない。量をぼかす some を使う。数えるなら a piece of information。
【覚える】不可算:information・advice・news・furniture・baggage(a piece of 〜 で数える)。 - 11There was long silence after he finished speaking.
答えa a
訳彼が話し終えた後、長い沈黙があった。
解説silence は本来不可算だが、形容詞がついて「ある長さの1回の沈黙」になると a がつく。have a good time と同じ考え方。the は「その沈黙」になり、初出の文脈に合わない。an は long の前で発音上不可。無冠詞では「1回の長い沈黙」という区切られた出来事が表せない。
【覚える】a long silence/a good time/a heavy rain(形容詞+不可算で「1回・1種」)。 - 12most students in my class have smartphones.
答えa 無冠詞
訳私のクラスのたいていの生徒はスマートフォンを持っている。
解説「たいていの〜」は most+名詞で無冠詞。The most は最上級(最も〜)になる。A・An は複数名詞の students とは使えない。英作文でも頻出の誤り。most of the students なら the が入る。
【覚える】most 名詞=most of the 名詞=たいていの〜(the most は最上級)。 - 13telephone was invented in the 19th century.
答えb The
訳電話は19世紀に発明された。
解説発明・絶滅など、種類全体を1つの物として扱うときは the+単数。A telephone だと「ある1台の電話」が発明されたことになる。An は telephone の前で発音上不可。無冠詞の単数は可算名詞なので不可。
【覚える】The telephone was invented by 〜(発明は the+単数)。 - 14He became vegetarian when he was twenty.
答えa a
訳彼は20歳のときにベジタリアンになった。
解説身分・職業も可算名詞の単数なので a が必要(He became a vegetarian.)。日本語に冠詞がないので落としやすい。the は「その菜食主義者」になり不自然。an は vegetarian(子音で始まる)の前で不可。
【覚える】become a doctor/a vegetarian/a member(身分・職業の a)。 - 15My brother goes to school by bus.
答えd 無冠詞
訳弟はバスで通学している。
解説交通手段の by+無冠詞(by bus/by train/by car)。the・a・an はつけない。on the bus・in a car のように前置詞が変わると冠詞が必要になる。
【覚える】by bus/on the bus/in a car/on foot(手段の by は無冠詞)。
Ⅱ 下線部のうち誤りを含むものを1つ選べ
- 16I want(A) to study(B) the economics(C) at a university in(D) Tokyo.
答えc (C)
訳私は東京の大学で経済学を勉強したい。
解説学問名は一般を指すときは無冠詞なので、(C) the economics は economics にする。(A) want、(B) study は正しい。(D) in Tokyo も正しい。a university は「(どこかの)大学の1つ」で正しい。
【覚える】study economics/history/math(学問名は無冠詞)。 - 17My sister is an(A) university student and(B) wants to become(C) a(D) nurse.
答えa (A)
訳姉は大学生で、看護師になりたいと思っている。
解説university は /j/ の音で始まる(子音)ので、(A) an は a にする。(B) and、(C) to become は正しい。(D) a nurse は職業の a で正しい。
【覚える】a university student(an にしない)。 - 18We should(A) do more to protect(B) the nature(C) for future(D) generations.
答えc (C)
訳私たちは未来の世代のために、自然を守る努力をもっとするべきだ。
解説「自然」全般は無冠詞なので、(C) the nature は nature にする。society(社会一般)も同じく無冠詞。(A) should、(B) protect は正しい。(D) future generations(未来の世代)は無冠詞の複数で正しい。
【覚える】protect nature/in society(一般の意味では無冠詞)。 - 19The most(A) people in(B) this town work(C) for(D) the local factory.
答えa (A)
訳この町のたいていの人は地元の工場に勤めている。
解説「たいていの人」は Most people(無冠詞)なので、(A) The most は Most にする。the most は最上級(最も〜)になる。(B) in、(C) work は正しい。(D) work for 〜(〜に勤める)の for も正しい。
【覚える】Most people 〜(the most people は誤り)。 - 20She gave me a good advice(A) on(B) how to improve(C) my writing(D).
答えa (A)
訳彼女は文章をうまく書く方法について、よいアドバイスをくれた。
解説advice は不可算名詞なので、形容詞がついても a はつけられない。(A) a good advice は good advice(some good advice/a piece of good advice)にする。(B) on(〜について)、(C) improve、(D) writing は正しい。
【覚える】a piece of advice(advice は数えない)。 - 21My sister hopes(A) to(B) become a(C) nurse in near future(D).
