yapping
動詞yapの-ing形(動名詞・現在分詞) いま英語圏で流行っている言い方
「(たわいも
the act of talking a lot, often about unimportant things
どこで出てきたか
'Yapping' Is TikTok's New Favorite Word — Here's What It Means
『yapping』はTikTokのいま人気の言葉|その意味とは
To 'yap' is to have the ability to talk about anything. It's lower stakes than gossip but more intriguing than small talk. 『yap』するとは、何についてでも話せる能力のことです。ゴシップほど際どくはないけれど、世間話よりも引き込まれる話、という位置づけです。
2023年ごろからTikTokで広まったスラングが、yapping(しゃべりまくること)です。もともとは『話が長くて内容のない人』をからかう言葉でしたが、2024年に入ると、雑誌Bustleが特集記事を組むほど定着しました。記事では、yapは単なる無駄話ではなく『ゴシップほど際どくないが、世間話より引き込まれる話』だと説明されています。
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この語の芯
特に用事もないのに、延々と楽しそうにしゃべり続けること。
語源辞典Etymonlineによれば、yapはもともと1660年代、『(小型犬が)キャンキャン吠える』という意味の動詞でした(『吠える犬』を指す名詞としては、それより早い1600年ごろから使われています)。犬の鳴き声をまねた擬音語がもとになっているとされています。人間の『たわいもないおしゃべり』という意味で使われ始めたのは1886年ごろからで、その後1900年ごろのアメリカ英語では、yapが『口』そのものを指すスラングとしても使われるようになりました。
同じ語根の仲間 yap ((動詞)キャンキャン吠える、しゃべりまくる) yelp ((動詞)キャンと鳴く、悲鳴をあげる)
ここが面白い
yappingは、TikTok上で意味がひっくり返った珍しい語です。もとは『うるさくしゃべる人』をからかう言葉でしたが、2024年ごろから、よくしゃべる人を指して『yapper girl』と誇らしげに名乗る使われ方が広まりました。言語学者シルヴィア・シエラ氏は、Yahoo Newsの取材に対し、yapという語が女性のおしゃべりを狙って使われてきたことを示す証拠がいくらかあると述べたうえで、SNSの利用者たちはその過去を分かったうえで、いまはその『よくしゃべること』を前向きに讃え直していると説明しています。からかいの言葉が、数年で誇りの言葉に変わったわけです。
例文で確かめる
Sorry for yapping so much, I just got really excited about the trip.
しゃべりすぎてごめん、旅行のことで本当にテンションが上がっちゃって。
She's such a yapper, but honestly her stories are always fun to listen to.
彼女はほんとによくしゃべるけど、正直、話がいつも面白いんだよね。
Stop yapping and get to the point already!
しゃべってばかりいないで、もう結論を言ってよ!
この形で覚える
| yap about something | 〜についてしゃべりまくる |
| a yapper | よくしゃべる人 |
| yapping session | おしゃべりタイム |
| stop yapping | しゃべるのをやめる |
似た語とどう違うのか
| 語 | 意味 | yapping との違い |
|---|---|---|
| chat | おしゃべりする | chatは中立的で、誰にでも使える言葉。yapは、話がやや一方的で止まらないというニュアンスが強い。 |
| ramble | とりとめなく話す | rambleは話の脈絡がなく、まとまりがない印象。yapは脈絡よりも、とにかく声量とテンポが高い印象が強い。 |
| gossip | うわさ話をする | gossipは他人の話題が中心。yapは話題を問わず、とにかくしゃべること自体を指す、より広い語。 |
使うときの注意
- ここで間違える
- 初対面の人や目上の人に "You're yapping." と言うと、失礼に聞こえることがある。仲の良い友達どうしの軽口として使うのが基本。
- 使える場面
- 完全にくだけたSNS発のスラング。先生や面接など、あらたまった場では使わない。
- 発音・リズム
- 『ヤピング』に近い発音。yaの部分を高く短く発音する。
ミニコラム:『yapping』が教えてくれる、スラングの意味は変わり続けるという話
yapという言葉は、もとをたどると1600年ごろの英語にたどり着きます。語源辞典Etymonlineによれば、最初は小型犬が『キャンキャン』と吠える様子を表す語でした。犬の鳴き声をまねた音が、そのまま言葉になった、いわゆる擬音語です。それが1886年ごろには人間にも使われるようになり、『たわいもないおしゃべり』を指す言葉になりました。
2023年ごろ、この古い言葉がTikTokで再び注目を集めます。最初は『何を言っているのか分からないくらい、しゃべりが止まらない人』をからかう言葉として使われていました。ところが2024年に入ると、様子が変わります。雑誌Bustleが特集記事を組むほど言葉として定着し、さらに『yapper girl(よくしゃべる女の子)』と、自分から名乗る人まで現れました。言語学者のシルヴィア・シエラ氏は、Yahoo Newsの取材に対して、yapという語が女性のおしゃべりを狙って使われてきたことを示す証拠がいくらかあると述べたうえで、いまのSNS利用者たちは、その過去を知ったうえであえてよくしゃべることを前向きに讃え直していると説明しています。
犬の鳴き声をまねて生まれた語が、400年以上かけて形を変え、いまは誇りの言葉としても使われている。言葉の意味は、一度決まったら終わりではありません。新しいスラングに出会ったら、いまの意味だけでなく、少し前はどんな意味で使われていたのかも調べてみてください。
原田高志
確認クイズ
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Q1. 本文の説明によると、yapという語は、もともと何を表す語だったか。