答えd (D)
訳姉は近い将来、看護師になりたいと思っている。
解説「近い将来」は in the near future で、future に the が必要。(D) in near future は in the near future にする。(A) hopes、(B) to(hope to V)、(C) a(職業の a)は正しい。in future(the なし)は主にイギリス英語で「今後は」の意味。
【覚える】in the future(将来)/in the near future(近い将来)。
Ⅲ 空所に a・an・the のいずれかを入れよ。不要なら × を書け
- 22I saw old woman walking with her dog.
答えan
訳年配の女性が犬と歩いているのを見た。
解説初めて出てきた可算名詞の単数で、母音で始まる old の前なので an。冠詞は直後の語(形容詞があればその形容詞)の発音で決まる。woman だけなら a woman。
【覚える】an old woman/a young woman(直後の語の発音で決める)。 - 23sun rises in the east.
答えThe
訳太陽は東から昇る。
解説世界に1つしかない物(the sun・the moon・the earth)には the をつける。文頭なので The。in the east の the も方角の決まった形。
【覚える】the sun/the moon/the sky/the world(唯一のもの)。 - 24Mt. Everest is highest mountain in the world.
答えthe
訳エベレストは世界でいちばん高い山だ。
解説最上級は1つに決まるので the highest。Mt. Everest 自体は単独の山名なので無冠詞。in the world(世界で)の the も唯一のもの。最上級に a をつける形はない。
【覚える】the+最上級+in/of 〜。 - 25This is book I told you about yesterday.
答えthe
訳これが、昨日話した本だ。
解説後ろの修飾(I told you about yesterday)で、聞き手にも「どの本か」が1冊に決まるので the。a book だと「(話した本の中の)ある1冊」になって不自然。
【覚える】後ろの修飾で1つに決まる名詞→the。 - 26Jane studies at Harvard University.
答え×
訳ジェーンはハーバード大学で学んでいる。
解説人名・地名+University は無冠詞(Harvard University、Kyoto University)。the University of 〜 の形なら the がつく(the University of Tokyo)。
【覚える】Harvard University/the University of Tokyo。 - 27I'll be back in hour.
答えan
訳1時間で戻ってくるよ。
解説hour の h は発音しないので、母音で始まり an。つづりは h でも発音は母音なので a にしない。honest・honor も同じ。in an hour=(今から)1時間後に。
【覚える】in an hour=1時間後に(in は「今から〜後」)。
Ⅳ 指示に従って答えよ
- 28英訳せよ:犬は人間の最良の友だと言われている。
答えDogs are said to be humans' best friends.
解説採点ポイントは総称の表し方。総称は無冠詞の複数形 Dogs が最も無難。be said to be=〜だと言われている。It is said that the dog is man's best friend. のように the+単数も可。I like dog. のように可算の単数を裸で使うのは誤り。別解:It is said that dogs are man's best friends.
【覚える】総称は無冠詞の複数形(Dogs are 〜)が無難。 - 29英訳せよ:将来、私は医者になりたい。
答えI want to be a doctor in the future.
解説採点ポイントは2か所:職業の a doctor(a を落とさない)と、「将来」の in the future(the を落とさない)。want to be/become a doctor のどちらも可。別解:In the future, I want to become a doctor.
【覚える】become a doctor/in the future。 - 30(a) He went to school. と (b) He went to the school. の意味の違いを説明せよ。
答え(a) は学校に本来の目的(勉強)で行った・登校した。(b) はその特定の学校(の建物)へ行った。行った目的はこの文だけでは決まらない(授業以外の用事のことが多い)。
解説採点ポイントは本来の目的かどうか。(a) 無冠詞の school は本来の機能(勉強)を表し「登校した」。(b) the school はその特定の学校の建物・場所で、行った目的は文だけでは決まらない(授業以外の用事のことが多い)。bed・church・hospital も同じ。
【覚える】go to school(登校)/go to the school(その学校へ行く)。 - 31(a) I like chicken. と (b) I like chickens. の意味の違いを説明せよ。
答え(a) は「鶏肉が好きだ」(不可算=食材)。(b) は「ニワトリが好きだ」(可算=動物)。
解説採点ポイントは可算・不可算による意味の違い。(a) 不可算の chicken は食材の「鶏肉」、(b) 可算複数の chickens は動物の「ニワトリ」。同じ語でも意味によって数える・数えないが変わる。冠詞の第1ステップ「この文脈で数えるか」の典型例。
【覚える】chicken(鶏肉)/a chicken(ニワトリ)、paper(紙)/a paper(新聞・論文)。
冠詞の上級チートシート(a/the/無冠詞を論理で決める)(A4 2枚)